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2018(平成30)年度決算
2.事業報告書
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2.事業報告書 |
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最新の予算・決算は
財務状況トップよりご覧下さい |
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(1)学園全体の視点から
とどまることのない少子化の進行により、学園をめぐる状況にはまことに厳しいものがあります。生徒・学生の確保は、年々、厳しさを増しています。5年後の2024年には、12歳人口は104万人まで減少します。大学はその6年後の2030年に18歳人口が同じ104万人時代に到達します。 20年後の2040年には、12歳及び18歳人口の動向をみると、100万人を割り、80万人台に突入します。
こうした人口減少は、ここ数年、本学園の生徒・学生数の推移に如実に表れています。中学の入学生は近年、募集定員が240名のところ170名前後で推移している状況です。しかし、志願者数が増加し入学者数が同レベルで推移しているとはいえ、第1希望者が減少傾向にあるという事実については、強く認識しておく必要があります。
一方、大学の入学者数は、創立以来、同規模の他大学に比べて比較的堅調でしたが、今年、定員割れ(約10%)という事態に直面しました。
募集定員・定員割れの事態は、当然、学園の財政基盤の弱体化につながっていきます。学園では、こうした事態に対応すべく、財政健全化に向けて諸策を講じてきましたが、正直、生徒・学生数の減少に対応し切れていないのが現状です。今後も、いわゆるブルーオーシャン戦略にもとづき、差別化とコスト削減の均衡をさらに推し進めていかなければならないことを痛感しています。
18年度における差別化とコスト削減については、中高では教員の給与制度を変更し、2019年度から実施ということで、一定のコスト削減が達成される見込みです。差別化(教育)については、2020年度より、高校に「国際コース」を設置すること、帰国子女の受け入れを本格的に行うことなどが挙げられますが、18年度においては特記すべき差別化のための改革はありませんでした。 今年、多くの私立女子中学が志願者・入学者を増やしているにもかかわらず、親和中学が厳しい入試結果を招いたのは、近年、めぼしい教育改革を行わなかったことが大きな要因だと認識しています。
大学の18年度の差別化とコスト削減については、いずれも19年度実施予定で、次年度の結果を待つ必要があります。差別化としては、小学校教諭の免許状に中学の英語又は数学の免許状を組み合わせる、いわゆる「ニュー・コンビネーション(新結合)」の教員養成を行うべく、文科省に認可申請中です。とくに、数学の免許と小学校の免許の両方を取得できることは、他大学の教員養成と比べて大きな差別化につながるものと期待しています。関西の私立女子大学では、初めての試みであり、注目されています。また、総合文化学科2年次において、国際教育をさらに充実すべく、西オーストラリア大学での1年間の語学留学を必須化としています。学科名称も総合文化学科から国際文化学科に変更(2021年4月)する予定です。
一方、大学のコスト削減については、1つには教員の担当コマ数の削減、海外研修の隔年実施や引率教員の削減等々で、2019年には大きなコスト削減が見込まれています。他にも、駅ホームでの看板を中心に広報費を大幅に削減いたしました。今後とも、コスト削減に努めながら、一方で、新しい発想のもとに教育研究面において他大学にない特色を創出し、いっそうの差別化を図っていく計画です。
親和学園の未来を拓くためには、まずは、教職員がこの現実を受け入れ、正面からこの現実と対峙する気持ちと意志をもつことが欠かせないことだと思っています。そこから目標を設定しそれを達成するための緻密な戦略を策定し、実行する。そして結果を検証し次の計画に生かす。このPDCAサイクルを精度の高いレベルで確立したいと考えています。
しかしながら、この難局を乗り切るためには、教職員の厳しい現状認識と危機意識がぜひとも必要です。チーム親和として未来どう切り開いていくのか。改めてトップの皆さん方に、その強い意志と適切なマネジメントを期待しています。
(2)神戸親和女子大学の事業報告
(学科・カリキュラム改革)
山本前学長のもと議論を重ねた結果を受け、2018年度をもって福祉臨床学科(定員40名)の募集を停止すること、それに伴う児童教育学科およびジュニアスポーツ教育学科の定員変更(2019年度より各学科20名増)を決定し、文部科学省に届け出を行いました。また、教育職員免許法・同施行規則の改正により、既設の教職課程について教職課程再課程認定の申請を行い、認定を受けました。加えて、児童教育学科の保育士養成定員を2019年度入学生より130名から150名に変更する申請手続きを行いました。
また、2020年度よりピアノの実技授業における学生の実習時間の確保を目的とし、個別指導から集団指導に転換するために、2018年度にはピアノ集団指導教室の整備を行いました。
(2020年度カリキュラム改革に向けた準備)
さらに児童教育学科において、小中一貫教育に備えた人材育成のために新たに中学教員免許(数学・英語)が取得可能となるよう、教職課程認定申請(2020年4月から取得可能の予定)を行いました。これらの改革により、必修化される英語に対応できる小学校教員、数学に強い小学校教員の養成を2020年度から開始する準備を進めました。これらの改革は小学校における教科担任制に一部移行していく現在の社会の流れを先取りした改革であると自負するものです。また、児童教育学科での学びを明確化するため、「小学校・中学校教育コース」「小学校教育プラスコース」「幼児教育・保育コース」の3コース制を2020年度から開始するために、そのカリキュラム整備の準備を行いました。
同時に、総合文化学科においても2020年度から「日本語・日本文化コース」「国際コミュニケーションコース」の2コースを設立するためのカリキュラム整備の準備を行いました。「日本語・日本文化コース」では、国語の中学校高等学校の教員免許と日本語教員資格のダブル取得を目指し、「国際コミュニケーションコース」は英語と中国語の修得を目指し、2年次には全員が1年間、海外留学し、両コースともに日本国内外で活躍できる国際人の育成を目的としたものです。
(地域貢献)
2017年度に続き、2018年度私立大学等改革総合支援事業(タイプ5発展型)に採択されました。「兵庫産学官連携協議会」の大学コンソーシアム兵庫神戸の加盟校として、大学教育、地域創成の活性化に向けて取り組みを進めて参りました。今回の採択はそれらの活動が評価されたものと考えます。
また、学生のスポーツ活動支援、スポーツ環境の整備、スポーツを通しての地域連携を推進し、大学のスポーツ活動の一体的な振興を図ることを目的としたスポーツセンター設置の準備を進め、2019年4月に開設しました。スポーツセンターの設置、運営によりスポーツを通しての地域貢献、大学スポーツの振興をめざしていく体制をより強固に構築して参ります。
(国際交流)
今年度も留学生の受け入れを積極的に進め、2018年9月に12名(大学院生)、2019年4月に21名(1年次生4名、編入生8名、大学院生9名)の入学者がありました。海外大学や教育機関等との連携協定も進めており、2018年度は、在インド日本語センターと新規に交流協定を締結し、日本語教育のインターンシップや学術交流が可能となりました。また、さらなる留学生の受け入れ 態勢充実と日本人学生と留学生の交流を図るため、国際交流寮が2018年8月に完成しました。なお、海外留学・研修については、教育的な効果の高いプログラムに改良するための検討を進めています。加えて中国の幼稚園教諭の幼児教育研修団の研修、中国やフィリピンとの学生間スポーツ交流、東北師範大学・附属校園との交流、中国の研究者の研究員としての受け入れなど、従来の国際交流事業の継続・発展にも力を入れて参りました。
(入学者の確保)
入学者は2019年度入試では、定員415名のところ373名にとどまりました。18歳人口の減少に加え、他大学の学部学科の改組の影響もあったと分析しております。このような状況を詳細に分析し、次年度の定員確保に向けて、対策を講じていかねばなりません。2018年度は、26校の新規協定校との協定の締結を行いました。これらの新規協定校からの受験生は増えており、今後も協定校との連携、交流は欠かせないものと考えております。
(就職状況)
5月1日現在で、就職率は97.8%となっており、本年度も高い水準にあります。特に、教員・保育士の採用実績は、幼稚園教員採用者数は西日本大学中1位(全国第6位)、保育教諭全国1位、保育士西日本女子大学中1位、小学校教員西日本女子大学中3位(いずれも大学通信調べ)と今年も高実績を残しました。こうした高い実績は教員やキャリアセンターによる支援や各種の対策講座の成果と言えます。
(附属親和幼稚園、放課後児童クラブ)
50周年記念事業として設置した附属親和幼稚園は、2019年は62名の園児を確保しました。今後も、大学附属幼稚園としての質の高い幼児教育を実践するとともに、地域の幼児教育研究の拠点となるよう地元のニーズに応えていきます。2020年度の認定こども園への移行に向けて教育・保育 及び施設の充実に着手いたしました。
学園(大学)は地域貢献の一環として2019年4月よりゆりのき台小学校における放課後児童クラブを運営すべく、三田市の指定管理者となりました。
(3)親和女子高等学校・親和中学校の事業報告
親和女子高等学校・親和中学校では、(1)確かな学力、(2)主体的な学び、(3)コミュニケーション力という3つの教育目標のもとに、昨年度も「Sコース」と「総合進学コース」の2つのコースと「特進コース」の充実に努めてまいりました。
(ICT教育)
ICT教育の推進のために、2017年度にほぼすべての教室への電子黒板設置が終了し、2018年度は購入したデジタル教科書を用いる等、電子黒板を積極的に利用した多彩な授業展開が多く見られました。さらに、2020年度スタートの大学入試の新テスト対応を考え、対象学年全員がタブレットを所持し、ポートフォリオの作成や課題の配信や提出など、より充実したICT教育の実施を目指し、校内は勿論、家庭においても活用を推進する体制づくりも整えました。
(グローバル教育)
グローバル教育の推進にも注力し、カナダのフィールドストーン校と交流協定を結び、2016年度より、生徒の海外留学(1年間)が可能になりました。2016年度は2名、2017年度は1名、2018年度は2名の生徒を派遣しました。また、中学3年生を対象にしたニュージーランドホームステイ研修を実施し、86名が参加しました。オックスフォードでの語学研修も、18年目を迎え、充実したプログラムとして実績を重ねています。130周年を機に、オーストラリア、メルボルンのマック・ロバートソン女子高校との交換留学も正式に協定を結び、さらなる交流に取り組んでいきたいと考えています。また、海外研修に積極的に参加できるよう、参加者への奨学金(碁盤弘子奨学金、対象者130名、6,720,000円)の給付も、2017年度に引き続いて実施しました。
(入学者の確保)
