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親和中学校・親和女子高等学校神戸親和女子大学神戸親和女子大学附属幼稚園
財務状況

2011(平成23)年度決算
2.事業報告書

目次


  1. 建学の理念等
  2. 教育目標
  3. 設置する学校・学部・学科等
  4. 設置する学校・学部等の入学定員、収容定員、在籍学生・生徒数
  5. 設置する学校・学部等の平成24年度入学者数
  6. 役員・評議員に関すること
  7. 教職員数等に関すること
  8. 学校法人の沿革

  1)神戸親和女子大学

  1. 教務関係
  2. 国際交流関係
  3. 地域交流・子育て支援関係
  4. 図書館関係
  5. 情報処理関係
  6. 教育研究センター
  7. 研究成果
  8. 入試関係
  9. 就職関係
  10. 奨学金関係
  11. 保健室関係
  12. 課外教育活動関係
  13. 通信教育部
  2)親和女子高等学校・親和中学校
  1. 教育
  2. 学校運営
  3. 進路指導
  4. 保健衛生関係
  5. 図書館
  6. 生徒募集
  7. 汲温会(同窓会)、育友会との連携
  8. 教職員の受賞
  3)施設等の状況
  1. 主な現有施設設備の所在地等
  2. 主な施設の取得又は処分計画及びその進捗状況

  4)対処すべき課題

  1)決算の概要と経年比較

  2)主な財務比率比較

  3)その他



2011(平成23)年度決算
1.収支決算
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はじめに

 私立学校経営を取り巻く外的環境は激変しております。

 先行き不透明な経済不況はもちろんのこと、私立大学のうち入学定員が未充足のところや、単年度帰属収支差額がマイナスのところが増加しており、しかも二極分化しております。

 中高一貫6年の女子中学校においては、少子化による生徒募集「市場」の縮小化、男子校の共学化に伴う域内私学間の競争激化、難関大学の入試競争による上位校への志願志向の高まりなどがいわれております。

 このような学校経営環境の平成23年度において、本学園は、旧来型のやりかたを前提にするのではなく、改めて基本に戻って学校経営を考え、中長期の展望に立った事業計画に軸足を置いた事業を展開しました。

 神戸親和女子大学においては、オンキャンパス教育とオフキャンパス教育の融合による質の高い教育研究活動を基本戦略に据え、初年度教育、専門教育、キャリア教育等の「親和教育」を推し進めました。
また、学生の教育環境を整備拡充する中長期計画の一環として新2号館の建築(9月竣工)、情報教育室の増床及び情報機器の更新などを実施しました。

 親和女子高等学校・親和中学校においては、「新しい時代にふさわしい教養ある女性の育成」である創立以来の教育目標の実現を目指し、六年一貫教育としての教科指導、生活指導、進路指導、課外活動などの充実に努めました。
また、高い学力を有する生徒の確保に向け広報活動を強化しましたが、全校一体としての改革にはなお時日を要していることもあり、生徒確保の現実はかなり厳しい結果となりました。

 財政面では、各設置学校において財政上の自律(立)の意識が浸透していく中で、財政状態の改善は着実に漸進しておりますが予断は許されません。

 今後に向け、建学の精神をより具現化し、地域・社会の負託に応える質の高い教育研究活動を持続するには、経営基盤の安定が不可欠であります。
各設置学校が自主的・自律的にそれぞれが持つ人的・物的経営資源を高次に活用してその特長を発揮できるよう、学校法人の経営改革に向けた取り組みを強化してまいります。

平成24年5月18日
学校法人親和学園
理事長 山根耕平



I. 法人の概要

1 建学の理念等

建学の理念

広い世界観と社会的行動力を持つ新しい女性の育成


校訓

・誠実を旨とし、言行に表裏なからむことを期すべし
・堅忍不抜の精神を持し、以て婦人の天職を尽くすべし
・温和従順の徳を本とし、忠恕の道を完うすべし


校章の由来

校訓の
  「誠実」を表すものとして中心に鏡  を象し
  「堅忍不抜」を表すものとして縁辺に菊  
  「温和」を象徴する葵  を縁辺に置いた


2 教育目標

○神戸親和女子大学の教育目標

(1) 大学設立目的

  本学は、社会の発展方向を広く視野におき、学芸に関する多様な教育研究を通して豊かな教養を培い、専攻に係る学識を深めることによって、総合的判断力をもち主体的に社会に対応できる人間を育成することを目的とする。

(2) 学部・学科の目的

学部・学科 学科の目的
文学部 総合文化学科 日本語運用能力・英語コミュニケーション能力を高め、異文化間の双方向的な交流・活動を行うことができる人材を育成する。
発達教育学部 児童教育学科 子どもの教育と発達に関する専門的知識と技能をもった実践力のある人材を育成する。
心理学科 多様な現代社会において、心理学の専門知識に基づき、自己及び人々の心の健康と生産的な人間関係の構築に貢献できる人材を育成する。
福祉臨床学科 社会福祉に関する専門知識と技能をもった人材、とりわけ、人々と共生の福祉の心をもった人材を育成する。
ジュニアスポーツ教育学科 子どもの抱える発達と教育の諸問題に対応できる専門知識と技能を有し、学校や地域社会においてスポーツ教育を担う人材を育成する。
教育専攻科 教育学専攻 学部における教育・研究の特色を生かしながら、さらに精深な知識を獲得し、かつ専門的研究を深める。
大学院 心理臨床学専攻 臨床心理学及びその基礎となる心理学分野での専門的研究を深めることを通して、心の発達を支え、心のケアを必要としている人々を支援する高度専門的職業人を養成する。
教育学専攻 教育に関する深く広い知見を培うとともに、教育現場において指導的役割を担う高度な専門的知識、課題解決能力と実践力をもった人材を育成する。

