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2015(平成27)年度決算
2.事業報告書
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2.事業報告書 |
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最新の予算・決算は
財務状況トップよりご覧下さい |
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学校法人親和学園は、校祖友國晴子先生が1887(明治20)年に親和女学校を創立されて以来、その建学の理念を継承し、現在、中学校から大学まで、約4000名を擁する総合学園にまで発展して参りました。
しかし、近年、少子化が加速度的に進行するとともに、本学園の生徒・学生の募集環境はますます厳しさを増しています。学園として、中高として、大学として、改めて、現状を分析・検証し、未来を打開する的確な対応が求められた年度でした。まさに正念場を迎えた学園として、初心に戻って建学の理念を確認するとともに、長期的なビジョンのもとに短期的な処方箋を連続的・多面的に講じる必要性を認識した年度でもありました。
以下、このような認識のもとに各設置学校の2015年度の事業を総括いたします。
神戸親和女子大学では、学生が自ら主体的に学ぶ力を育成するという観点から、オンキャンパス教育とオフキャンパス教育の融合による質の高い教育を展開して参りました。とくに、大学創立50周年の記念事業として、学生の学習環境を整備し、アクティブラーニングを奨励・実践する場としてのラーニングコモンズの建設を進め、本年度3月に完成をみました。同じく50周年を記念する大学附属幼稚園の設置に向けた準備を行い、2016年4月にめでたく開設にいたりました。
大学の就職実績については、今年度も好調を持続し、大学全体の就職率は、5月1日現在で、98.2%と高い水準にあります。また、教員・保育士の就職実績では、幼稚園教員採用者数は全国の大学中第3位(西日本第1位)、保育士採用者数は西日本の女子大学中第1位、小学校教員採用者数は西日本女子大学中第3位(いずれも大学通信調べ)と、例年と変わらず、好実績を残しました。このような就職面での高い実績は、キャリアセンターによるきめ細かいキャリア支援とともに、教員による質の高い教育実践の成果であると考えています。
しかし、入学者の確保については、はじめて、定員割れの事態にいたりました。415名の定員に対して、入学者数は405名で、10名の欠員でした。大学の入学者数については、ここ10年以上にわたってほぼ堅調であっただけに、いわゆる18年問題の厳しい現実に一足先に直面することになりました。ただ、定員割れの内実は、一部の学科の減少率が高く、児童教育学科やジュニアスポーツ教育学科の入学者は安定しており、受験者や社会から高い評価を受けているものと考えられます。早急に分析・検証を行った上での適切な対応が必要と考えています。
グローバル教育の推進に関しては、従来の海外留学・研修に加え、今年度はじめて、カリフォルニア大学バークレー校教育大学院との連携協定による米国教育研修を実施しました。さらに、イタリアやカナダにおける海外インタ−ンシップ等、新規の海外研修の開拓に努め、充実した海外プログラムの展開をめざしています。
また、2014年の大学基準協会による大学評価(認証評価)を受け、3つのポリシー(アドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー)の検証を行い、大学教育の質保証に努めてきました。また、2015年4月には、大学の戦略的意思決定や業務改善を支援するために、学長室にIR推進室を設置しました。
特記すべき事項として、大学の教育実践が、文科省より、教育の質的転換(タイプ1)と地域発展(タイプ2)において、特別補助の対象大学に採択されたことがあります。この採択により、ラーニングコモンズ棟の建設費に対しても、多額の助成を受けることができました。今後も、大学の教育研究のさらなる向上と発展に邁進して参ります。
親和女子高等学校・親和中学校では、(1)確かな学力、(2)主体的な学び、(3)コミュニケーション力という3つの親和教育のキー概念のもとに、今年も、「Sクラス」と「総合進学」の2つのコースの充実に努めてまいりました。ICT教育の推進のために電子黒板を英語教室と多目的教室に設置するとともに、各教室にタブレット端末を配備し、双方向的授業の研究と活性化に努めています。2016年4月からは、さらなるICT教育の充実・支援のために情報専門の職員を配置することにしました。