2019年度入試(2019年1月及び2月実施)については、中学入試において、新たに帰国子女入試を実施しました。公示から出願期間までの日数はわずかでしたが、世界の各地から問い合わせがあり、3名の出願がありました。人数としては少ないのですが、外国在住のご家庭の教育への関心は高く、次年度以降の海外現地入試にも手応えを感じています。少子化かつ共学志向が強まる中、総志願者数は、のべ935名で47名増加しました。しかし、入学者数では、1名減の174名という結果となりました。高校募集については、5年目を迎え、志願者のべ25名、入学者14名という結果で、募集定員の30名には程遠い状況が続いています。また、昨年度から支給基準を緩和した「学習奨励奨学金制度」については、中学入試で全額免除入学者はいませんでしたが、授業料半額免除になる入学者7名を確保しました。高校入試では、全額免除入学者はいませんでしたが、半額免除入学者2名が入学しました。今後、この制度の活用次第では、更なる入学促進及び6年 あるいは3年後の進学実績確保に結び付けていく布石となると考えています。
(進路状況)
2019年度入試の大学合格実績については、別表にあるように、京都大学1名、大阪大学5名、神戸大学4名を含む国公立大学への合格者数は48名で、在籍者数が減った年度でしたが、昨年度と同数を確保できました。私立大学が定員数の厳格化を図ったため、関関同立への合格者数が77名となり、40名減という残念な結果となりました。次年度はSコース初年度生の大学受験となりますので、進学校にふさわしい進路目標を掲げ、進路実現のための進路指導に努めるとともに、生徒個々の学力レベルにも対応するきめ細かな進路指導を実践します。
(教育改革)
教育内容の改善については、2017年度から中学Sコースの高校進学にあたり、中高一貫教育の 強みを生かしたカリキュラム改訂を行いました。今後、来るべく新しい大学入試に備え、ALTの活用や中学校では2018年度よりECC外語学院と提携による英会話講座を実施しました。
英語4技能強化対策や長期休業時の補習等に外部講師の活用し、学力強化を図りました。
学習指導要領改訂や大学入試改革を踏まえ、道徳の教科化への対応、総合的な探究の時間への対応、新大学入試への対応、また、総合進学コースの特色づくりや教育環境の整備など、2019年度の新規事業の検討を行いました。
今後は生徒のより一層の学力向上と人生100年時代を生き抜く力の育成を目指して、電子黒板やタブレット端末を活用したICT教育の推進や、グローバル教育の推進により幅広い国際的な視野を身に付けた人材の育成をめざし、質の高い多様な人間教育を展開していく所存です。
ただ一方で、中学への入学者を容易に増加させることは望めない状況で、決算に見られるように、財政的にまことに厳しい状況に追い込まれています。財政に見合った体制の再構築と同時に、教職員がこの状況を受け入れ、それと正面から対峙して、知恵を絞り汗を流し、全力で未来を創造していくことが重要です。校内では、短期的かつ中期的な戦略を練り実行していくため、昨年度に引き続き戦略部会を中心に、「親和ブランド」の再構築、今後の進むべき行程の設計等第3次10年構想5ヵ年計画を策定し、積極的に取り組んでまいります。この機運を132年目のスタートとし、新たな出発点とする所存です。
(4)次年度に向けて
「はじめに」で述べましたように、学園はまことに厳しい事態に直面しています。人口減少が今後も継続して続くことを考えれば、学園の未来は楽観を許さないといえます。各設置学校がそれぞれに思い切ったイノベーションを行うことによってしか、未来を切り拓いていくことはできません。入試改革にとどまらず、入試改革は教育改革であるという認識に立って、抜本的な教育改革に取り組んでほしいと思います。
今年は、第3次10年構想5ヵ年計画を策定する年にあたっています。8月末を期限として、各設置学校それぞれにおいて計画案を策定し理事会に提案することとなっています。各設置学校において明確な課題もあれば、今後の時代・社会の発展動向を視野に入れて、計画しなければならない企画・事業も少なくないと考えます。いずれにしても、イノベーション・改革については、本学園としてはやらない選択肢はないと考えています。各設置学校においてスピード感をもって 計画案を策定し、根本的なイノベーション・改革に取り組んでほしいと思っています。その際、トップ層のみなさんには、自分に課せられた職務と責任を自覚して、リーダーシップを発揮されることを期待しています。
2019年5月24日
学校法人親和学園
理事長 山根耕平
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建学の理念 |
広い世界観と社会的行動力を持つ新しい女性の育成 |
校訓 |
・誠実を旨とし、言行に表裏なからむことを期すべし
・堅忍不抜の精神を持し、以て婦人の天職を尽すべし
・温和従順の徳を本とし、忠恕の道を完うすべし |
校章の由来 |
校訓の
「誠実」を表すものとして中心に鏡 を象し
「堅忍不抜」を表すものとして縁辺に菊 を
「温和」を象徴する葵 を縁辺に置いた |
○神戸親和女子大学の教育目標
(1) 大学設立目的
本学は、社会の発展方向を広く視野におき、学芸に関する多様な教育研究を通して豊かな教養を培い、専攻に係る学識を深めることによって、総合的判断力をもち主体的に社会に対応できる人間を育成することを目的とする。
(2) 学部・学科の目的
学部・学科 |
学科の目的 |
文学部 |
総合文化学科 |
日本語運用能力・英語コミュニケーション能力を高め、異文化間の双方向的な交流・活動を行うことができる人材を育成する。 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
子どもの教育と発達に関する専門的知識と技能をもった実践力のある人材を育成する。 |
心理学科 |
多様な現代社会において、心理学の専門知識に基づき、自己及び人々の心の健康と生産的な人間関係の構築に貢献できる人材を育成する。 |
福祉臨床学科 |
社会福祉に関する専門知識と技能をもった人材、とりわけ、人々と共生の福祉の心をもった人材を育成する。 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
子どもの抱える発達と教育の諸問題に対応できる専門知識と技能を有し、学校や地域社会においてスポーツ教育を担う人材を育成する。 |
大学院 |
心理臨床学専攻 |
臨床心理学及びその基礎となる心理学分野での専門的研究を深めることを通して、心の発達を支え、心のケアを必要としている人々を支援する高度専門的職業人を養成する。 |
教育学専攻 |
教育に関する深く広い知見を培うとともに、教育現場において指導的役割を担う高度な専門的知識、課題解決能力と実践力をもった人材を育成する。 |
○親和女子高等学校・親和中学校の教育目標
現代の開かれたグローバル社会で活躍する人材を育成するため、確かな学力を基盤として、知識活用能力を養うとともに自ら問題を発見し解決する能力を養う。
「知」「徳」「体」のいずれも偏ることなくバランスの取れた人間形成を目指すため以下の教育目標を設定する。
- 校訓「誠実・堅忍不抜・忠恕温和」を体現し豊かな人間性を育む。
- 広い視野と知識を持ち社会において主体的に活躍できる女性を育成する。
- 他者を理解し、他者と協働して社会の課題解決に取り組む女性を育成する。
上記の理念に基づき、以下のように教育目標を設定した。
- 確かな学力を身につけさせ、高い語学力、数理的理解力及び情報活用能力を養成する。
- 自ら主体的に学び、問題発見と問題解決能力を養成する。
- コミュニケーション能力を育成し、他者と協力して物事を達成する態度と能力を養成する。
(2018年5月1日現在)
学校区分 |
学部 |
学科・専攻 |
設置認可年月日 |
設置年月日 |
神戸親和
女子大学 |
文学部 |
総合文化学科 |
平成14年5月29日 |
平成15年4月1日 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
平成16年11月17日
(届出受理) |
平成17年4月1日 |
心理学科 |
福祉臨床学科 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
平成19年6月25日
(届出受理) |
平成20年4月1日 |
通信教育部 児童教育学科 |
平成18年1月31日 |
平成18年4月1日 |
通信教育部 福祉臨床学科 |
大学院
文学研究科 |
心理臨床学専攻 |
平成13年12月20日 |
平成14年4月1日 |
教育学専攻 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置者変更 認可年月日 |
設置年月日 |
神戸親和
女子大学附属
親和幼稚園 |
― |
― |
平成28年4月1日 |
平成28年4月1日 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和女子
高等学校 |
全日制課程 |
普通科 |
(新制)
昭和23年7月21日 |
(私立親和女学校)
明治20年10月5日 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和中学校 |
― |
― |
昭和22年4月1日 |
昭和22年4月1日 |
4 設置する学校・学部等の入学定員、収容定員、在籍学生・生徒数 (2018年5月1日現在) |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
収容定員 |
在籍学生数 |
文学部 |
60 |
52 |
240 |
195 |
発達教育学部 |
355 |
365 |
1,420 |
1,562 |
大学院文学研究科 |
35 |
15 |
70 |
33 |
計 |
450 |
432 |
1,730 |
1,790 |
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
36 |
1,200 |
188 |
編入学 |
600 |
71 |
1,200 |
327 |
(注)通信教育部の入学者数は、2017年10月入学生(入学9名、編入学28名)を含む
○神戸親和女子大学附属親和幼稚園
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入園者数 |
園児定員 |
在籍園児数 |
― |
― |
69 |
260 |
255 |
○親和女子高等学校・親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
生徒定員 |
在籍生徒数 |
中学校 |
240 |
175 |
960 |
518 |
高等学校 全日制課程 普通科 |
270
内、外部募集30 |
185 |
960 |
549 |
計 |
― |
360 |
1,920 |
1,067 |
5 設置する学校・学部等の2019年度入学者数・入園者数 |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
摘要 |
文学部 |
60 |
56 |
|
発達教育学部 |
355 |
317 |
|
大学院文学研究科 |
35 |
19 |
|
計 |
450 |
392 |
|
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
5* |
*4月入学1〜2期入学許可者数。
(4月入学生の募集(最終4期)は4月26日まで行っているため、確定は5月下旬になる。) |
編入学 |
600 |
21* |