○親和女子高等学校・親和中学校の教育目標

 本校はその創立以来、新しい時代にふさわしい教養ある自立した女性の育成を目指し124年を経て現在に至る。
 女性の社会進出が著しい今日にあってもなお、女性のおかれた社会状況は厳しく、また、社会構造や生活様式の急速な変化に伴い、家庭・地域の教育力の低下が進むなかで、女性に求められる役割はますます重要性を増している。学力のみにととまらず、コミュニケーション能力、忍耐力、公共心などを備えた人間的な総合力の育成が急務である。
 本校は、そのような時代の求めに応じ、女性として豊かな人間形成に主眼を置く全人教育を推進することにより、次のような女性の育成をめざす。
○良識を持ち、さまざまな場面で自らの役割りを理解し、責任を全うすることができる女性
○広い世界観と積極的な行動力を持ち、社会に貢献できる女性

3 設置する学校・学部・学科等

(平成23年5月1日現在)
学校区分 学部 学科・専攻 設置認可年月日 設置年月日
神戸親和
女子大学
文学部 総合文化学科 平成14年5月29日 平成15年4月1日
発達教育学部 児童教育学科 平成16年11月17日
(届出受理)
平成17年4月1日
心理学科
福祉臨床学科
ジュニアスポーツ教育学科 平成19年6月25日
(届出受理)
平成20年4月1日
通信教育部  児童教育学科 平成18年1月31日 平成18年4月1日
通信教育部  福祉臨床学科
教育専攻科 教育学専攻 平成5年12月14日
(届出受理)
平成6年4月1日
大学院
文学研究科
心理臨床学専攻 平成13年12月20日 平成14年4月1日
教育学専攻

学校区分 課程名 学科 設置認可年月日 創設年月日
親和女子
高等学校
全日制課程 普通科 (新制)
昭和23年7月21日
(私立親和女学校)
明治20年10月5日

学校区分 課程名 学科 設置認可年月日 創設年月日
親和中学校 昭和22年4月1日 昭和22年4月1日

4 設置する学校・学部等の入学定員、収容定員、在籍学生・生徒数 (平成23年5月1日現在)

○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 入学定員 入学者数 収容定員 在籍学生数
文学部 60 52 240 249
発達教育学部 350 448 1,420 1,679
教育専攻科 15 5 15 7
大学院文学研究科 35 19 70 63
460 524 1,745 1,998
発達教育学部
(通信教育部)
入学 300 47 1,200 335
編入学 600 117 1,200 497
(注)4月入学生の募集は4月30日迄行っているため、最終確定は5月下旬になる。

○親和女子高等学校・親和中学校
(単位:人)
学部等 入学定員 入学者数 収容定員 在籍学生数
中学校 320 260 960 766
高等学校 全日制課程 普通科 256 960 847
516 1,920 1,613

5 設置する学校・学部等の平成24年度入学者数

○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 入学者数 入学定員 摘要
文学部 54 60  
発達教育学部 413 350  
教育専攻科 2 15  
大学院文学研究科 15 35  
484 460  
発達教育学部
(通信教育部)
入学 23 300 4月入学生の募集は4月30日迄行っているため、最終確定は5月下旬になる。
編入学 80 600

○親和女子高等学校
(単位:人)
課程・学科 入学者数 入学定員 摘要
全日制課程 普通科 250 320
中学時の募集人員は270名

○親和中学校
(単位:人)
課程・学科 入学者数 入学定員 摘要
230 320
募集人員は270名

6 役員・評議員に関すること (平成24年5月18日現在)

理  事 定員 現員 氏名
理事長 1名 1名 山根 耕平
常務理事 1名 1名 小川 雄三
神戸親和女子大学長 1名 1名 三木 四郎
親和女子高等学校長 1名 1名 向田 茂
評議員会選任 6名 5名 中藤 広、横家 恭介、松井 淳、
米津 佳子、大利 慶子
理事会選任学識経験者 4名 4名 鞍本 昌男、寺尾 滋明、
村元 四郎、大迫 弘和
総  数 14名 13名

監 事 2名 2名 白井 義人、古家 清子

評議員 定員 現員 氏名
神戸親和女子大学長 1名 1名 三木 四郎
親和女子高等学校長 1名 1名 向田 茂
理事会推薦教職員で
評議員会選任
17名 15名 山根 耕平、中藤 広、池田 秀史、
m尾 哲哉、柴田 茂、毛利 淳一、
横家 恭介、松井 淳、河合 修、
楠井 実、小田 和子、田村 薫、
丸山 治正、森崎 秀和、横谷 賢
設置学校卒業生で
理事会選任
10名 10名 米津 佳子、大塚 恵子、日下 裕子、
有本 三春、野田 暢子、大利 慶子、
志田 千恵、中西 直子、並河 京子、
宮本 佳世子
理事会選任学識経験者 10名 10名 小川 雄三、鞍本 昌男、寺尾 滋明、
村元 四郎、大迫 弘和、伊良子 序、
岩崎 拓治、釜本 貞男、国広 輝代、
村上 博子
総  数 39名 37名
(注)教員の人事異動に伴い、一時的な欠員があります。

7 教職員数等に関すること (平成23年5月1日現在)

(単位:人)
区分 神戸親和女子大学 親和女子高等学校 親和中学校 法人事務局 合計
教 員 本 務 76 39 29 - 144
兼 務 225 24 20 - 269
301 63 49 - 413
職 員 本 務 82 10 3 4 99
兼 務 29 9 0 0 38
111 19 3 4 137