グローバル教育の推進にも注力し、カナダのフィールドストーン校と交流協定を結び、2016年より、生徒の海外留学(1年間)が可能になりました。他のオックスフォードでの語学研修、オーストラリアのメルボルンの高校との交換留学も、充実したプログラムとして実績を重ねています。2016年度よりは、さらなる充実を図るために海外研修参加者への奨学金の給付を行うこととしました。
2016年度の入試(2016年1月及び2月実施)については、中学入試において総志願者数は64名の増加となりましたが、入学者数においては6名減の177名という厳しい結果となりました。高校募集についても、2年目でしたが、志願者17名、入学者8名という結果で、昨年度の入学者4名と比較すれば倍増ですが、募集定員の30名には程遠い状況が続いています。
教育内容の改善については、生徒や保護者の多様なニーズに応えるべく、全校生徒対象の土曜日授業の完全実施や海外研修の充実等も行い、生徒の学力向上と進路希望の実現に向けた支援を強化しました。2016年度の大学進学実績については、別表にあるように、国公立大学への合格者数が49名、関関同立への合格者数が184名となっています。昨年度より比較的に好結果でありました。今後も、目標を明確にした進路指導に努めて参ります。
今後も、生徒の学力向上を目指して、電子黒板やタブレット端末を活用したICT教育の本格的導入を推進するとともに、グローバル教育の推進により幅広い国際的な視野を身に付けた人材の育成をめざし、質の高い多様な人間教育を展開していく所存です。
ただ、一方で、中学への入学者の減少に歯止めがかからない状況で、決算に見られるように、財政的にまことに厳しい状況に追い込まれています。中高は、財政的に正念場を迎えているというのが現実です。今、必要なことは、教職員がこの状況を受け入れ、それと正面から対峙して、知恵を絞り汗を流し、全力で未来を創造していくことです。このことを2015年度の事業報告において、とくに強調しておきたいと思います。
さて、このような状況下、本学園は、2016年に大学創立50周年を、翌2017年には学園創立130周年を迎えます。これを契機として、厳しい状況に直面していますが、第2次10年構想5か年計画のもと、親和教育のさらなる質的向上をめざして、全力で教育の改善・改革に取組むとともに、経営基盤の改善・強化のための施策を的確に講じていく所存です。
報告書の「はじめに」を終えるにあたって、親和学園にとって特記すべき事項として2つのことを報告いたします。まず、親和高等女学校の卒業生であるとともに親和女子高等学校・親和中学校の教員であった碁盤弘子さまのご遺志により多額のご寄附をいただきました。碁盤さまにこの場を借りて感謝と心からのお礼を申し上げます。もう一つの報告は、学校法人慈愛学園より三田慈愛幼稚園を親和学園に無償譲渡していただいたことです。大学が創立50周年を迎えた節目の年に、附属幼稚園を開設できたのは、一重に慈愛学園様のご意志と親和学園への信頼の賜物と、改めて感謝と心からのお礼を申し上げます。
この2つの出来事は、親和学園の歴史にとって、大きな足跡を残す記念すべきものと認識しています。
2016年5月20日
学校法人親和学園
理事長 山根耕平
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建学の理念 |
広い世界観と社会的行動力を持つ新しい女性の育成 |
校訓 |
・誠実を旨とし、言行に表裏なからむことを期すべし
・堅忍不抜の精神を持し、以て婦人の天職を尽くすべし
・温和従順の徳を本とし、忠恕の道を完うすべし |
校章の由来 |
校訓の
「誠実」を表すものとして中心に鏡 を象し
「堅忍不抜」を表すものとして縁辺に菊 を
「温和」を象徴する葵 を縁辺に置いた |
○神戸親和女子大学の教育目標
(1) 大学設立目的
本学は、社会の発展方向を広く視野におき、学芸に関する多様な教育研究を通して豊かな教養を培い、専攻に係る学識を深めることによって、総合的判断力をもち主体的に社会に対応できる人間を育成することを目的とする。
(2) 学部・学科の目的
学部・学科 |
学科の目的 |
文学部 |
総合文化学科 |
日本語運用能力・英語コミュニケーション能力を高め、異文化間の双方向的な交流・活動を行うことができる人材を育成する。 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