○神戸親和女子大学附属親和幼稚園
(単位:人)
課程・学科 |
総定員 |
入園者数 |
摘要 |
― |
260 |
62 |
|
○親和女子高等学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
全日制課程 普通科 |
270 |
186 |
内、外部入学生15名 |
○親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
― |
240 |
174 |
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1)開催日
常任理事会 |
理事会 |
評議員会 |
2018年5月8日 (火) |
2018年5月18日 (金) |
2018年5月25日 (金) |
2018年6月5日 (火) |
2018年5月25日 (金) |
2018年11月30日 (金) |
2018年7月3日 (火) |
2018年7月20日 (金) |
2019年3月22日 (金) |
2018年8月7日 (火) |
2018年9月21日 (金) |
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2018年10月9日 (火) |
2018年11月16日 (金) |
|
2018年11月6日 (火) |
2018年11月30日 (金) |
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2018年12月11日 (火) |
2018年12月21日 (金) |
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2019年2月12日 (火) |
2019年2月22日 (金) |
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2019年3月5日 (火) |
2019年3月15日 (金) |
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2019年3月22日 (金) |
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2)役員・評議員に関すること(2019年3月31現在)
理事 |
定員 |
現員 |
氏名 |
理事長 |
1名 |
1名 |
山根 耕平 |
常務理事 |
1名 |
1名 |
安藤 直哉 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
三井 知代 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
竹内 弘明 |
評議員会選任 |
9名 |
9名 |
戸江 茂博、毛利 淳一、m尾 哲哉、井坂 かおる、橋本 秀則、小林 雅樹
米津 佳子、大利 慶子、中藤 広 |
理事会選任学識経験者 |
3名 |
3名 |
鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎 |
総 数 |
16名 |
16名 |
|
評議員 |
定員 |
現員 |
氏名 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
三井 知代 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
竹内 弘明 |
神戸親和女子大学副学長 |
1名 |
1名 |
戸江 茂博 |
親和女子高等学校副校長 |
1名 |
1名 |
井坂 かおる |
親和中学校教頭 |
1名 |
1名 |
橋本 秀則 |
法人事務局長 |
1名 |
1名 |
中藤 広 |
神戸親和女子大学事務局長 |
1名 |
1名 |
毛利 淳一 |
親和女子高等学校・
親和中学校事務局長 |
1名 |
1名 |
小林雅樹 |
理事会推薦教職員で
評議員会選任 |
13名 |
13名 |
坂本 供美、隈元 泰弘、田 智司
中瀬古 哲、安井 茂美、m尾 哲哉
麻田 美奈子、桑田 光一、善住 芳枝
松井 淳、南 謡子、森上 展宏 |
設置学校卒業生で
理事会選任 |
10名 |
10名 |
米津 佳子、阿部 由佳、有本 三春、日下 裕子、
山添 恵子、大利 慶子、荘林 淳子、中村 佳子、
福地 典子、星加 悦子 |
理事会選任学識経験者 |
10名 |
10名 |
山根 耕平、 安藤 直哉、鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎、岩崎 拓治、国広 輝代、西野 正矩、
三木 四郎、村上 博子 |
総 数 |
41名 |
40名 |
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7 教職員数等に関すること(2018年5月1日現在) |
(単位:人)
区分 |
神戸親和女子大学 |
大学附属
親和幼稚園 |
親和女子高等学校 |
親和中学校 |
法人事務局 |
合計 |
教 員 |
本 務 |
77(38) |
17 |
33(5) |
28(3) |
- |
155(46) |
兼 務 |
201 |
4 |
18 |
10 |
- |
233 |
計 |
278 |
21 |
51 |
38 |
- |
388 |
職 員 |
本 務 |
67(34) |
0 |
9(2) |
7(5) |
6(3) |
89(44) |
兼 務 |
23 |
1 |
10 |
8 |
0 |
42 |
計 |
90 |
1 |
19 |
15 |
6 |
131 |
( )内は任期付教職員で内数
- 設置・目的 (学校法人親和学園親和教育研究所規程 第1条一部抜粋)
初等中等教育の研究・普及の拠点として、教育研究所を置く。
研究所は、学園創立130周年記念事業の一環として、学園が設置する親和女子高等学校・親和中学校と神戸親和女子大学の教育のさらなる質的向上、及び教育を通しての社会的貢献を推進することを目的とする。
- 研究員
親和中学校・女子高等学校4名、外部の教育関係者(塾)6名、大学関係者2名、法人1名、
客員研究員5名 (計18名)
- 活動歴
- 講演会(2018年12月4日)
- 講師:中植正剛 教授(神戸親和女子大学発達教育学部)
- 講師:中植正剛 教授(神戸親和女子大学発達教育学部)
- 場所:本学三宮センタープラザ教室
- 学園教職員、研究員(23名)
- 講演会(2019年2月4日)
- 講師:小林浩 氏(リクルート:カレッジマネジメント編集長)
- 演題:これからの高等教育(私学)を展望する。
- 場所:神戸親和女子大学
- 対象:学園教職員、研究員(約100名)
- 研修会(2019年2月23日)
- 講師:湯川秀樹 氏(文科省視学官)
- 演題:幼稚園教育要領・保育所保育指針・認定こども園教育・保育要領の改訂
〜改訂のポイント〜
- 場所:神戸市教育会館 大ホール
- 対象:学園教職員(幼稚園・保育園)、研究員 (約70名)
- その他の研究活動
- 情報交換会(2018年12月4日)
年 月 日 |
学校法人・学校・学部・学科等の変遷 |
【1887年〜1899年】 |
1887(明治20)年 |
10月5日 |
佐々木祐誓を中心に神戸市内元町善照寺内に私立親和女学校創立 |
1892(明治25)年 |
11月2日 |
友國晴子独力にて校名だけを継承して、神戸市下山手通6丁目に民家一戸を借り、自ら校長兼教員として学校経営に尽力 |
1895(明治28)年 |
12月 |
神戸市下山手通7丁目に校舎竣工 |
1899(明治32)年 |
8月 |
親和女学校認可 |
【1900年〜1959年】 |
1908(明治41)年 |
2月26日 |
私立親和高等女学校設立認可 |
9月12日 |
学則・校章制定、校訓改定 |
1910(明治43)年 |
7月6日 |
財団法人親和高等女学校を設立 |
1917(大正6) 年 |
5月 |
親和高等女学校 校歌を制定 |
1925(大正14)年 |
10月26日 |
校祖友國晴子逝去(68歳) |
1937(昭和12)年 |
10月25日 |
親和学園創立50周年記念式典挙行 |
1947(昭和22)年 |
4月1日 |
学制改革により、新制親和中学校を併置 |
1948(昭和23)年 |
7月21日 |
親和女子高等学校設置認可 |
1951(昭和26)年 |
2月23日 |
私立学校法による組織変更が認可され、学校法人親和学園と改称 |
【1960年〜1999年】 |
1966(昭和41)年 |
4月1日 |
親和女子大学 (文学部=国文学科、英文学科)開学 |
1972(昭和47)年 |
4月1日 |
大学 文学部「児童教育学科」開設 |
1977(昭和52)年 |
4月10日 |
大学附属図書館竣工 |
1987(昭和62)年 |
10月25日 |
親和学園創立100周年記念式典挙行 |
1987(昭和62)年 |
11月22日 |
大学学生会館竣工 |
1989(平成元)年 |
3月29日 |
親和女子高等学校、親和中学校、法人本部が六甲(神戸市灘区)へ移転(神戸市中央区下山手通から) |
1994(平成 6)年 |
4月1日 |
大学名を神戸親和女子大学に改称、「教育専攻科」設置 |
1995(平成 7)年 |
1月17日 |
阪神・淡路大震災発生 中学棟被災し使用不能となる |
1997(平成 9)年 |
4月5日 |
中学棟、新運動場竣工 |
【2000年〜】 |
2000(平成12)年 |
11月27日 |
大学 厚生省「保育士を養成する学校その他の施設」の指定
(児童教育学科) |
2002(平成14)年 |
4月1日 |
大学院文学研究科(修士課程「心理臨床学専攻」「教育学専攻」)開設 |
2003(平成15)年 |
4月1日 |
大学 文学部「総合文化学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」開設 |
2004(平成16)年 |
4月1日 |
大学 教育研究センター開設 |
2005(平成17)年 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「児童教育学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」)開設 |
2006(平成18)年 |
4月1日 |
大学 通信教育部(発達教育学部「児童教育学科」「福祉臨床学科」)開設 |
2007(平成19)年 |
7月1日 |
大学 三宮サテライトキャンパス「センタープラザ教室」開設 |
10月20日 |
親和学園創立120周年記念式典挙行 |
2008(平成20)年 |
3月12日 |
大学 神戸市北区と地域連携協定を締結 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「ジュニアスポーツ教育学科」)開設 |
4月1日 |
大学 「子育て支援センター」新設 |
2009(平成21)年 |
7月24日 |
法人 常任理事会を設置 |
9月20日 |
大学 6号館(スポーツ教育健康センター)竣工 |
2011(平成23)年 |
9月20日 |
大学 新2号館竣工 |
2012(平成24)年 |
11月9日 |
親和学園創立125周年記念講演会開催 |
2014(平成26)年 |
4月1日 |
中学 「Sコース」「総合進学コース」2コース制実施 |
2016(平成28)年 |