8 学校法人の沿革

年 月 日 学校法人・学校・学部・学科等の変遷
【1887年〜1899年】
1887(明治20)年 10月5日 佐々木祐誓を中心に神戸市内元町善照寺内に私立親和女学校創立
1892(明治25)年 11月2日 友國晴子独力にて校名だけを継承して、神戸市下山手通6丁目に民家一戸を借り、自ら校長兼教員として学校経営に尽力
1895(明治28)年 12月 神戸市下山手通7丁目に校舎竣工
1899(明治32)年 8月 親和女学校認可
【1900年〜1959年】
1908(明治41)年 2月26日 私立親和高等女学校設立認可
9月12日 学則・校章制定、校訓改定
1910(明治43)年 7月6日 財団法人親和高等女学校を設立
1917(大正6) 年 5月 親和高等女学校 校歌を制定
1925(大正14)年 10月26日 校祖友國晴子逝去(68歳)
1937(昭和12)年 10月25日 親和学園創立50周年記念式典挙行
1947(昭和22)年 4月1日 学制改革により、新制親和中学校を併置
1948(昭和23)年 7月21日 親和女子高等学校設置認可
1951(昭和26)年 2月23日 私立学校法による組織変更が認可され、学校法人親和学園と改称
【1960年〜1999年】
1966(昭和41)年 4月1日 親和女子大学  (文学部=国文学科、英文学科)開学
1972(昭和47)年 4月1日 大学   文学部「児童教育学科」開設
1977(昭和52)年 4月10日 大学   附属図書館竣工
1987(昭和62)年 10月25日 親和学園創立100周年記念式典挙行
1987(昭和62)年 11月22日 大学   学生会館竣工
1989(平成元)年 3月29日 親和女子高等学校、親和中学校、法人本部が六甲(神戸市灘区)へ移転(神戸市中央区下山手通から)
1994(平成 6)年 4月1日 大学名を神戸親和女子大学に改称、「教育専攻科」設置
1995(平成 7)年 1月17日 阪神・淡路大震災発生 中学棟被災し使用不能となる
1997(平成 9)年 4月5日 中学棟、新運動場竣工
【2000年〜】
2000(平成12)年 11月27日 大学   厚生省「保育士を養成する学校その他の施設」の指定
(児童教育学科)
2002(平成14)年 4月1日 大学院文学研究科(修士課程「心理臨床学専攻」「教育学専攻」)開設
2003(平成15)年 4月1日 大学   文学部「総合文化学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」開設
2004(平成16)年 4月1日 大学   教育研究センターを開設
2005(平成17)年 4月1日 大学   発達教育学部(「児童教育学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」)の開設
2006(平成18)年 4月1日 大学   通信教育部(発達教育学部「児童教育学科」「福祉臨床学科」)開設
2007(平成19)年 7月1日 大学   三宮サテライトキャンパス「センタープラザ教室」開設
10月20日 学園   親和女子高等学校・親和中学校創立120周年記念式典挙行
2008(平成20)年 3月12日 大学   神戸市北区と地域連携協定を締結
4月1日 大学   発達教育学部(「ジュニアスポーツ教育学科」)を開設
4月1日 大学   「子育て支援センター」新設
2009(平成21)年 7月24日 法人   常任理事会を設置
9月20日 大学   6号館(スポーツ教育健康センター)竣工
2011(平成23)年 9月20日 大学   新2号館竣工



II. 事業の概要

 事業と財政の両面から短期実行計画と中長期の経営計画との整合という視点に立って、教育(事業)の発展と財務体質の強化に努めました。

 神戸親和女子大学では、「親和教育」の目標達成に向けた教育カリキュラムの見直しを行うとともに、多様なプログラムでの地域交流・子育て支援、海外から教育者を招聘しての国際教育フォーラム開催、東日本大震災の復興支援におけるボランティア活動などを実施した。さらに、就職率も大幅に向上し、教職・保育士への就職は前年度を上回る成果となりました。

 親和女子高等学校・親和中学校では、一人ひとりの生徒に応じたきめ細かな教育として、習熟度別授業・コース制・進路希望に合わせた補習・土曜学習会などの学力の充実強化、留学研修等を通じての国際理解教育、マナー講座、中学生と高校生が一緒になっての文化・体育のクラブ活動、公開学校行事の実施など「親和の全人教育」を推し進めました。

 各設置学校の事業の内容は以下のとおりです。


1)神戸親和女子大学

1 教務関係
  1. 新学務システム(Shinwa Smile.net)本格稼動
  2. 学習環境の向上(机・椅子の更新)
  3. カリキュラム見直し(学科科目・司書課程)
  4. 履修カルテのWeb化検討・準備
  5. 教員免許状更新講習の実施
2 国際交流関係

(1)海外の大学、他教育機関との交流

  1. 東北師範大学(中国)から1名、ソウル女子大学(韓国)から3名、蘇州大学(中国)から1名の計5名の交換留学生を受入れ。
  2. ソウル女子大学(韓国)受入れプログラムは、ソウル女子大学の寮の改修工事のため、受入、派遣とも中止した。
  3. ジョン・ミラー氏(トロント大学教授)を招へい教授として招へい
  4. 6月25日(土)、キャサリン・ルイス氏(アメリカ・ミルズ大学)による講演と、キンレイ・ヤンゾム氏(ブータン:ジグミ・ナムゲル小中学校副校長)、ティム・カミノ氏(カナダ:イズリントン初等中等学校副校長)、パク・チョンフン氏(韓国:ファラン小学校教育課程部長)、小泉美和子氏(神戸市立西落合小学校教員)の5人のパネリストにルイス氏も加わって、各国の教育・学校の特徴や授業改善についてシンポジウムを行った。
  5. 新規に華東師範大学と友好校協定を締結した。

(2)海外研修・留学

  1. 海外研修 7種 学部生75名参加
    海外英語研修(4名)、海外英語・文化研修(6名)、特別派遣留学(2名)、日本語教育実習<中国>(7名)、海外教育実地研究(16名)、海外芸術・教育研修(32名)、海外スポーツ教育・文化研修(8名)
  2. 海外研修・留学助成
    学習奨励及び海外研修助成を合わせて75名に支給
    神戸親和女子大学・すずらん会海外研修臨時貸与奨学金を2名に貸与
  3. 海外研修報告書を発行