子どもの教育と発達に関する専門的知識と技能をもった実践力のある人材を育成する。 |
心理学科 |
多様な現代社会において、心理学の専門知識に基づき、自己及び人々の心の健康と生産的な人間関係の構築に貢献できる人材を育成する。 |
福祉臨床学科 |
社会福祉に関する専門知識と技能をもった人材、とりわけ、人々と共生の福祉の心をもった人材を育成する。 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
子どもの抱える発達と教育の諸問題に対応できる専門知識と技能を有し、学校や地域社会においてスポーツ教育を担う人材を育成する。 |
大学院 |
心理臨床学専攻 |
臨床心理学及びその基礎となる心理学分野での専門的研究を深めることを通して、心の発達を支え、心のケアを必要としている人々を支援する高度専門的職業人を養成する。 |
教育学専攻 |
教育に関する深く広い知見を培うとともに、教育現場において指導的役割を担う高度な専門的知識、課題解決能力と実践力をもった人材を育成する。 |
○親和女子高等学校・親和中学校の教育目標
現代の開かれたグローバル社会で活躍する人材を育成するため、確かな学力を基盤として、知識活用能力を養うとともに自ら問題を発見し解決する能力を養う。
「知」「徳」「体」のいずれも偏ることなくバランスの取れた人間形成を目指すため以下の教育目標を設定する。
- 校訓「誠実・堅忍不抜・忠恕温和」を体現し豊かな人間性を育む。
- 広い視野と知識を持ち社会において主体的に活躍できる女性を育成する。
- 他者を理解し、他者と協働して社会の課題解決に取り組む女性を育成する。
上記の理念に基づき、以下のように教育目標を設定した。
- 確かな学力を身に着けさせ、高い語学力、数理的理解力及び情報活用能力を養成する。
- 自ら主体的に学び、問題発見と問題解決能力を養成する。
- コミュニケーション能力を育成し、他者と協力して物事を達成する態度と能力を養成する。
(2015年5月1日現在)
学校区分 |
学部 |
学科・専攻 |
設置認可年月日 |
設置年月日 |
神戸親和
女子大学 |
文学部 |
総合文化学科 |
平成14年5月29日 |
平成15年4月1日 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
平成16年11月17日
(届出受理) |
平成17年4月1日 |
心理学科 |
福祉臨床学科 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
平成19年6月25日
(届出受理) |
平成20年4月1日 |
通信教育部 児童教育学科 |
平成18年1月31日 |
平成18年4月1日 |
通信教育部 福祉臨床学科 |
大学院
文学研究科 |
心理臨床学専攻 |
平成13年12月20日 |
平成14年4月1日 |
教育学専攻 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和女子
高等学校 |
全日制課程 |
普通科 |
(新制)
昭和23年7月21日 |
(私立親和女学校)
明治20年10月5日 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和中学校 |
― |
― |
昭和22年4月1日 |
昭和22年4月1日 |
4 設置する学校・学部等の入学定員、収容定員、在籍学生・生徒数 (2015年5月1日現在) |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
収容定員 |
在籍学生数 |
文学部 |
60 |
47 |
240 |
219 |
発達教育学部 |
355 |
413 |
1,420 |
1,685 |
大学院文学研究科 |
35 |
13 |
70 |
36 |
計 |
450 |
473 |
1,730 |
1,940 |
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
44 |
1,200 |
238 |
編入学 |
600 |
175 |
1,200 |
489 |
(注)通信教育部の入学者数は、2014年10月入学生(入学13名、編入学43名)を含む
○親和女子高等学校・親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
生徒定員 |
在学生徒数 |
中学校 |
