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親和中学校・親和女子高等学校神戸親和女子大学神戸親和女子大学附属幼稚園
理事長メッセージ

新年度を迎えて

理事長

 今年も、厳しいコロナ禍の中、新年度を迎えました。親和学園では、大学は4月1日に、親和中学校は4月9日に、附属親和幼稚園は4月13日に、それぞれ新たに学生・生徒・園児を迎え入学式・入園式を挙行することが出来ました。改めて、教職員一同、教育・保育への責任の重さを痛感し、日々の教育活動に専心する気持ちを新たに致しました。
  さて、2020年度は、ほんとうに学校教育にとってかつて経験したことのない、いわゆる「破壊的変化」をまともに受けた年になりました。この変化はさらに現在も続いており、私たちは引き続き、教育の在り方について模索するというより「創造する」作業に取組んでいます。とくに、教育のデジタル化が急速に進んでおり、その対応、とくに教育課程の編成や授業の在りようについて、再検討を迫られています。4月より学園に「デジタル教育推進プロジェクト」を立ち上げ、学園におけるデジタル教育の理念・目標・内容について検討を始めました。オンライン授業だけでなく、日々の対面授業においてもデジタル機器の活用が一般化すると考えています。
  しかし、教育のデジタル化を万々歳の気持で推進することは間違いだと思っています。全ての教育課題の救世主とは考えていません。教育の基本である人と人との人間関係・信頼関係の醸成には、対面の授業やキャンパスの共有が不可欠だと考えています。とくに幼少期の教育においては、人間同士の”human communication”が子どもの成長発達の源泉であることを忘れてなりません。
  この観点から、これまでの対面の教育(授業も含めて)の質の向上をさらに「深化exploitation」(深堀)していく必要性を痛感しています。他方で、その教育理念を基底としてデジタル教育等、新たな教育の可能性を「探索exploration」(開拓)することにも注力していく所存です。いわゆる「両利きambidexterityの戦略」を採用して、親和教育の未来を切り拓いていきたいと考えています。
  それでも、親和教育においては、園児・生徒・学生ひとり一人の成長を誠実に支援するという基本理念は不動です。基本理念は堅持しながら、時代や社会に変化に対応する教育をしなやかに実践していく所存です。このような考えの下に、今後も、新型コロナウイルスの感染防止に万全を期しながら日々の教育に注力して参ります。みなさまのご理解とご支援をお願い申し上げます。

  追記
  このごあいさつをホームページに掲載する直前に、新型コロナウイルスの感染状況の悪化に伴い、兵庫県より大学に対して対面授業からオンラインによる遠隔授業に切り替えるようにとの要請がありました。大学では、この要請と現在の感染状況の深刻さを受けて、4月21日から5月7日まで一部の実習・実技科目を除いて、ほとんどの授業をオンライン授業で行うことと致しました。4月から新年度の授業が始まった直後の変更で、学生のみなさんにはほんとうに申し訳ないと思っていますが、現在は、なにより学生の安全・健康を守ることが最優先事項であると認識するとともに、感染防止に尽くすことが社会的な責任であると考えており、この点について学生・保護者の皆さんのご理解を得たいと思っています。オンライン授業については、昨年の経験を生かしながら、教育の質保証と向上に努めていく所存です。
  みなさまにおかれましても、この感染状況が深刻さを増している状況で、どうぞ感染防止に注力され、体調・健康管理にお努めになるよう祈念申し上げます。

2021年4月20日
学校法人親和学園
理事長  山根 耕平




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