(3)外国人留学生

  1. 外国人留学生懇親会(4月実施)
  2. 外国人留学生スピーチコンテスト(11月実施)
  3. 外国人留学生インターンシップ2名派遣(ひょうご大学連携推進協議会)
3 地域交流・子育て支援関係

(1)公開講座

  1. 文学・文化教養講座の公開講座の発展版を、鈴蘭台キャンパスで24講座、三宮サテライトキャンパスセンタープラザ教室で1講座を開講した。
  2. 心理系講座として、「楽しむ心理学講座」「音楽療法講座(初級編・中級編)」「アートセラピーの体験と応用」を開講した。
  3. 保育専門職のための赤ちゃん学講座を三宮サテライトキャンパスセンタープラザ教室で開講。
    一般52名、学生35名、合計87名が受講した。
  4. 「6号館 スポーツ教育健康センター」を利用した講座「健康運動教室I・II」(50歳〜60歳対象)を開講。
    合計35名が受講した。

(2)地域交流

  1. 地域交流プログラム
    「キッズオープンキャンパス2011」を行い、約650名の入場者があった。
    「ものづくりフェスティバル2011」を行い、近隣の子どもとその保護者約250名の参加があった。
    「星空観察会(春・秋)」を本学グラウンドで実施。103名の参加があった。
  2. KSスポーツクラブ
    KIDSスポーツ教室では、各クラブ生が小・中学生または高校生を対象に、スポーツ指導を通じて交流を深めた。
  3. 神戸市北区との連携プログラム
    「歌舞伎体験教室」を開講した。
  4. 神戸市北区との協力プログラム
    「小学生ふれあいドッヂボール大会」、「ふれあいソフトボール大会」、「ふれあい綱引き大会」に協力した。
  5. 補完教育講座
    昨年度に引き続き、「保育園・幼稚園採用試験のためのピアノレッスン」「初心者のためのピアノレッスン」を開講した。

(3)学生ボランティア

  1. ボランティア登録数972名、ボランティア活動者数(述べ数)2,248名であった。
  2. 主なボランティア活動先
    神戸市北区「きたきたまつり」、淡河八幡神社「村祭り・子どもみこしまつり」、森林植物園「とんどまつり」、六條八幡宮「福娘厄除け祭」 他。

(4)子育て支援センター『すくすく』

  1. ディリープログラム
    午前の部 9時45分〜12時15分(月曜日〜木曜日)
    午後の部 13時   〜15時30分(月曜日〜金曜日)
    に、年間4,283名(のべ数)の親子が参加。学生ボランティアは、614名が活動を行った。
  2. ウィークリープログラム
    10時30分〜12時(金曜日)に、年間1,050名(のべ数)の親子が参加。学生ボランティアは、544名が活動を行った。
  3. スペシャルプログラム
    「わくわくクッキング」、「わくわくパパクッキング」、「すくすくワーキング」、「すくすくDEパパとあそぼう」、「すくすく絵本ライブラリー」、「ダウン症児子育て支援講座」等に、年間1,004名(のべ数)の親子が参加した。
    「ダウン症児子育て支援講座」は同じ障害のある子どもの家族が集う場としても重要な役割を果たしており、その10年間の社会貢献活動の成果が認められ、神戸市の「平成23年度こうべユース賞」を2月に受賞した。
  4. 講演会
    「新沢としひこ氏講演会」【第9回クリエイティブ保育講座(子ども教育研究所主催)と共催】を5月
    29日(日)に開催し、400名を超える入場者があった。
  5. 子育て支援センター『すくすく』の案内リーフレットを作成・配付した。
4 図書館関係
  1. 図書館入館者が年々増加している。理由として、開館日数(通信教育部生のための特別開館)が増加し、さらに、夜間入館者が増えたことによるものとみられる。貸出冊数、人数は昨年より減少。
  2. 図書館資料の複写は昨年同様、減少傾向にある。マルチメディア室のPCが16台増加しており、資料の入手は、インターネットを活用し、それをPCでプリントアウトすることが主流となっている。
  3. 相互利用は、他館への依頼件数は昨年度の20%増、他館からの受付件数は昨年度の23%増、機関リポジトリーやその他の公開されている電子化された資料の利用の増加はしているが、特殊な資料の依頼・受付・貸借が増加している。
  4. 図書館館内ツアーについては、1回生全員対象の「基礎演習」の1コマとして担当教員が行い、館内案内を館員が受け持った。図書館文献情報検索講座を4月〜12月に実施、大学院対象の有料データーベース講習会(6名)、ゼミ対象の中級講座(10ゼミ108名)、合計114名が受講した。
5 情報処理関係

(1)情報処理教育センターの利用学生数は、昨年度の5%増(平均379名/日、最多590名/日)

(2)資格対策講座は、MCAS「Word」2講座と「Excel」3講座、P検定3級1講座を実施。

  • MCAS検定試験合格者:143名(合格率97%)、P検定合格者:15名(合格率83%)

(3)教育環境の改善

  1. 学生用端末の入れ替え(リースアップ)
  2. 一般講義が可能なPC教室の設置(座席72、PC50)
  3. PCの増設(図書館、情報処理教育教室)
  4. 教室内ネットワークの強化

(4)戦略的大学提携支援プログラム事業

  • 基礎データ構築

(5)事務環境整備

  1. 職員端末65台入れ替え(リースアップ)
  2. SCOM(教職員グループウェア)サーバの更新
6 教育研究センター

教育研究センターは本学の教育研究の充実・発展とともに、関連機関と連携して社会の発展に資することを目的に開設し、子ども教育研究所、人権教育研究所、福祉・障害児教育研究所、高等教育研究所、言語・文化研究所の5研究所からなる。
平成23年度は、これらの研究所で講演会・シンポジウム・研修会等を開催し、約700名が参加している。内訳は以下の通りである。