240 |
183 |
960 |
552 |
高等学校 全日制課程 普通科 |
270
内、外部募集30 |
231 |
960 |
731 |
計 |
― |
414 |
1,920 |
1,283 |
5 設置する学校・学部等の2016年度入学者数・入園者数 |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
摘要 |
文学部 |
60 |
39 |
|
発達教育学部 |
355 |
366 |
|
大学院文学研究科 |
35 |
13 |
|
計 |
450 |
418 |
|
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
26 |
4月入学生の募集は4月30日迄行っているため、最終確定は5月下旬になる。
(※1〜3期入学許可者数) |
編入学 |
600 |
53 |
○神戸親和女子大学附属親和幼稚園
(単位:人)
課程・学科 |
総定員 |
入園者数 |
摘要 |
― |
260 |
265 |
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○親和女子高等学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
全日制課程 普通科 |
270 |
194 |
内、外部募集定員30名 |
○親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
― |
240 |
177 |
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6 役員・評議員に関すること (2016年5月20日現在) |
理 事 |
定員 |
現員 |
氏名 |
理事長 |
1名 |
1名 |
山根 耕平 |
常務理事 |
1名 |
1名 |
安藤 直哉 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
山本 裕之 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
向田 茂 |
評議員会選任 |
7名 |
7名 |
近藤 要司、m尾 哲哉、尾熊 克巳、土井 惠司
井坂 かおる、米津 佳子、大利 慶子 |
理事会選任学識経験者 |
3名 |
3名 |
鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎 |
総 数 |
14名 |
14名 |
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評議員 |
定員 |
現員 |
氏名 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
山本 裕之 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
向田 茂 |
神戸親和女子大学副学長 |
1名 |
1名 |
近藤 要司 |
親和女子高等学校副校長 |
1名 |
1名 |
土井 惠司 |
親和中学校教頭 |
1名 |
1名 |
井坂 かおる |
神戸親和女子大学事務局長 |
1名 |
1名 |
尾熊 克巳 |
理事会推薦教職員で
評議員会選任 |
13名 |
13名 |
小林 雅樹、坂本 供美、m尾 哲哉、戸江 茂博
三井 知代、毛利 淳一、大村誠一郎、善住 芳枝
仁木 薫、橋本 秀則、舟橋 美則、松井 淳、中藤 広 |
設置学校卒業生で
理事会選任 |
10名 |
10名 |
米津 佳子、阿部 由佳、有本 三春、大塚 恵子
日下 裕子、大利 慶子、鬼島 壽子、荘林 淳子
御庄 晶子、宮本 佳世子 |
理事会選任学識経験者 |
10名 |
10名 |
山根 耕平、 安藤 直哉、鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎、伊良子 序、岩崎 拓治、釜本 貞男、
国広 輝代、村上 博子 |
総 数 |
39名 |
39名 |
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7 教職員数等に関すること(2015年5月1日現在) |
(単位:人)
区分 |
神戸親和女子大学 |
親和女子高等学校 |
親和中学校 |
法人事務局 |
合計 |
教 員 |
本 務 |
81 |
40 |
29 |
- |
150 |