3月18日 |
大学 ラーニングコモンズ竣工 |
2016(平成28)年 |
4月1日 |
大学 附属親和幼稚園開設 |
2016(平成28)年 |
4月1日 |
法人 親和教育研究所開設 |
2016(平成28)年 |
10月8日 |
神戸親和女子大学創立50周年記念式典挙行 |
2017(平成29)年 |
9月19日 |
親和学園創立130周年記念式典挙行 |
2018(平成30)年 |
8月31日 |
大学 国際交流寮竣工 |
|
|
|
1)神戸親和女子大学
-
英語教育改革…外部講師(ベルリッツ)による授業(一部クラス)の実施
- キャップ制導入に伴うGPAを利用した学生指導の徹底
- 教員採用試験対策セミナーの実施
- 幼稚園・保育士採用試験対策セミナーの実施
- 教員免許状更新講習の実施
- 児童教育学科保育士養成定員変更計画書の提出
(2019年度より130名→150名)
(1)海外の大学、他教育機関との交流
ソウル女子大学から2名、ホーチミン市師範大学から2名計4名の交換留学生を受入れ。
(2)海外研修・留学
-
海外研修10種 学部生98名参加
海外英語研修(8名)、特別派遣留学(4名)、海外芸術・教育研修(32名)、海外教育実地研究(7名)、海外インターンシップ「ローマの学校」(2名)、海外インターンシップ「ミラノの幼稚園」(2名)、海外スポーツ教育・文化研修(5名)、米国教育研修(12名)、アジア文化研修(16名)、海外福祉研修(10名)
-
海外研修・留学助成
海外研修助成金(3万円)を上記研修参加者に支給(アジア文化研修を除く)。
・神戸親和女子大学・すずらん会海外研修臨時貸与奨学金を8名に貸与。
・米国教育研修参加者には学生成長支援資金より、一人につき193,780円(往復航空券代金)を上限として助成。
・費用が30万円以上の研修参加者には学生成長支援資金より、一人につき3万円を上限として助成。
- 海外研修報告書を発行
(3)外国人留学生
-
新入学の留学生に学生生活指導実施(4月)
-
交換留学生歓迎会実施(4月)
- 大学コンソーシアムひょうご神戸留学生イベント参加(1名)
(1)公開講座
-
鈴蘭台キャンパスで文化教養系を27講座、健康スポーツ系1講座、ジュニアスポーツ系4講座、親子で学ぶ環境教育「動物教室」を王子動物園と鈴蘭台キャンパスで、日本気候療法士リーダー資格講習会を本学と森林植物園を会場に開催、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で文化教養系を5講座開講した。今年度も、「プレママ・プレパパ教室」を実施した。
なお、健康スポーツ系の講座は、秋学期からは、NPO法人親和スポーツネットが担当している。
- 心理系講座として、「楽しむ心理学講座」、「試験問題から考えるロールシャッハテスト講座」、 「はじめての音楽療法1・2」、「アートセラピーを楽しもう春・秋」、「アートセラピーの入門」、を開講した。
- 保育専門職のための赤ちゃん学講座を、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で開講。一般63名、学生7名、合計70名が受講した。
- 6号館スポーツ教育健康センターを利用した講座「親子でわくわく遊んでみよう」(就園前の子どもとその保護者対象)を開講。5組の親子合計12名が受講した。
(2)地域交流
- 地域交流プログラム
・「キッズオープンキャンパス2018」は12年目を迎え、今回も「ミニSL乗車会」を含め、学生の趣向を凝らした体験ブースを30ブース出店した。多くの親子が参加してくださり、来場者は約1,000名と大盛況であった。学生も、約300名が参加した。
・「ものづくりフェスティバル」は、11年目を迎えた。17ブースを設け、参加者188名とそのご家族のみなさま、講師32名をお招きし、82名の学生ボランティアと総勢約400名の方々が集結。会場は、熱気であふれていた。
- KSスポーツクラブ
KIDSスポーツ教室では、各クラブ生が小・中学生または高校生を対象に、スポーツ指導を通じて交流を深めた。
- 神戸市北区との協力プログラム
「きたきたまつり」・「きてきてカーニバル」・「きたキッズ」・「すずらんサークル」・「ふれあい綱引き大会」・「北区ロードレース大会」等に協力した。
- ふれあい喫茶
高齢者の閉じこもり予防として、社会福祉法人神戸市社会福祉協議会と連携して、毎月第1水曜日に「ふれあい喫茶」を開催。ゴールデンウィーク中の5月と年明けの1月は実施できなかったが、毎回10から20名程度の高齢者の参加があった。学生もボランティアで参加し、本学ならではの内容で地域貢献に寄与している。
- 補完教育講座
ピアノの技術向上、また、教育・保育実習対策や採用試験対策として、補完講座「ピアノレッスン」を開講した。なお、秋学期から、担当部署がキャリアセンターに変更になった。
- 大学コンソーシアムひょうご神戸主催「キッズフェスティバル2018」
大学コンソーシアムひょうご神戸の学生交流委員会ユニットリーダー校として、「キッズフェスティバル2018」をこべっこランドを会場に開催した。大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟する大学から9大学19団体が参加、前日および当日で延べ約250名の学生たちが運営し、子どもたちや保護者等500名を超える参加があった。学生実行委員会のリーダー・サブリーダーは、本学学生6名が務めた。
(3)学生ボランティア
- ボランティア登録数約700名、ボランティア活動者数(延べ数)約2,000名であった。
- 主なボランティア活動先
淡河八幡神社「秋季例大祭・子どもみこしまつり」、森林植物園「とんどまつり」、六條八幡宮「福娘厄除け祭福娘」、「中里町夏まつり」、「エンジョイ!OJK」、「神戸マラソン」、「神戸ルミナリエ」、各施設・地域団体へのコーラス部や箏曲部ボランティア演奏ほか。
- 東北・熊本被災者支援ボランティア
・ユネスコクラブを中心に年2回(8月と3月)に宮城県仙台を拠点にボランティア活動を続けている。今年度も大学がサポートし、活動を行った。8月は学生33名と教職員3名、3月は学生23名と教職員3名で、現地でのボランティア活動を行った。
・大学コンソーシアムひょうご神戸関係では、神戸市社会福祉協議会・ひょうごボランタリープラザ共催のボランティアバス(宮城・熊本)に本学の学生、教員が参加して活動を行った。
(4)子育て支援センター『すくすく』
- デイリープログラム
午前の部 10時00分〜12時00分 (月曜日〜木曜日)
午後の部 13時00分〜15時00分(月曜日〜金曜日)に、年間1,521名(延べ数)の親子が参加。
- ウィークリープログラム
10時30分〜12時(金曜日)に、年間839名(延べ数)の親子が参加。
学生ボランティアは、デイリープログラムとウィークリープログラムを合わせて、610名の学生が活動を行った。
- スペシャルプログラム
「わくわくクッキング」、(トルツメ「わくわくパパクッキング」)、「すくすくワーキング」、 「すくすく絵本ライブラリー」等に、年間272名(延べ数)の親子が参加した。
- 講演会
・子育て支援ひろば『すくすく』主催の「新沢としひこさんの保育講座」を11月16日(金)に 本学にて開催した。今回は、250名を超える保育関係者の方々の入場者があった。
- 大学コンソーシアムひょうご神戸の学生交流委員会
2017年度から委員長校を務めている。副委員長校の甲南大学と2大学が中心となり、学生交流委員会の開催や学生プロジェクト事業「キッズフェスティバル」、学生災害ボランティアネット ワーク事業の2事業を実施している。
(図書館)
- 年間の開館日数は278日、入館者数は62,740人、貸出冊数・貸出人数は10,674冊・5,304人であった。
- 資料は、図書・製本雑誌・視聴覚資料 計2,445件を受け入れた。各種データベースなどの電子資料も、学生のレポート作成やレファレンスに活用できるよう、ひきつづき利用者に提供した。
- 学術情報の提供としては、他館との相互利用において、当館からの依頼(当館利用者の他館資料利用依頼。照会を含む)74件、他館からの受付568件の処理を行った。また入手可能な資料はできるだけ購入して当館利用者に提供した。
- 研究成果の保存と公開促進のため、本学紀要論文を刊行後速やかに本学リポジトリで公開した。また過去に刊行された本学紀要のうち、まだ本文公開できていなかった年代のものについても、在職中の教員に許諾確認をし、公開許諾の得られた論文についてはすべて公開した。
- 環境整備としては、利用者が資料を探しやすくするため、引き続き書架の配架調整を行った。また蔵書点検後の結果を利用してデータを整備し、資料がどの階の書架に配架されているか検索時に表示されるよう、改善を行った。
- 広報・利用促進活動としては、テーマを毎月選定して展示を行い、ホームページでも積極的に発信をした。また利用者教育として、全1年次生に対し必修科目「基礎演習」の1コマとして図書館ツアーを行い、また主に3・4年次生対象の「文献情報検索講座」では、授業内などで17ゼミ172名を含む計183名に説明を行った。
- 地域連携としては、地域の登録利用者のべ46人に182冊の貸出を行った。また地域住民からの問い合わせについても、公共図書館を通して回答し、閲覧の受付も行った。
(情報処理教育・ITサポート)
- 情報処理教育センターの利用学生実数(延べではない)は、平均389人/日、最多数688人/日。在籍者あたりの一日平均利用者割合は、21.7%。
- 資格対策講座(業者委託)
MOS「Word」1講座と「Excel」1講座を実施。「Word」21人受講、21人受験、全員合格、「Excel」40人受講、37人受験、全員合格。
ITパスポート1講座を実施。16人受講、11人受験、合格3人。
- 事業計画の実施状況
- ICT活用を継続・推進するための情報環境整備【継続】
・教育環境サーバ(LMS、セキュリティサーバ、教職員メール、Office365アカウント連携等)の更新を行い、安全な利用環境を整えた。
・授業用貸出しPC、マルチメディアルーム、大学院生研究室等のパソコンを更新し、快適な学習環境を整えた。
- Office365上の教育環境の整備と利用促進
・全学生対象のシステムであるが、実利用者は全学生の48%。
・7月には、児童教育学科のFD研修として、「クラウドを活用した授業の質向上」をテーマとし、Office365の活用方法についての研修(講師:中植教員 参加教員30人)が実施された。
・Office無料配布を実施
Microsoft社の制度を利用し、学生の個人PCへのOfficeの無料配布を開始した。(2018年度新規利用者164人)
- LMS【継続】
本学の教員が作成したコンテンツで、7科目29クラスで活用。
- より安全・快適な学内ネットワークの運営【継続】
6月に、WAN回線を100MBから200MBに増強した。
(ラーニングコモンズ)
- 1日平均160人強が利用。
- 通常の自習利用の他、グループ予約として、学生主催の勉強会・発表準備・プレゼントレーニングの他、教員主催の勉強会、学科・各部署主催の催し等、200弱の利用があった。
2018年度も恒例の国際教育フォーラムをイタリアのレッジョ・エミリア市から2名、カナダ・ トロントから1名の教育者を招いて、幼児教育をテーマに開催した。イタリアのレッジョ・エミリアとカナダのデューイ・スクールにおける保育実践を通した学びの可能性についての講演、パネルディスカッションに、本学の教職員、学生以外にも、遠方からの研究者や幼稚園・保育園の教職員が参加し、成功裡に終わった。また、グローバルな視点からの取組みとして、各学科を中心に以下のような講演会を開催した。2018年度も国際教育研究センター紀要を発刊した。