  1. 子ども教育研究所は、1シンポジウムを実施し、210名が参加した。
  2. 人権教育研究所は、学内向けに2回の講演会を開催し、計162名が参加した。
  3. 福祉・障害児教育研究所は、2回の講演会を開催し、計120名が参加した。
  4. 高等教育研究所は、学内向けに授業参観検討会を大学全体及び学科別に実施し、約110名が参加、FD研修会も大学全体及び学科別に実施し、約100名が参加した。
7 研究成果
  1. 「神戸親和女子大学 研究論叢 第45号」
  2. 「児童教育学研究 第31号」「教育専攻科紀要 第16号」合冊
  3. 「言語文化研究 第6号」
  4. 「教育研究センター紀要 第7号」
  5. 「福祉臨床学科 第9号」
  6. 出版助成による成果
    「Reflections on Chomsky's Strong Minimalist Thesis II」 鈴木憲夫 教授 著
8 入試関係

(1)平成24年度の入試結果

  1. 学部入試では志願者数はのべ志願者で2,002名で昨年度から669名の減少であった。入学者数は467名で、定員に対して1.13倍という結果であった。
  2. 入試区分別にみると、指定校推薦入試の絞り込み(基準の厳格化)により、専願入試で27名の入学者の減少を見るなど、前年度の推薦入試入学者の割合の増加を抑制するとの課題に対しては一定の成果を見たが、昨年度の入試状況の高倍率から一般入試(特に中期・後期入試)、センター利用入試が前年度から大きく志願者を減らした(昨年から約65%の減少)。次年度の課題となる。
  3. 編入学入試は、児童教育学科の入学定員がなくなったことで、提携短大からの推薦編入学のみ募集をおこなった。これにより、編入学による入学者は4名と、昨年の15名から大きく減少した。
  4. 大学院入試では、心理臨床学専攻が、志願者16名、入学者6名、教育学専攻が志願者15名、入学者13名であった。

(2) 夏のオープンキャンパス

生徒の来場者数は、1,498名で、保護者の662名をあわせると2,160名で前年度から246名の増加を見た。高校1・2年生の参加者が増加傾向にあることが顕著にみられたこと、入試対策プログラムの参加者が増加したことが特長的であった。

(3) 平成24年度の入試改革

2月、3月入試の志願者の伸び悩みを受けて、センター利用入試の在り方を再構築したい。ボーダーラインの見直しと安定した入学者数の確保、国公立大併願者の入学促進に向けた奨学金の整備を図りたい。また、総合文化学科では、留学生向けの広報にも力を注いでいくことが肝要になる。

9 就職関係
  1. 公立小学校教員・中学校(英語)教員(正規)採用試験合格者数は41名、公立幼稚園教諭・保育士(正規)採用試験合格者数も20名でありいずれも昨年を上回っている。また、私立を含む幼稚園・保育園就職者数は、昨年を上回っており、教職・保育士への就職は順調である。
  2. 厚生労働省と文部科学省の共同調査による平成23年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」では、大学卒業予定者の内定率は昨年度より上昇した(平成24年2月1日現在)となっている。本学の平成23年度の全体の就職率は92.2%であった。
  3. 就職部では、ガイダンスや多くの行事、講座で学生の就職活動をサポートしているが、個人面談等、きめの細かいサポートに特に力を注いでいる。
10 奨学金関係

(金額単位:千円)
奨学金制度の種類等 対象人数(名) 給付・貸与金額
一般学生を対象 授業料免除 7 4,650
貸与奨学金・臨時貸与奨学金
緊急貸与奨学金
10 (注1) 6,615
植田奨学金 0 0
学習奨励・スポーツ奨励
特別プログラム学習奨励
55 29,370
奨励奨学金、学長賞 29  (注2) 2,470
姉妹免除、沖縄奨学金 19 2,155
小計 120 45,260
留学生を対象 所定の学習要件を充足した留学生に対する
    授業料免除
    給付奨学金
67 12,156
59 20,110
住宅補助金 9 1,270
小計 135 33,536
合計 255 78,796
(注1)平成24年3月31日現在の貸与残高は42,525千円
(注2)団体の対象はありません


11 保健室関係

(1)定期健康診断

  1. 受診者数 学生:1,919名、教職員:170名
  2. 受診率 学生: 97.5%、教職員:94.4%

(2)学生相談

  1. 精神科校医、カウンセラー3名が心理相談に対応
    年間利用者数(延べ数) 305人
  2. 学生相談室のピーアールを目的に、年3回(5月・11月・12月)イベントの実施
  3. 学生相談室便りの発行
  4. 教職員向け講演会の実施

(3)保健室における応急対応

  • 年間利用者数 1,077人

(4)教職員対象にインフルエンザ予防接種の集団接種実施

  • 接種者数 78名
12 課外教育活動関係
  1. 文化・学術・体育・ボランテイア活動や大学祭など多岐にわたる自主的活動については、学生生活における自立性・社会性の育成、学生相互の啓発等、人格形成上の教育効果を期待して振興している。
  2. 課外活動団体競技では、ソフトボール部が全日本大会ベスト8に入るなど活躍。バレーボール部・サッカー部・テニス部・ソフトテニス部・バスケットボール部・ラクロス部は、関西リーグでの活躍も目立った。また、放送局はNHK全国放送コンテストの音声CM部門で本戦に進出する優秀な結果を残した。
  3. 個人では、テニス部員が全日本学生室内テニス選手権での準優勝やプロが出場する大会での活躍など、各大会で好結果を出し活躍した。ソフトボール部では、アジア選手権大会の韓国代表に選出された部員と全日本大学女子選抜チームに選出された部員が国際大会において活躍した。
  4. 女子サッカークラブチームに所属する学生が日本女子選抜チームに選出され、国際大会において活躍した。
  5. ボランティアでは、多彩なボランティア経験を持つ学生が、アジア陸上競技選手権兵庫・神戸大会や神戸マラソンのボランティアリーダーを務めるなど重要な役割を果たし、今までの社会貢献活動が評価され、2月に「こうべユース賞」を受賞した。
  6. ゼミ単位で活動しているオペレッタボランテイア公演グループは、保育園・幼稚園・小学校等を中心に出張公演し、高い評価を得ている。3月には、宮城県塩竈市立新浜町保育所で出張公演を行い震災復興支援にも取り組んだ。
13 通信教育部