兼 務 |
210 |
21 |
10 |
- |
241 |
計 |
291 |
61 |
39 |
- |
391 |
職 員 |
本 務 |
76 |
10 |
9 |
5 |
100 |
兼 務 |
23 |
9 |
7 |
0 |
39 |
計 |
99 |
19 |
16 |
5 |
139 |
年 月 日 |
学校法人・学校・学部・学科等の変遷 |
【1887年〜1899年】 |
1887(明治20)年 |
10月5日 |
佐々木祐誓を中心に神戸市内元町善照寺内に私立親和女学校創立 |
1892(明治25)年 |
11月2日 |
友國晴子独力にて校名だけを継承して、神戸市下山手通6丁目に民家一戸を借り、自ら校長兼教員として学校経営に尽力 |
1895(明治28)年 |
12月 |
神戸市下山手通7丁目に校舎竣工 |
1899(明治32)年 |
8月 |
親和女学校認可 |
【1900年〜1959年】 |
1908(明治41)年 |
2月26日 |
私立親和高等女学校設立認可 |
9月12日 |
学則・校章制定、校訓改定 |
1910(明治43)年 |
7月6日 |
財団法人親和高等女学校を設立 |
1917(大正6) 年 |
5月 |
親和高等女学校 校歌を制定 |
1925(大正14)年 |
10月26日 |
校祖友國晴子逝去(68歳) |
1937(昭和12)年 |
10月25日 |
親和学園創立50周年記念式典挙行 |
1947(昭和22)年 |
4月1日 |
学制改革により、新制親和中学校を併置 |
1948(昭和23)年 |
7月21日 |
親和女子高等学校設置認可 |
1951(昭和26)年 |
2月23日 |
私立学校法による組織変更が認可され、学校法人親和学園と改称 |
【1960年〜1999年】 |
1966(昭和41)年 |
4月1日 |
親和女子大学 (文学部=国文学科、英文学科)開学 |
1972(昭和47)年 |
4月1日 |
大学 文学部「児童教育学科」開設 |
1977(昭和52)年 |
4月10日 |
大学附属図書館竣工 |
1987(昭和62)年 |
10月25日 |
親和学園創立100周年記念式典挙行 |
1987(昭和62)年 |
11月22日 |
大学学生会館竣工 |
1989(平成元)年 |
3月29日 |
親和女子高等学校、親和中学校、法人本部が六甲(神戸市灘区)へ移転(神戸市中央区下山手通から) |
1994(平成 6)年 |
4月1日 |
大学名を神戸親和女子大学に改称、「教育専攻科」設置 |
1995(平成 7)年 |
1月17日 |
阪神・淡路大震災発生 中学棟被災し使用不能となる |
1997(平成 9)年 |
4月5日 |
中学棟、新運動場竣工 |
【2000年〜】 |
2000(平成12)年 |
11月27日 |
大学 厚生省「保育士を養成する学校その他の施設」の指定
(児童教育学科) |
2002(平成14)年 |
4月1日 |
大学院文学研究科(修士課程「心理臨床学専攻」「教育学専攻」)開設 |
2003(平成15)年 |
4月1日 |
大学 文学部「総合文化学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」開設 |
2004(平成16)年 |
4月1日 |
大学 教育研究センターを開設 |
2005(平成17)年 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「児童教育学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」)の開設 |
2006(平成18)年 |
4月1日 |
大学 通信教育部(発達教育学部「児童教育学科」「福祉臨床学科」)開設 |
2007(平成19)年 |
7月1日 |
大学 三宮サテライトキャンパス「センタープラザ教室」開設 |
10月20日 |
学園 親和女子高等学校・親和中学校創立120周年記念式典挙行 |
2008(平成20)年 |
3月12日 |
大学 神戸市北区と地域連携協定を締結 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「ジュニアスポーツ教育学科」)を開設 |
4月1日 |
大学 「子育て支援センター」新設 |
2009(平成21)年 |
7月24日 |
法人 常任理事会を設置 |
9月20日 |
大学 6号館(スポーツ教育健康センター)竣工 |
2011(平成23)年 |
9月20日 |
大学 新2号館竣工 |