-
7月14日(土)
児童教育学科との共催で国際教育フォーラムを開催した。テーマは「幼児期における探究的・協同的な学び〜レッジョ・エミリアとデューイ・スクールに学ぶ〜」。エレナ・マッカフェーリ氏による基調講演「自由とは、ディスカッションをするということ〜レッジョ・エミリア市立幼児学校における日常的な学び〜」、またパネルディスカッションにはステファノ・ストゥルローニ氏、エリザベス・モーレイ氏、和泉誠氏をパネリストとして迎え、多数の参加があった。
- 11月3日(土)
総合文化学科との共催で第1回国際交流DAYを開催した。第一部ポスターセッションと講演会、第二部フィールドスタディ発表会、第三部留学生日本語スピーチの会の三部構成にて実施。講演会は本学卒業生の日本語講師、喜田都氏を招き、「文化を超えて」というタイトルで講演いただいた。フィールドスタディ発表会は2年次生3名が報告を行い、日本語スピーチの会では18名の本学留学生がスピーチを行った。
- 11月28日(水)
総合文化学科との共催で本学卒業生の細谷知歩氏、衣川侑花氏による講演会「卒業生、ようこそ!」を開催した。
- 3月9日(土)
心理学科との共催で心理学フォーラムを開催した。テーマは「親子で学ぼうサバイバル教室〜大切な命を守るための防災心理と行動〜」。講師は、室崎友輔氏。
-
「神戸親和女子大学 研究論叢 第52号」
-
「神戸親和女子大学大学院研究紀要 第15号」
- 「児童教育学研究 第38号」
- 「言語文化研究 第13号」
- 「福祉臨床学科紀要 第16号」
- 「ジュニアスポーツ教育学科紀要 6号」
- 「心理相談研究紀要 第17号」
- 「国際教育研究センター紀要 第5号」
- 「教職課程・実習支援センター研究年報 第2号」
(1)2019年度の入試結果
2019年度入試では、一般前期入試A方式A2日程において「国語」「英語」の2教科の得点に加え英語外部試験の成績に応じて最大30点を加点し合否判定を行うEQ(English Qualification)型を新設する等の入試改革を実施した。これらの結果、一般前期入試の新設入試(A2+EQ型)では、26名の志願者のうち18名が合格し、1名が入学した。その他にも、他大学の後期入試の合否結果が発表された後でも出願、受験が間に合う日程の3月23日に協定校特別入試(後期日程)を新設した結果、総合文化学科で2名、児童教育学科で2名、心理学科で3名の受験生があり7名の入学につながった。これらの結果からも新設した入学試験については一定の成果を上げたといえる。
しかしながら、好景気の反面、全国的に教育系の学問系統の志願者が減少したことを受け、2019年度の学部入試における志願者数は、延べ志願者で1,619名となり、昨年度から109名減少し、前年比93.7%となった。入学者数は373名で昨年度から44名減少し、前年比89.4%に留まった。大学全体の定員に対しての充足率は89.8%という大変、厳しい結果であった。
学科別にみると、総合文化学科の入学者が定員60名に対し56(+4)名、児童教育学科の入学者が定員215名に対して208(-7)名、心理学科の入学者が定員60名に対して47(-13)名、ジュニアスポーツ教育学科の入学者は定員80名に対して62(-18)名となり、全学科定員を充足することができなかった。
入試区分ごとにみるとAO方式、推薦入試の入学者が16名減少し、一般・センター利用入試で31名減少した。この結果からも1年間通じて厳しい状況が続いたなかでの入学試験となった。推薦入学者の比率は71.0%となり3.6ポイント増加する結果となった。
志願者では、一般入試、センター利用入試において、前年比95.7%だったのに対し、AO・推薦入試において志願者が前年比89.1%と減少という結果で前半の入学試験での志願者の減少が目立つ結果となった。
大学院入試では、心理臨床学専攻が、志願者9名・入学者5名、教育学専攻が、志願者13名・入学者13名という結果であった。
編入学による入学者は、協定大学対象中国特別入試の総合文化学科で5名、心理学科で3名、福祉臨床学科で4名の合計12名であった。
(2) オープンキャンパス
受験生に実際の大学の雰囲気を肌で感じてもらう機会としてオープンキャンパスを実施 している。オープンキャンパスでは、ミニ講義や在学生との相談ブースもあり入学前に本学のことをよく知ってもらう機会として重要な役割を果たしている。
4月に1回、6月に1回、7月に1回、8月に2回、9月に1回、12月に1回、年間7回実施した。生徒の来場者数は、1,111(昨年比 -257)名で、保護者の601(昨年比 -49)名をあわせると1,712(昨年比 -306)名となった。
-
教職課程・実習支援センターでは、教職をめざす学生への実習指導や、キャリアセンターが行う講座以外に教員採用試験対策セミナーを3年次より実施し、教職への就職を支援している。公立教員採用試験合格者数は小学校45名、中学校(国語)1名、特別支援学校教員5名であった。公立幼稚園教員・保育教諭・保育士採用試験合格者数は26名であり、私立を含む幼稚園・保育園・認定こども園・児童福祉施設を希望する学生は131名で100%就職先が決定した。
- キャリアセンターでは、一般企業や福祉施設を希望する学生に対してもガイダンスや多くの行事・講座において就職活動をサポートしている。サポートは、個人面談等、きめ細かいサポートを行うことに特に力を注いでおり、教採・教育関係への就職を除いた一般企業等への就職状況は、業種別に、卸小売業、福祉関連施設、スポーツ施設、情報通信業、金融業等への就職率がここ数年上位となっている。
- 厚生労働省と文部科学省の共同調査(2019年2月1日現在)による2018年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」では、私立大学女子学生における就職内定率は92.2%であり前年度同期より0.6ポイント下降している。本学の2018年度の全体の就職率は97.8%となっている(2019年5月1日現在)。
(1)本学独自の奨学金制度を設けており、2018年度の実績は下表のとおりである。
(金額単位:千円)
奨学金制度の種類等 |
対象人数 |
給付・貸与金額 |
一般学生を対象 |
授業料免除 |
5 |
3,600 |
貸与奨学金・臨時貸与奨学金
福祉特別貸与奨学金 |
21 |
(注1) 9,153 |
植田奨学金 |
|
0 |
学習奨励・スポーツ奨励 |
0 |
20,390 |
奨励奨学金、学長賞 |
38 |
1,100 |
姉妹免除、沖縄奨学金 |
21 |
1,370 |
小計 |
97 |
35,613 |
留学生を対象 |
所定の学習要件を充足した留学生に対する |
|
|
|
授業料減免(大学院生) |
16 |
2,025 |
授業料減免(学部生) |
9 |
2,160 |
給付奨学金(大学院生) |
11 |
2,640 |
給付奨学金(学部生) |
9 |
3,090 |
住宅補助金 |
14 |
2,160 |
小計 |
59 |
12,075 |
合計 |
156 |
47,688 |
(注1)2019年3月31日現在の貸与残高は44,529千円
(2)日本学生支援機構の奨学金については、無利子483名、有利子602名(延べ人数)、給付型16名が受給した。
(3)上記(1)、(2)と合わせて1,257人(延べ人数)、学生の約70%が奨学金を活用した。
(1)定期健康診断
- 受診者数 学生 1,769名 教職員 174名
- 受 診 率 学生 98.7% 教職員 98.9%
(2)学生相談
- 精神科校医、カウンセラー5名が心理相談に対応
- 学生相談室のピーアールを目的に、年2回(6月・12月)イベントの実施
- 学生相談室便りの発行
(3)保健室における応急対応
(4)教職員対象にインフルエンザ予防接種の集団接種実施
- 文化・学術・体育・ボランティア活動や大学祭など、多岐にわたる学生の自主的活動については、学生生活における自立性・社会性の育成、学生相互の啓発等、人格形成上の教育効果を 期待し、振興している。
- 音楽ゼミで活動しているオペレッタボランティア公演グループは、保育園・幼稚園・小学校等を中心に出張公演を行い高い評価を得ている。
- 課外活動団体競技では、
・全日本大学選手権大会出場、ソフトボール部、バレーボール部
・西日本大学選手権大会出場、ソフトボール部、バレーボール部、ソフトテニス部、剣道部。
>バレーボール部 第3位
・サッカー部関西学生リーグ戦2部において活躍し秋季リーグ戦で1部昇格を成し遂げた。
(1)入学者数及び科目等履修生在籍者数
- 2018年度入学者数
|
4月入学 |
10月入学 |
児童教育学科 |
58 |
13 |
福祉臨床学科 |
35 |
25 |
計 |
93 |
38 |
- 科目等履修生在籍者数 487人
内訳:協定27大学179名、本学通学部125名、一般4月入学118名、一般10月入学65名
(2)スクーリングの開講
- 期間:2018年4月〜2019年2月
- 開講日数:103日
- 開講科目数:延べ119科目
- 受講者数:延べ2,161名
(3)科目修了試験の実施
- 期間:2018年4月〜2019年2月
- 実施回数:12回
- 受験者数:延べ5,307名
2014年度大学基準協会による認証評価で、大学基準に適合しているとの認定を受けている。2018年は、大学基準協会による認定期間2022年3月31までの中間にあたり、認証評価において指摘を受けた「努力課題」「改善勧告」について、改善報告書を提出することとなっており、改善報告書を提出した。
学内においては、大学評価委員会で評価のスケジュールを定め、それに沿って検証と改善を図っている。
また、学生による教員の授業評価アンケートを実施し、その結果を各教員にフィードバック した。各教員には、その結果をもとに、授業改善計画及び研究改善計画の提出を義務付け、PDCAサイクルによる自己評価・点検を実践し、その達成度等の情報の可視化を通して、自律的な改革サイクル(内部質保証)の充実に努めた。新たな試みとして、学生FDスタッフを募り、その活動を開始した。
さらに、2015年4月に学長のもとに設置したIR推進室では、経年的に実施しているアンケート(満足度調査、入学生実態調査、学生生活・学修行動調査等)に関する調査の実施と分析を行うとともに、すずらん会の協力を得て、はじめて卒業生全体に対するアンケート調査を実施した。
開設3年目を迎え、4月には69名の新入園児を受け入れ、在園児数256名でスタートした。
前年度に引き続き、大学教員による英語教育(年間30回)では、楽しみながら英語で歌をうたったりダンスをしたりして豊かな自己表現に繋がった。中国やイタリアからの訪問団の方とのふれあいを通して、外国の言葉に親しみを持ち外国を身近に感じることもできた。
また、リズムジャンプを通しては、身体を動かす楽しさを味わい、体幹・聴く力・表現する力等が育ち、友達と協力してやり遂げる達成感が得られた。他にも大学教員による音楽教育・造形教育、学生によるサッカー指導・オペレッタ公演等も経験し、子どもたちの遊びが広がり、保育に取り入れていくこともできた。
今年度からスタートしたキンダーカウンセラー制度の導入によって、特別支援教育の取り組みが充実した。地域との連携については、ゆりのき台地区防災会議への参加により、小学校や地域との連携を深めた。2019年度は、消防署・老人会行事に参加し連携を図る計画をしている。