(1)入学者数及び科目等履修生在籍者数

  1. 平成23年度入学者数
    4月入学
    10月入学
    児童教育学科 92 33
    福祉臨床学科 111 50
    203 83
  2. 科目等履修生在籍者数 721人
    (協定26大学 527名、本学通学部 118名、一般4月入学 26名、10月入学 50名)

(2)スクーリングの開講

  • 期間 平成23年4月〜平成24年2月、開講科目数 130科目、受講者数 延べ4,841名

(3)科目修了試験の実施

  • 期間 平成23年4月〜平成24年2月、実施回数 12回、受験者数 延べ10,410名

2)親和女子高等学校・親和中学校

1 教育

(1)学力の充実強化

  1. 中学校で英語・数学の習熟度別授業を実施した。
  2. 高校1年で理系・文系、高校2年で理I 理II 文I 文II、高校3年で理I 理II 理III 文I 文II 文IIIのコース制を実施した。
  3. 生徒の進路希望に合わせて補習を実施した。
    (夏期・冬期・春期休業日、土曜日、放課後)
  4. 基礎学力強化のための指名補習を実施した。(主に定期考査後の放課後)
  5. 外部の各種模擬試験を実施した。
    (主に放課後、土曜日 高3 マーク模試、記述模試、センタープレテスト等、中1〜高2 実力考査)
  6. 土曜学習会を実施した。(数学 本校卒業生もサポーターとして参加)

(2)国際理解教育の充実

  1. オックスフォード大学英語・文化研修を実施した。
    7月4日〜17日 高校2年生 46名参加
  2. メルボルン短期交換ホームステイを実施した。
    派遣 7月29日〜8月18日 高校1年生 9名参加
        オーストラリアの家庭生活を送り、MacLob校に通学
    受入 11月25日〜12月13日 MacLob校生8名参加
        本校から留学した生徒8名の家庭がMacLob校生を受け入れ、留学生が本校に通学
  3. 異文化体験旅行 隔年実施
    平成24年実施に向け、モンゴルへ現地下見調査を行った。

(3)研修旅行の実施

  1. 高2研修旅行 台湾方面 4泊5日 10月3日〜10月7日 296名参加
  2. 中3宿泊旅行 沖縄方面 3泊4日 10月12日〜10月15日 251名参加
  3. 中2宿泊旅行 岐阜方面 2泊3日 9月28日〜9月30日 252名参加
  4. 中1オリエンテーション合宿 グリーンピア三木 1泊2日 5月26日〜27日
  5. 高1、高2スキー訓練 信州志賀高原 一ノ瀬スキー場 3月11日〜14日

(4)クラブ活動(文化クラブ20、体育クラブ10)

全校生の約55%が文化クラブ、約25%が体育クラブに所属し、中学生と高校生が一緒になって、クラブ活動に取り組んだ。以下は主な活動成果である。

演 劇 部 兵庫県高等学校総合文化祭演劇部門発表会 優良賞受賞
ギター部 第41回全国高校ギターマンドリンフェスティバル 優秀賞
兵庫県私学連合音楽会 優秀賞
コーラス部 (高校) 兵庫県合唱コンクール 銀賞
(中学) NHK全国学校音楽コンクール兵庫大会 銀賞
      兵庫県合唱コンクール 金賞
      MBS子供音楽コンクール西日本大会 優秀賞
書 道 部 高野山競書大会 特別賞
第12回「宇野雪村賞」全国書道展 (学生の部)特別賞
第35回兵庫県高等学校総合文化祭書道展 全国総文推薦賞
第44回兵庫県私学連連合会書道展 特選
芦屋市書道展 芦屋市書道協会特別賞
映画部 第6回高校生映画コンクール(映画甲子園2011) 佳作「神様?」
卓球部 兵庫県高校総体 ダブルス 近畿大会出場
バドミントン部 (高校) 神戸市高校新人大会 団体戦優勝 個人の部 ダブルス優勝、シングルス優勝
ハンドボール部 (高校) 高校総体近畿大会 結果ベスト8
ソフトテニス部 (高校) 吉村杯(県高校ソフトテニス団体戦) 第3位
(中学) 第11回のじぎく神戸地区大会 第5位

(5)ボランティア

  1. ワークキャンプ(福祉体験学習)に参加した。
    7月27日〜29日 10名  8月3日〜5日 5名  8月10日〜12日 16名
  2. 介護講座を実施した。
    3月13日〜14日 7名

(6)公開学校行事の実施

  1. 文化祭(5月3日) 約5,900名
  2. 体育祭(9月23日) 約2,900名
  3. 音楽会(11月12日) 約1,300名

(7)その他

  1. 中学2年生対象マナー講座を実施した。
  2. 演劇鑑賞
    (高1)劇団四季 2月15日
    (中学) 狂言 2月17日
  3. 歌舞伎鑑賞教室(高2) 6月16日