2012(平成24)年 |
11月9日 |
学園 創立125周年記念講演会開催 |
2014(平成26)年 |
4月1日 |
中学 「Sコース」「総合進学コース」2コース制実施 |
2016(平成28)年 |
3月18日 |
大学 ラーニングコモンズ竣工 |
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1)神戸親和女子大学
- 教学マネジメント会議の設置
- カリキュラムの見直し(科目の新設、名称変更及び廃止)
- 英語の授業におけるE-learningの導入
- キャップ制導入
- GPAを利用した学生指導の検討
- 教員採用試験対策セミナーの実施
- 保育士採用試験対策セミナーの実施
- 教員免許状更新講習の実施
- 大学院における教員養成システムの検討
【大学間連携共同教育推進事業(2012年度大学改革推進等補助金採択事業)】
(1)海外の大学、他教育機関との交流
- 東北師範大学(中国)から1名、蘇州大学(中国)から1名の計2名の交換留学生を受入れ。
(2)海外研修・留学
- 海外研修9種 学部生104名、大学院生1名参加
海外英語研修(5名)、特別派遣留学(2名)、海外日本語教育実習(10名)、海外教育実地研究(12名)、海外芸術・教育研修(38名)、海外スポーツ教育・文化研修(11名)、シドニー大学海外語学研修(11名)、海外心理学研修(5名)、ローマの学校(2名)、米国教育研修(8名)、海外教育実習(1名)
- 海外研修・留学助成
・海外研修助成金(例年3万円、2015年度は2万円増額、計5万円)を上記研修参加者に支給。
・神戸親和女子大学・すずらん会海外研修臨時貸与奨学金を12名に貸与。
・シドニー大学海外語学研修参加者には国際交流基金より、一人につき25万円を上限として助成。
・費用が40万円以上の研修参加者には国際交流基金より、一人につき5万円を上限として助成。
- 海外研修報告書を発行
(3)外国人留学生
-
新入学の留学生に学生生活指導実施(4月)
-
交換留学生歓迎会実施(4月・9月)
- 大学コンソーシアムひょうご神戸留学生イベント参加(2名)
(1)公開講座
- 鈴蘭台キャンパスで文化教養系を10講座、健康スポーツ系5講座、ジュニアスポーツ系6講
座、親子で学ぶ「教育環境」動物編を王子動物園で、日本気候療法士リーダー資格講習会を本学と森林植物園を会場に開催、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で文化教養系 を5講座開講した。
- 心理系講座として、「楽しむ心理学講座」、「音楽療法講座(初級編・中級編)」、「アートセラピーの体験と応用」、「絵本セラピー講座」を開講した。
- 保育専門職のための赤ちゃん学講座を、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で開講。一般62名、学生15名、合計77名が受講した。
- 6号館スポーツ教育健康センターを利用した講座「親子ふれあい身体活動」(就園前の子どもとその保護者対象)を開講。15組の親子合計30名が受講した。
(2)地域交流
- 地域交流プログラム
・「キッズオープンキャンパス2015」を行い、600名を超える入場者があった。約400名の学生ボランティアが参加し、1,000人規模のイベントになった。
・「ものづくりフェスティバル2015」を行い、参加者170名とその保護者の方々、120名近い学生と、総勢約400名の方々が会場に集まった。
- KSスポーツクラブ
KIDSスポーツ教室では、各クラブ生が小・中学生または高校生を対象に、スポーツ指導を通じて交流を深めた。
- 神戸市北区との協力プログラム
「きたきたまつり」・「北区一斉クリーンキャンペーン」・「きてきてカーニバル」・「きた キッズ」・
「すずらんサークル」・「ふれあい綱引き大会」・「北区ロードレース大会」に協力した。
- 補完教育講座
昨年度に引き続き、ピアノの技術向上、また、教育・保育実習対策や採用試験対策として、補完講座「ピアノレッスン」を開講した。
- 大学コンソーシアムひょうご神戸主催「キッズフェスティバル2015」
大学コンソーシアムひょうご神戸の学生交流委員会ユニットリーダー校として、「キッズフェスティバル2015」を神戸市立王子動物園動物園ホールに於いて開催した。大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟する大学から7大学が参加、動物園ホールでの出展20団体、サテライト出展1団体の計21団体、200人以上の学生たちが運営し、子どもたちや保護者等約1,000名の参加があった。