|
2)親和女子高等学校・親和中学校
(1)学力の定着に向けての環境整備
-
Sコース初年度である高校2年では、今までの文I文II理I理II類にS文・S理の2コースが加わり、高校3年では文I文II文III理I理IIコース制を継続した。
-
生徒の進路希望に合わせて、学力向上を目指して講習を実施した。長期休業中の講習期間は午前中を講習時間、午後を部活動とし、全員が講習を受講できる環境を整えた。
- 基礎学力強化のための指名補習を実施した。(主に定期考査後の放課後)
- 外部の各種模擬試験を実施した。(放課後と土曜日にかけて実施。高3:マーク模試・記述 模試・センタープレテスト等、中1〜高2:実力考査)
- 長期休暇中の講習で、受験指導専門の外部講師による講習を実施した。受益者負担の実施であったため、希望者数は少なかったが、終了後の調査での満足度は高かった。
- 学習と部活動の両立のため、時間のけじめをしっかりつけるために、部活動を実施できる 日時を昨年度と同様に制限し、日常の部活動では週2日の休養日を確保した。
- 130周年記念行事の一つである寄附事業の目的に沿って、教育環境充実に取り組んだ。高校 3年生が受験勉強に有効活用できる自習室を夏休みに完成させ、2学期始めから使用を開始 した。さらに、新学習指導要領で求められる総合探究やこれからの社会で求められる新たな学力獲得のために、有効に利用できるラーニングコモンズルームを整備した。
- 新しい学びの形の研究・実行を目指し立ち上げた、アクティブラーニング委員会が中心となり、校内での授業公開と振り返りを実施した。さらに、教育力向上および他校との情報交換(交流)を目的として、外部の教育関係者に授業公開を行う「Shinwa Education Forum2018」を実施した。
(2)国際理解教育の充実
- オックスフォード大学英語文化研修 8月3日〜16日 ・高校2年生 42名参加
- メルボルン短期交換ホームステイ
派遣:7月27日〜8月17日 ・高校1年生 14名参加
オーストラリアの家庭生活を送り、MacRob.校に通学
受け入れ: 6月18日〜6月30日 14名
本校から留学した生徒の家庭がMac.Rob.生を受け入れ、留学生が本校に通学。
- Yale大学アカペラコンサート及び交流会
受け入れ:5月28日
- フィールドストーン校 長期留学 8月末〜7月 2名参加
- ニュージーランド ホームステイ 3月17日〜4月5日 86名参加
- 中国東北師範大学附属中学との交流 2月12日〜14日 4名受入れ
(3)研修旅行の実施
- 高2研修旅行 シンガポール 4泊5日 10月2日〜 6日
- 中3宿泊旅行 沖縄方面(本島のみ) 4泊5日 10月2日〜 6日
- 高1スキー訓練 信州志賀高原 一ノ瀬スキー場 3泊4日 3月17日〜 20日
(4)クラブ活動(文化クラブ 体育クラブ)
全校生の約55%が文化クラブ、約25%が体育クラブに所属し、中学生と高校生が一緒になって、クラブ活動に取り組んだ。以下は主な活動成果である。
器楽部 |
第17回 定期演奏会開催 (3月31日)
第5回 バレンタインオーケストラコンサートに出演
(神戸市北区すずらんホール主催・主催者からの依頼を受理)
*中高生オーケストラとしては県で唯一、関西屈指の規模と内容 |
ギター部 |
全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクール努力賞
兵庫県高等学校総合文化祭器楽・管弦楽部門 優秀賞 |
軽音楽部 |
J-COM Presents 高校軽音フェスティバル2018
第58回 ソニックハイスクール ライブ参加 |
コーラス部 |
第85回NHK全国学校音楽コンクール兵庫県大会
中学生の部 銀賞 高校生の部 教育委員会賞
兵庫県合唱コンクール 中学生の部 金賞
兵庫県高等学校合唱コンクール 銀賞
MBSこども音楽コンクール西日本大会 優秀賞 |
書道部 |
全国高等学校総合文化祭書道部門 兵庫県代表
兵庫県高等学校選抜書道展 出場
第34回みなぎの書道展 三木市書写教育研究部長賞 さざんか賞 奨励賞
第2回明日への一言コンテスト書道部門 最優秀賞 特別賞
第19回宇野雪村賞全国書道展 新温泉町長賞 新温泉町教育長賞
第42回兵庫県高等学校総合文化祭書道展 近畿総文推薦賞 特選
芦屋市書道展 協会特別賞(3名) 奨励賞(4名)
第51回私学の書展 優秀団体賞 特別賞(2名)
第37回国際高校生選抜書展 入選(6名) |
美術部 |
第91回兵庫県小中高校絵画展 入選(4名) |
文学部 |
全国高等学校総合文化祭文芸部門 兵庫県代表(詩歌)
兵庫県高等学校総合文化祭文芸部門コンクール 文芸部誌部門・入選
散文部門・優良賞 詩部門・優良賞 表紙絵部門・入選 |
放送部 |
NHK杯放送コンテスト アナウンス部門・朗読部門 出場
「KISS FM KOBE」番組 「スクールノオト」に出演 |
空手道部 |
第47回兵庫県空手道選手権大会 一般級女子の部 1位・2位・3位入賞 |
水泳部 |
神戸市中学校総合体育大会・兵庫県高等学校総合体育大会 出場
兵庫県高校ジュニア大会 出場 |
テニス部 |
灘区大会 中学生の部・2位3位 高校の部・1位3位
神戸市新人戦 個人戦・ベスト24 団体戦・ベスト12
神戸市中学校ソフトテニス大会 1年生の部・優勝 |
卓球部 |
灘区中学校総合体育大会 女子シングルス・優勝 ベスト8(3人入賞)
団体戦・優勝
神戸市市民大会 ダブルス・3位
神戸市総合体育大会 シングルス ベスト32
灘区公立中学校連合体育大会 シングルス ベスト8・ベスト16
灘区カデット シングルス ベスト4・ベスト8・ベスト16
ダブルス ベスト12
神戸市カデット シングルス ベスト16・ベスト32
灘区中学校新人大会 団体戦・準優勝 シングルス・ベスト8
神戸市高等学校総合体育大会 決勝トーナメント出場
神戸市高等学校新人大会 団体戦決勝トーナメント出場 ダブルス・ベスト15 |
バスケットボール部 |
神戸市中学校総合体育大会 神戸市市民大会 神戸市中学校バスケットボール種目別大会 神戸市市民大会 兵庫県総合体育大会 神戸市私立高等学校バスケットボール に参加 |
バレーボール部 |
兵庫県私学大会 ベスト8 近畿大会出場
秋季リーグ戦 3部昇格 |
ハンドボール部 |
神戸市中学校新人大会 4位 神戸市春季大会 リーグ戦2部 3位
兵庫県総合体育大会 神戸市秋季大会 リーグ戦2部 3位 |
ソフトボール部 |
神戸市中学校総合体育大会・兵庫県私立中学校女子ソフトボール大会 出場
兵庫県高等学校総合体育大会・兵庫県高等学校新人ソフトボール大会 出場
神戸市高等学校秋季大会 5位・神戸市高等学校春季大会 3位 |
陸上競技部 |
兵庫県ユース陸上対抗選手権神戸大会
1年砲丸投げ・3位 1年走高跳・6位
2年走幅跳・6位 2年400mH・6位 県大会出場 |
バドトミント部 |
神戸市中学新人大会 団体3位 ダブルス優勝・ベスト8入賞
県高校総合体育祭 バドミントン競技出場 |
長森遥南 |
全日本選手権大会 500m・11位 1000m・7位 1500m・11位 総合・11位
全日本ジュニア選手権大会 500m・2位 1000m・4位 1500m・2位 総合・3位
世界ジュニア選手権大会派遣選手団 補欠1位
兵庫県民大会ショートトラックスピードスケート選手権大会 最優秀選手賞
第74回冬季国民体育大会ショートトラック競技少年女子の部 500m・1000m 優勝
関西高等学校ゴルフ選手権決勝大会20位 全国大会出場 |
胡 美羽 |
第17回近畿ジュニア武術太極拳大会 総合2位 |
(5)ボランティア
高校中学で希望者が登録 青少年赤十字加盟
- ワークキャンプ(福祉体験学習)
- 市民救命士講習会 (中3全員対象)
- 募金活動(あしなが募金、海外たすけあい募金、赤い羽根共同募金)
- 献血協力キャンペーン(文化祭・HR等)
- 青少年赤十字活動(JRC)例会・トレーニングセンター
- 保育体験 (高1・高2希望者)
- 看護介護体験 (高1・高2希望者)
- 保育体験 (中2全員対象)
- 八幡児童館で子どもの遊び相手ボランティア
(6)公開学校行事の実施
- 文化祭(5月 3日)
- 体育祭(9月26日)
- 音楽会(11月10日)
(7)その他
-
英語検定 6月2日
英語キャンプ 1月19日〜21日 中3
レシテーションコンテスト 2月22日
-
芸術鑑賞(高校2年生) 6月8日(金) 天満天神繁盛亭
- 芸術鑑賞(高校1年生) 5月31日(木) 宝塚歌劇
- 音楽鑑賞(中学3学年) 1月29日(火) Osaka Shion Wind Orchestra
(1)2018年度入試大学合格実績(含既卒者)
大 学 名 |
合格者数 |
|
大 学 名 |
合格者数 |
国立大学 |
京都大学 |
1 |
私立大学 |
神戸親和女子大学 |
14 |
大阪大学 |
5 |
同志社大学 |
14 |
神戸大学 |
4 |
立命館大学 |
23 |
九州大学 |
1 |
関西大学 |
21 |
奈良女子大学 |
2 |
関西学院大学 |
19 |
帯広畜産大学 |
2 |
慶応大学 |
1 |
北海道大学 |
1 |
早稲田大学 |
2 |
富山大学 |
1 |
立教大学 |
2 |
金沢大学 |
1 |
明治大学 |
2 |
静岡大学 |
1 |
中央大学 |
1 |
滋賀大学 |
1 |
津田塾大学 |
1 |
奈良教育大学 |
1 |
東京理科大学 |
2 |
岡山大学 |
1 |
国際医療福祉大学 |
2 |
高知大学 |
3 |
北里大学 |
3 |
琉球大学 |
1 |
日本大学 |
1 |
国立大学計 |
26 |
関西医科大学 |
4 |
公立大学 |
兵庫県立大学 |
10 |
大阪歯科大学 |
3 |
大阪市立大学 |
3 |
大阪医科大学 |
2 |
京都府立医科大学(医看) |
2 |
大阪薬科大学 |
2 |
神戸市外国語大学 |
1 |
京都薬科大学 |
3 |
岐阜薬科大学 |
1 |
神戸薬科大学 |
3 |
京都市立芸術大学 |
1 |
近畿大学 |
29 |
神戸市看護大学 |
1 |
甲南大学 |
17 |
奈良県立大学 |
1 |
神戸学院大学 |
16 |
公立小松大学 |
1 |
龍谷大学 |
7 |
県立広島大学 |
1 |
甲南女子大学 |
31 |
公立大学合計 |
22 |
神戸女学院大学 |
27 |
|
武庫川女子大学 |
6 |
同志社女子大学 |
5 |
京都女子大学 |
4 |
京都外大 |
9 |
関西外大 |
6 |
その他 |
|
私立大学等合計 |
359 |
(2)進路説明会等
-
高3進路説明会 4月11日
- 高2進路説明会 6月2日
- 社会人講演会
7月10日(火) 京都大学iPS細胞研究所 国際広報室 特定研究員 佐々木あやか氏
2月5日(火) 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所・電子航空研究所
工学博士 伊藤恵理氏
- キャンパスツアー(高校1年、2年) 京都大学・大阪大学・神戸大学 7月18日
-
大学説明会 国公立:神戸、大阪市立
私 立:神戸親和女子、同志社
- 進路通信「くすのき2017」 通年複数回発行
- 外部講師による進路講演会 駿台、教育コンサルタントによる講演会
- 卒業生による難関大合格への道2018 6月23日(土)
- キャリアナビ (卒業生による職業オリエンテーション) 11月13日(火)
-
保健室来室生徒への対応および各学年との連携