(8)保護者対象のセミナー

  1. 中1保護者対象 思春期セミナー 年3回 6月、10月、1月
  2. 中2保護者対象 思春期セミナー 年1回 1月
2 学校運営
  • 平成22年度学校評価表を取りまとめた。
3 進路指導
  1. 進路説明会を実施した。
    高3 生徒・保護者対象進路説明会 4月16日  センター試験説明会 9月6日
    高2 進路説明会 5月31日
  2. 9大学18名の講師を招いて「学びゲーション11」を実施した。
    高2全員と高1高3の希望者(7月15日)
  3. 平成24年度大学合格実績
      学校名 合格者数   学校名 合格者数
    国立大学 京都大学 2 私立大学 関西学院大学 78
    神戸大学 8 関西大学 38
    大阪大学 4 同志社大学 28
    大阪教育大学 6 立命館大学 29
    香川大学 3 神戸親和女子大学 27
    兵庫教育大学 1 甲南大学 44
    奈良女子大学 1 甲南女子大学 36
    その他 6 近畿大学 32
    国立大学計 31 神戸女学院大学 32
    公立大学 兵庫県立大学 8 武庫川女子大学 21
    大阪府立大学 3 京都女子大学 19
    大阪市立大学 3 神戸薬科大学 16
    神戸市立外国語大学 2 神戸学院大学 12
    滋賀県立大学 1 同志社女子大学 11
    京都府立大学 1 龍谷大学 9
    鳥取環境大学 1 兵庫医療大学 8
    その他 4 大阪工業大学 8
    公立大学計 23 その他 100
    国公立大学合計 54 私立大学等合計 548
4 保健衛生関係
  1. 中学1年生を対象に脊柱側わん症検診を実施した。
  2. 健康管理、緊急時対応に役立てるための保健調査を実施した。
  3. 中学生対象に学年ごとに講師(医師)を招き、性に関する講演会を実施した。
  4. 生徒健康診断を実施した。(眼科、内科、耳鼻科)
  5. カウンセリング体制
    ゆうルームで、カウンセラー3名、相談員2名(神戸親和女子大学大学院卒業生)が交替で常駐し、生徒・保護者との相談活動を行った。
5 図書館

生徒・教職員にとって利用する価値があり、利用しやすい図書館であることを最大の目標とした。
書籍購入では,教科関係の効果的な予算消化を促すとともに、図書館職員が選書を行う一般図書購入においては、図書館教員と司書が随時会議を持って、良質でバランスのとれた図書購入・叢書形成を進めた。
将来の蔵書10万冊体制を目指して、図書館内の有効スペースの確保にも努め、新しい書架も設置した。
生徒の学習利用の促進にも留意しており、図書館利用の授業やHR活動では、書籍・資料の提案や確保で実績を積むことができた。

6 生徒募集
  1. 中学入試説明会を実施した。
    本校主催 塾対象 校内1回  参加塾数 50塾
    保護者対象 校内9回  参加者数 計1000名
    保護者対象 校外2回  参加者数 計200名
  2. サマーオープンスクール2011を7月31日に開催した。
  3. 中学入試志願者状況
    前期募集約240名 志願者244名 後期I 募集約20名 志願者273名 後期II募集約10名 志願者231名
7 汲温会(同窓会)、育友会との連携
  1. 汲温会主催の茶道・華道教室を実施(毎週水曜日 汲温会館茶室)
  2. 文化祭に参加、協力してもらった。(育友会バザー・汲温会バザー等)5月3日
  3. 汲温会会員の指導による茶道教室を実施した。(中学1年生 6月〜3月 5回 汲温会館)
  4. メルボルン交換留学生に対し茶道教室を開催(11月 汲温会館)
8 教職員の受賞
  • 小川健三 平成23年度神戸市体育協会 運営功労賞(ハンドボール)
  • 丸茂康子 平成23年度神戸市中学校 優秀指導者賞(ハンドボール)

3)施設等の状況

1 主な現有施設設備の所在地等

所在地
施設等
面積等(u)
取得価格(千円)
帳簿価格(千円)
神戸市北区 大学
  校舎敷地・運動場等 34,992 1,190,626 1,184,417
  校舎6棟 16,885 3,785,248 1,947,970
  図書館 2,739 638,573 202,602
  学生会館 3,780 824,545 491,416
  体育館 1,811 196,635 97,157
  クラブ部室 1,162 255,216 151,193
  学生寮 1棟 233,193 124,122
神戸市灘区 高等学校・中学校
  校舎敷地・運動場等 34,649 8,003,515 8,003,515
  校舎 23,600 4,151,954 2,169,406
(注)神戸市灘区に高等学校・中学校校地の緩衝地 3,588u 簿価882百万円を所有しています

2 主な施設の取得又は処分計画及びその進捗状況

(1)主な施設の取得関係

 【神戸親和女子大学】

  1. 2号館増築工事
    工事概要
      事業規模:延べ面積 1,089.37u
      建物概要:鉄筋コンクリート造  地上3階(一部地下1階)
      工期:平成22年12月〜平成23年9月
      工事金額:336,000千円
  2. 3号館空調改修工事
    工事概要
      事業規模:太陽光発電装置 10KWH ※太陽光パネル42枚(245w)  吸収式冷温水機 3台
      工期:平成23年8月〜平成23年9月
      工事金額:39,900千円
  3. その他の施設関係
    ・三宮センタープラザ空調機増設工事 等

 【親和女子高等学校・親和中学校】

  1. 管理棟被服室系統空調機器更新工事  4,780千円
  2. 校内放送機器 地デジ対応改修工事  3,780千円
  3. その他の施設関係
    ・校内各所窓手摺新設並びに塗装工事、高校棟ファインコイルユニットフィン洗浄工事等

(2)主な施設の処分関係

  • 本年度には、報告すべき施設の処分はありません。

4)対処すべき課題

 伝統ある親和学園を永続的に発展させ、その教育理念を実現するために、中長期的な展望に立った10年構想のもと5カ年計画に軸足を置いた学校経営を推し進めていますが、私立学校を取り巻く環境に多くの変化があります。
 時代・社会の変化と経営資源の変化を読み、機動的かつ的確に事業戦略に反映することが求められています。
 過去3年間は、財政健全化と責任ある経営体制を教育研究活動の基盤とすることに傾注してまいりましたが、厳しさを増す私学経営環境で、本学園が勝ち残り長期に亘り安定的に発展し、不確実性というリスクに対応する改革の中でも人財に係る人事・給与制度の改革が課題であります。

【神戸親和女子大学】

1 国際交流関係
  1. 海外研修参加費用における学生の負担が増えており、参加者への研修費用の補助を整備する必要がある。
  2. 留学ビザ申請後の休学等、留学生の生活面でのさらなる指導が求められる。
2 図書・情報処理関係
  • 平成24年度は、図書館システムリニューアルを行う。図書館システム機能、性能の向上により業務効率化と利用者向けサービス向上を図る。
3 入試関係
  1. 一般入試・センター利用入試の志願者数の増加、推薦入試の入学割合の適正化が課題。
  2. 総合文化学科では、留学生の志願者を確保することが課題であり、対日本語学校を中心とした広報活動を展開していきたい。
4 就職関係
  1. 講座の充実、就職ガイダンスの内容精査、個人面談の徹底を図り、就職率のさらなる向上をめざす。
  2. 指導教員(ゼミ)との連携を図り、学生の活動状況把握に努め、その状況(活動停滞等)によって必要な就職指導を施せるようにする。
  3. フィールドスタディ支援室との連携を図り、学生の資質向上と企業との結びつきを強化しなければならない。
  4. 教職関係においては、教職課程・実習支援センターと密に連携し、実習・学内セミナー及び委託講座等、トータルで支援を行い、さらなる合格者アップを目指す。
5 施設関係
  1. 学内の環境面、安全面を総合的に検討し、耐震診断補強は従前からの計画に基づき実施していく。
  2. 学習環境の向上を図るため、講義室の机・椅子の更新やマルチメディア整備を行う必要がある。

【親和女子高等学校・親和中学校】

  1. 志願者の確保
    本校に入学して充実した中高生活を送ることを希望する志願者を増やすこと。
    本校の教育の魅力を再確認し、外部へ発信する。
  2. 学力の向上策
    保護者、生徒が学校教育に求めるものの一つとして、上級学校への進学に必要な学力を付けることがあげられる。
    入学してくる生徒の力に応じ、一人ひとりにしっかりとした学力をつける学校のシステムを絶えず検証、改良して、難関国公立大学・私立大学への進学実績を上げること。
  3. 施設設備の老朽化
    本校は平成元年に現在の場所に移転・新築し、23年を経過している。これまで台風等による損壊の応急修理を必要に応じ行ってきたが、施設設備の老朽化が進んでおり、これらの改修、維持管理が課題となっている。
  4. 今後の本校の方向性
    これら(1〜3)の課題を踏まえ、今後の本校の方向性について内部検討を始めた。


III. 財務の概要

 学校法人会計基準についての説明はこちら
 

1)決算の概要と経年比較  ※経年比較のページへ

  1. 貸借対照表
  2. 収支計算書

2)主な財務比率比較  ※経年比較のページへ

3)その他

1 有価証券の状況

区分 銘柄 数量(口) 貸借対照表上計上額(円) 評価算定時価(円) 計上科目
債券 ユーロ円建債券 2 77,000,000 87,210,000 有価証券
2 77,000,000 87,210,000
(注)契約証券会社による評価または算定した情報に基づいています。

2 借入金の状況

借入先 借入金残高(円) 利率(%) 返済期限 資金使途
日本私立学校振興・共済事業団 132,200,000 3.25 平成27年9月 校地拡充
日本私立学校振興・共済事業団 429,750,000 3.0 平成32年9月 校地校舎改修等
日本私立学校振興・共済事業団 225,000,000 3.0 平成33年9月 校舎建築
日本私立学校振興・共済事業団 241,740,000 1.9 平成41年3月 校舎建築
日本私立学校振興・共済事業団 61,000,000 1.9 平成42年9月 校舎建築
日本私立学校振興・共済事業団 207,000,000 1.7 平成43年9月 校舎建築
合 計 1,296,690,000

3 寄付金の状況

寄付金の種類 寄付者 金額(円) 摘要
特別寄付金 育友会、卒業生 2,410,279 新2号館ピアノなど
一般寄付金 卒業生 200,000
現物寄付金 卒業生、父母の会、教員等 4,757,742 植栽など

4 補助金の状況 (単位:千円)

(単位:千円)
補助金の種類 大学 高等学校 中学校 合計
国庫補助 私立大学経常費補助金 246,469 246,469
大学改革推進等補助金 11,561 11,561
私立学校施設高度化推進事業費補助金 824 824
258,854 258,854
地方公共団体補助 神戸市地域子育て支援拠点事業「ひろば型」事業費補助金 4,952 4,952
結核予防費補助金 177 84 261
神戸市私学振興助成金 3,032 3,032
私立学校経常費補助金 244,599 178,593 423,192
私立学校経常費特別補助金 300 600 900
生徒授業料軽減補助金 4,060 4,060
5,129 252,075 179,193 436,398
その他 兵庫県私立中・高等学校人権教育推進費分配金 30 30 60
私学振興協会入学資金貸付金利子補給
がんばろう東日本アート支援助成事業 500 500
就学支援金事務委託費 229 229
500 259 30 789
合  計 264,483 252,334 179,223 696,041
(注)各項目ごとの金額は千円未満を切捨て

5 関連当事者等との取引の状況

属性 役員名 取引の内容
理事 山根耕平 借入金および車両リースの連帯保証 
(注)当法人の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金1,296,690千円および未経過リース料2,629,410円に対して、当法人理事長山根耕平が連帯保証人になっている。なお、保証料の支払は行っていない。

6 学園創立120周年 校祖友國晴子先生記念奨学金

平成24年3月31日現在での給付累計額は 800千円で給付枠残高は 49,200千円です。


 

〒657-0022 神戸市灘区土山町6番1号 学校法人 親和学園