- 生徒健康診断 4月〜6月 全校生徒対象 身体測定、聴力、X線、検尿、心電図、内科、眼科、耳鼻科
- 保健調査を実施し、各学年一覧表 4月 全校生徒対象 健康管理、緊急時対応
- 宿泊旅行前健康調査 各学年旅行前 全校生徒対象
- 性に関する講演会 7月、1月、2月 中学生対象
- 熱中症対策講座 中学1年生対象
- 保健に関する指導 中学生対象
- 職員研修 AEDを用いた市民救命士講習会 10月
- 相談活動 ゆうルームで、カウンセラー3名、相談員2名(神戸親和女子大学大学院卒業生) が交替で常駐し、生徒・保護者との相談活動を行った。
-
図書購入 763冊 (資料図書456冊 軽図書307冊 雑誌219冊 AV資料1点)
- 図書館報 親和図書館報 1回発行(読書感想文コンクール特集号)
- 図書案内 理事からの寄贈図書 「図書館通信」中学生版・高校生版 (各1回)
- 図書館での授業 中1 27回(オリエンテーション・地理・家庭科・LHR)
中2 19回(国語・美術・LHR) 中3 6回(理科・LHR) 高1 3回(国語)
高2 28回(国語・美術)
- 図書館の資料を使った授業 中2 5回(社会)
- 図書館内展示活動 学校行事、季節、生徒の動向に応じた展示(随時)
- 一般来訪者への案内 文化祭、オープンスクール、入試説明会、学校訪問者
- 図書委員会活動 読書会(中学・高校 各1回) 「図書館通信」発行 企画展示(3回)
- 読書感想文コンクール
・校内読書感想文コンクール(中1〜高2)開催
・兵庫県私学SLA読書感想文コンクールへの参加および作品審査
特選1名 入選3名 佳作1名 県大会出品1名
- 校内での移動図書館 3回
- オープンライブラリー 高羽小学校児童への図書館開放
- 学校図書館スタンプラリー 兵庫県私立学校SLAの企画に参加して、図書館開放
[イベント]
- 中学入試説明会実施
本校主催 塾対象 校外 1回 参加組数 41組
保護者対象 校内 1回 参加組数 233組
保護者対象 校外 2回 参加組数 9組
- 高校入試説明会実施
本校主催 塾対象 校外 1回 参加組数 32組
保護者対象 校内 1回 参加組数 15組
- 中学校 見学会実施 6月23日(土)
本校主催 保護者対象 校内 1回 参加組数 186組
- 高等学校 見学会実施 11月24日(土)
本校主催 保護者対象 校内 1回 参加組数 15組
- サマーオープンスクール実施 本校主催 参加組数 325組
- 「適性型入試問題を親和で体験してみよう」実施 9月15日(土)
本校主催 受験生対象 参加者数 155名
- プレテスト実施 10月21日(日)
本校主催 受験生対象 参加者数 のべ729名
[入試結果]
|
志願者数
(名) |
受験者数
(名) |
合格者数(名) |
入学者数(名) |
Sコース |
総合進学
コース |
Sコース |
総合進学
コース |
前期T |
Sコース |
73 |
66 |
42 |
53 |
68 |
106 |
総合進学コース |
44 |
42 |
適性検査型
(前期U) |
Sコース |
251 |
247 |
160 |
93 |
総合進学コース |
47 |
44 |
後期T |
Sコース |
134 |
129 |
59 |
128 |
総合進学コース |
80 |
78 |
後期U |
Sコース |
215 |
207 |
83 |
162 |
総合進学コース |
74 |
71 |
チャレンジ入試 |
13 |
12 |
5 |
7 |
合 計 |
935 |
897 |
349 |
444 |
68 |
106 |
- 汲温会主催の茶道・華道教室を実施(毎週水曜日 汲温会館茶室)
- 汲温会会員の指導による茶道教室を実施
中学1年生対象 1学期3回、2学期4回、3学期2回
中学2年生対象 2学期2回、3学期2回
- メルボルン交換留学生および東北師範大学附属中学生対象の茶道教室を開催。
- 育友会による校内緑化支援
- 〃 生徒活動支援(クラブ活動、文化鑑賞)
|
3)施設等の状況
(1)主な施設の取得関係
【神戸親和女子大学】
-
神戸親和女子大学国際交流寮新築工事 (金額:129,600千円)
-
教育用貸出ノートパソコン(43台)更新一式 (金額: 9,949千円)
- 大学附属親和幼稚園1・2階トイレ改修工事 (金額: 9,720千円)
- 新2号館講義室AV機器装置更新一式 (金額: 6,940千円)
- 証明書自動発行機システム更新一式 (金額: 6,745千円)
- 電子ピアノ(クラビノーバ41台)一式 (金額: 5,527千円)
- 仮想サーバ(e-learning)一式 (金額: 5,388千円)
- 図書館・大学院パソコン(32台)更新一式 (金額: 3,877千円)
- 親和deネットサーバリプレイス一式 (金額: 3,771千円)
- 2号館講義室AV機器装置更新一式 (金額: 3,687千円)
- 仮想サーバ(セキュリティ・学生メールDB)一式 (金額: 3,278千円)
- 就業管理システム(初期費用等)一式 (金額: 3,229千円)
- 6号館1階ラウンジ改修工事 (金額: 2,970千円)
- 3号館1階312講義室改修工事 (金額: 1,879千円)
【親和女子高等学校・親和中学校】
-
4階生物教室系統空調機更新工事 (金額: 4,968千円)
-
5階生徒用トイレ改修工事 (金額: 5,130千円)
- 講堂スポットライト更新工事 (金額: 9,450千円)
- 自習室改修工事 (金額: 5,057千円)
- ラーニングコモンズルーム設置工事 (金額:21,849千円)
(2)主な施設の処分関係
【神戸親和女子大学】
- 1号館2階事務室間仕切撤去工事に伴う除却処分
・資産番号19422002-000のうち建物(一部)の除却 取得額: 419千円
- 親和幼稚園1·2階トイレ改修工事に伴う除却処分
・資産番号21650002-000のうち建物(一部)の除却 取得額:1,237千円
-
講堂スポットライト更新工事に伴う除却処分
・資産番号 18832002-000の内講堂照明調光設備(一部)の除却 取得額:1,951千円
-
自習室改修工事に伴う除却処分
・資産番号 18832001-000の内扉、教壇(一部)の除却 取得額:205.5千円
- ラーニングコモンズルーム設置工事に伴う除却処分
・資産番号 18832001-000の内扉、教壇等(一部)の除却 取得額: 506千円
【親和女子高等学校・親和中学校】
- 4階生物教室系統空調機更新工事に伴う除却処分
・資産番号 18832004-000の内空調機パッケージ(一部)の除却 取得額:1,544千円
- 5階生徒用トイレ改修工事に伴う除却処分
・資産番号 18832001-000の内トイレブースの除却 取得額: 529千円
・資産番号 18832003-000の内衛生器具(一部)の除却 取得額: 334千円
- 講堂スポットライト更新工事に伴う除却処分
・資産番号 18832002-000の内講堂照明調光設備(一部)の除却 取得額:1,951千円
- 自習室改修工事に伴う除却処分
・資産番号 18832001-000の内扉、教壇(一部)の除却 取得額:205.5千円
- ラーニングコモンズルーム設置工事に伴う除却処分
・資産番号 18832001-000の内扉、教壇等(一部)の除却 取得額: 506千円
|
4)対処すべき課題
【学園(法人)】
-
財政健全化への積極的・具体的な取組み
財政健全化への取組みの前提は、この厳しい財政状況を正しく理解・認識することです。毎年の決算や予算編成における数字の意味を深く理解することです。その上で、人事及び施設 計画の策定や事業の精選と集中について、緻密な議論及び検証を重ねて、財政健全化を計画的に進める必要があります。
今年は、先にも述べましたように、第3次10年構想5ヵ年計画を策定する年に当たっているので、そこで、学園の財政状況を勘案しながら中長期の事業計画及び人事・施設計画を策定する予定です。とくに、人事については、中高と大学とも、教育課程を検証しながら適正な教員数を特定するとともに、また、多様な雇用形態を活用して、人件費抑制に努めます。施設計画については、安全面を最優先しながらも、当面は、最小限の実施にとどめてまいります。ただ、大学につきましては、2020年10月に第2体育館である「親和アリーナ」の建設を予定しており、他の施設については、支障がない限り、遅らせていく予定です。
他の財政健全化方策として、中高・大学とも、学費の値上げを予定しています。これまで、中高・大学の学費は概ね他校・他大学の学費と比較しても低いレベルにあったこと、消費税が上がること、学園の財政が厳しい状況であることなどが、他校・他大学の水準にまで学費を値上げする主な理由となっています。
また、今後も募金活動を継続して行います。とくに、企業を中心に体育館の建設を趣旨に 新たな募金活動を展開する予定です。
- 組織の活性化
各設置学校に経営(戦略)会議や戦略専門部会を設けて、改革に向けての基本方針や具体案の検討及び策定を進めているが、さらに、その目的を教職員に周知徹底及び明確化し、改革のスピードアップを図っていきたい。中でも、教員と職員の協働作業を促進し、組織の活性化を進めたい。
- 働き方改革
現在、学園では教職員の働き方改革を進めているが、その都度、課題を明確にし、是正・改善に努めていくことにしている。目標は、教職員が働き甲斐を感じることができ、中高・大学が教育研究機関として十分に機能することである。今後とも、働き方改革を進め、生徒・学生の成長をミッションとする組織の構築に努めていく所存である。
【神戸親和女子大学】
- 入試関係
- 2019年度入試を踏まえ、学長のもとでの「学生募集プロジェクト」は継続し、昨年同様 全学体制で学生募集に取り組む。特に、総合文化学科、児童教育学科のコース改変に伴い 入試改革を実施し、さらなる学生募集の強化策を検討する。また、協定校との関係をさらに強固にするために協定内容の再検討、ジュニアスポーツ教育学科に特化したスポーツ強豪校との新たな協定締結等を継続して推進する。
- 中長期的な対応として、高大接続改革の動向を注視し、かつ、IRデータ分析を参考に、 新たな入試制度の構築および改革を検討する。
- 就職関係
- 学生個々人の希望する就職支援のために、キャリア教育及びキャリア形成支援の体系的取り組みを検証する。
- 学生へのさらなる就職意識・志向を向上させるために、関連講座の充実、就職ガイダンスの内容精査、きめ細かい個人面談の徹底を図る。
- 指導教員(ゼミ)との連携を図り、学生の就職活動状況の把握に努め、その状況(活動停滞等)に応じた適切な就職指導を行う必要がある。
- 教職関係においては、キャリアセンターが採用動向に係る情報収集に努め、教職課程・実習支援センターと密に連携し、委託講座等も活用するなど、学生をトータルで支援し、合格率アップを目指す。
- 施設関係
- 学内の環境面や安全面・美観面等の保全を総合的に判断して改善に努め、教育研究ニーズの緊急性や中長期の課題に取り組み、施設計画を策定する必要がある。また、長期的には老朽化した施設の建替えや設備更新等を将来計画に含めて検討していく必要がある。
- 学習環境の整備・機能向上を図るため、学内LAN設備や情報関連備品、講義室・演習室等のマルチメディア設備や机・椅子、照明設備等、設備・備品の更新について、計画的に実施していく必要がある。
- 海外留学・研修関係
- 研修先におけるテロなどのリスクに備え、引率者のみならず、危機対策本部の構成員も含めた有事発生時のシミューレーションを行う必要がある。
- 海外研修助成金の額については、その効果を検証し、より多くの学生が海外研修へ参加できるような形での援助を行う。
- 教員の研究関係
- 改組に向け、教職課程認定申請を受け、さらに研究の奨励と支援を行う。
- 教員の科研費申請を促進する。
- 継続的な募金活動を実施する。
- 第2次10年構想5ヵ年計画の検証と第3次10年構想5ヵ年計画の策定
- 2020年度改組に向けた申請業務の準備を行う。
- 2020年4月開設予定である附属親和幼稚園の認定子ども園(幼稚園型)への円滑な移行に 取組む。
- 三田市ゆりのき台小学校における放課後児童クラブの指定管理委託事業の安全で円滑な 運営に取り組む。
【親和女子高等学校・親和中学校】
- 志願者と入学者の確保
-
中学入試については、前期T・適性検査型(前期U)・後期T・後期Uに加え、2018年度入試から新たにチャレンジ入試を実施した。入試全体では、志願者935名、昨年度より47名増加となったが、本校第一志望者の指標となる前期T入試の受験者が15名減少したことが、入学者1名減の174名に留まった一番の要因である。3年目を迎えた適性検査型(前期U)入試は、志願者298名で前年度から19名の増加と志願者を増やした。また、後期T入試における「英語」での受験も2年目となったが、今後難易度も含め検討していく必要がある。
しかし、他校に比べいち早く英語入試に対応できたことは今後につながると分析している。統一日から1週間後に実施したチャレンジ入試には、13名が出願し12名合格した。一定の成果があり、次年度にもつなげていきたい。
次の点を課題として考えていく。
ア)前期T入試の志願者増加
イ)適性検査型(前期U)入試の歩留まり向上(学習奨励生制度の活用)
ウ)英語入試の定着
エ)新しい大学入試で求められる新学力を意識した中学入試の導入の検討
- 高校入試については、再開5年目の今年も、30名募集のところ14名の入学(昨年は15名 入学)であった。中学入試の入学者増が容易でない中、学校経営上の視点からも、高校入学生の受け入れを積極的に展開する状況にある。Only one、親和でしか実現できない学びの提供を 検討すると同時に、併願者を囲い込むための対応策を具体的に検討する必要がある。
ア)国際コース設置
イ)特進コースの特色化とカリキュラム等の整備
ウ)公立高校併願者の入学促進策(学習奨励生制度の活用)
- 1と2の両方・特色化に関係することであるが、教学と広報の両面から改革が求められている。他校との差異化、優位性をうち出すこと、多様な能力を多面的に評価できる入試制度(適性検査型入試の進化、英語入試の定着、自己アピール入試の検討等)の積極的な展開を考える必要がある。さらに帰国子女入試を現地で実施することにより、恵まれた環境で広い視野を持った生徒の確保を目指す。
- 学力の向上策の強化
- 補習・講習を学校全体の組織的取り組みとして捉え、より効果的に実施する。
- 難関大学合格者実績を高めるために、生徒の進学意識を高める外部講師による説明会、 難関大学見学会の実施や教師の進学指導意識と進学指導技術の向上のため難関大学の入試問題分析を進路指導部と各教科が連携して行う。
- 教師の授業力を高めるために、実施してきた授業評価のさらなる進化を目指して授業評価委員会を設置し、全教員の授業改善に生かす。同時に今後の教育の方向性を見据え、アクティブラーニング研究委員会を中心に、積極的に外部との情報交流を行い、教職員全体での教育力向上と授業の活性化に取り組む。
- 教員のICT機器活用能力を高め、電子黒板やタブレットの活用等で、日常の授業をより魅力 あるものにし、生徒の学習意欲を高める。
- 英語検定準1級・2級の合格を目指し、外部講師による講座を実施。
- グローバル教育の推進
- 生徒の海外留学・研修を推進し、グローバル人材の育成に努める。
- そのために、生徒の海外留学・研修の助成制度の充実を図る。
- 高校に新たに国際コースを設置し、ネィティブによるHR連絡(イマ―ジョン教育)や中・長期にわたる留学制度を取り入れ、他コースの生徒にも刺激となる取り組みを行う。
- 総合的な人間教育の推進
- 親和教育の基本理念を確認し、総合的な人間教育を推進する。
- 生徒の個性や多様な教育ニーズに応える教育を研究し推進する。
- 施設整備
- 校内の安全面や環境面の教育環境整備に努め、中長期の施設設備計画に基づきながら、ICT活用など緊急的な教育課題に対応した環境整備にも柔軟に対応していく。
- 老朽化した施設・設備の改修や更新を長期計画に組み入れる。
- 132年目の取り組み
- 今一度原点に立ち帰り、地域や社会の信頼と期待に応え続け、継続して発展するためには、建学の理念・目的を再確認するとともに、社会の発展動向を視野に不断に進化し続けなければならない。
- そのためには以下の取り組みを進める必要がある。
・新学習指導要領への対応
・大学入試改革への対応
・情報化への対応
・グローバル化への対応
・教育内容・方法の絶えざる改善
・社会の変化や生徒の多様な教育ニーズに応える多様な教育の展開
・生徒の全人的な成長を促す人間教育の展開
・教員一人ひとりの自身のミッションの自覚と点検・評価及び資質向上
- 第2次10年構想5ヵ年計画の検証と第3次10年構想5ヵ年計画の策定
- 経営会議及び常任理事会を中心に第2次10年構想5ヵ年計画を検証する。
- 校長のもと、第3次10年構想5ヵ年計画を策定する。
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3)その他
借入先 |
借入金残高(円) |
利率(%) |
返済期限 |
資金使途 |
【長期借入金】 |
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日本私立学校振興・共済事業団 |
47,750,000 |
3.0 |
2020年9月 |
校地校舎改修等 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
45,000,000 |
3.0 |
2021年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
127,980,000 |
1.9 |
2029年3月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
37,180,000 |
1.9 |
2030年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
138,000,000 |
1.6 |
2031年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
144,620,000 |
0.5 |
2033年9月 |
校舎耐震補強 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
76,480,000 |
0.4 |
2035年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
31,840,000 |
0.7 |
2035年9月 |
校舎建築 |
【短期借入金】 |
116,450,000 |
(返済期限が1年以内の長期借入金) |
合 計 |
765,300,000 |
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寄付金の種類 |
寄付者 |
金額(円) |
適用 |
特別寄付金 |
教職員、卒業生、父母等 |
570,000 |
(大学)50周年募金 |
特別寄付金 |
教職員、卒業生、父母等 |
18,037,987 |
(高中)130周年、中高緑化等 |
一般寄付金 |
汲温会、教職員 |
230,000 |
(高中)母校後援費 |
現物寄付金 |
卒業生、父母の会、教員等 |
5,026,095 |
(大学)パソコン、図書、草花類等 |
現物寄付金 |
保護者会 |
102,660 |
(幼稚園)絵本 |
現物寄付金 |
卒業生、教員等 |
605,242 |
(高中)製氷機、冷水機、図書等 |
(単位:千円)
補助金の種類 |
大学 |
幼稚園 |
高等学校 |
中学校 |
合計 |
国
庫
補
助 |
私立大学経常費補助金 |
220,138 |
0 |
0 |
0 |
220,138 |
私立学校施設高度化推進事業費補助金 |
591 |
0 |
0 |
0 |
591 |
計 |
220,729 |
0 |
0 |
0 |
220,729 |
地
方
公
共
団
体
補
助 |
神戸市地域子育て支援拠点事業「ひろば型」事業費補助金 |
4,952 |
0 |
0 |
0 |
4,952 |
結核予防費補助金 |
145 |
0 |
183 |
0 |
328 |
神戸市私学振興助成金 |
0 |
0 |
2,493 |
0 |
2,493 |
私立学校経常費補助金 |
0 |
41,647 |
213,701 |
161,966 |
417,314 |
私立学校経常費特別補助金 |
0 |
0 |
1,500 |
1,800 |
3,300 |
理科教育設備整備等補助金 |
0 |
0 |
297 |
0 |
297 |
兵庫県内大学就活支援事業 |
300 |
0 |
0 |
0 |
300 |
私立幼稚園預り保育推進事業補助 |
0 |
1,960 |
0 |
0 |
1,960 |
特別支援教育振興費補助 |
0 |
2,352 |
0 |
0 |
2,352 |
私立幼稚園乳幼児子育て応援事業補助 |
0 |
696 |
0 |
0 |
696 |
地域わくわく陽だまり活動事業補助 |
0 |
290 |
0 |
0 |
290 |
兵庫県私立幼稚園等高校生保育体験推進事業補助 |
0 |
120 |
0 |
0 |
120 |
私立幼稚園等子育て支援カウンセラー事業補助金 |
0 |
90 |
0 |
0 |
90 |
三田市 私立幼稚園教育振興助成交付金 |
0 |
850 |
0 |
0 |
850 |
三田市特別支援教育振興助成金 |
0 |
540 |
0 |
0 |
540 |
計 |
5,397 |
48,545 |
218,174 |
163,766 |
435,882 |
そ
の
他 |
兵庫県私学連合会人権教育推進費分配金 |
0 |
0 |
25 |
25 |
50 |
神戸市私学協会スポーツ大会研修会参加補助金 |
0 |
0 |
20 |
0 |
20 |
計 |
0 |
0 |
45 |
25 |
70 |
合 計 |
226,126 |
48,545 |
218,219 |
163,791 |
656,681 |
属性 |
役員名 |
取引の内容 |
理事 |
山根耕平 |
借入金および車両リースの連帯保証 |
(注) |
当法人の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金765,300,000円および未経過リース料5,473,800円に対して、当法人理事長山根耕平が連帯保証人になっている。なお、保証料の支払は行っていない。 |
5 学園創立120周年 校祖友國晴子先生記念奨学金 |
2019年3月31日現在での給付累計額は7,600千円で給付枠残高は42,400千円です。
2019年3月31日現在での給付累計額は23,190千円で給付枠残高は126,810千円です。
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