(3)学生ボランティア
- ボランティア登録数918名、ボランティア活動者数(延べ数)2,220名であった。
- 主なボランティア活動先
淡河八幡神社「村祭り・子どもみこしまつり」、森林植物園「とんどまつり」、六條八幡宮「福娘厄除け祭」、「中里町夏まつり」、「エンジョイ!OJK」、「神戸マラソン」、「神戸ルミナリエ」、
「コーラス部、箏曲部ボランティア公演」ほか。
- 東北被災者支援ボランティア
ユネスコクラブを中心に年2回(8月と3月)に宮城県仙台を拠点にボランティア活動を続けている。今年度も大学がサポートし、学生51名と教職員が現地でのボランティア活動を行った。
(4)子育て支援センター『すくすく』
- デイリープログラム
午前の部 9時45分〜12時15分 (月曜日〜木曜日)
午後の部 13時00分〜15時30分(月曜日〜金曜日)
に、年間3,516名(延べ数)の親子が参加。学生ボランティアは、232名が活動を行った。
- ウィークリープログラム
10時30分〜12時(金曜日)に、年間915名(延べ数)の親子が参加。
学生ボランティアは、550名が活動を行った。
- スペシャルプログラム
「わくわくクッキング」、「わくわくパパクッキング」、「すくすくワーキング」、「すくすくDEパパとあそぼう」、「すくすく絵本ライブラリー」等に、年間335名(延べ数)の親子が参加した。
- 講演会
子育て支援センター『すくすく』主催の「新沢としひこ氏講演会」を2月23日(火)に開催し、約100名の入場者があった。
- ふれあい喫茶
高齢者の閉じこもり予防として、社会福祉法人神戸市社会福祉協議会と連携して、毎月第1水曜日に「ふれあい喫茶」を開催。年度始めの4月とゴールデンウィーク中の5月、新年の1月は実施できなかったが、毎回10名程度の高齢者の参加があった。学生もボランティアで参加し、『すくすく』を会場にしていることで、小さい子どもから高齢者に至る異世代交流が実現し、本学ならではの内容で地域貢献に寄与している。
- 図書館年間開館日数は、スクーリング開館が前年度より少なかったこともあり、295日となったが、近隣同規模大学に比して多い日数であった。入館者数は約2%の微増で、ほぼ前年度並みとなった。
- 図書館資料の館内複写件数は、約11%の増加に転じた。貸出件数は、授業と連携した貸出の影響もあり前年度比約3%増であった。
- 他館との相互利用の件数については、当館からの依頼(当館利用者の他館資料利用依頼)件数は前年度より約9%増加した。一方ここ数年700件あまりを維持していた他館からの受付件数は577件となり、前年度比約22%の減少をみた。当館の購入雑誌数の減少が影響している可能性も考えられる。
- 利用者教育においては、全1年次生に対し、必修科目「基礎演習」の1コマとして図書館ツアーを行った。また主に3・4年次生を対象とした「文献情報検索講座」については、教員への案内に努めた結果ゼミ単位での申し込みが急増し、学部生19ゼミ185名を含む計192名が受講した。前年度比約2.7倍の受講者数であった。
-
情報処理教育センターの利用学生数は、平均431.1人/日、最多数690人/日(延べ数ではなく、実学生数)
-
講座
利用講習会:大学院生対象1回、編入生対象1回、留学生対象2回、
新任教員1回、新任職員1回
-
資格対策講座
MOS「Word」2講座と「Excel」1講座を実施。
検定試験合格者:「Word」38名(合格率100%)
「Excel」69名(合格率94.5%)
ITパスポート1講座を実施。検定試験合格者:1名(合格率14%)。
-
ICT活用を継続・推進するための情報環境整備
・安全運用のための教育系サーバの更新(4月)
・学生用クラウドメールの変更(Office365の運用開始)(3月)
-
より安全・快適な学内ネットワークの構築と運営(3月)
・無線LANシステムの更新とエリアの見直し
・無線フリースポットの開設
-
教育支援システムの更新・充実(学務システムの更新及びスマートフォン対応)
従来設置されていた「教育研究センター」の諸研究所を統合するとともに、これにグローバルな視点から教育や文化の諸分野における研究や交流を推進していくための発展的な機能をもたせて、「国際教育研究センター」として新たにスタートさせた。このセンターでは、海外の優れた教育実践や研究から学ぶとともに、海外の大学・学校園の教員及び研究者と協力して、新たな提案を世界に発信していく。また、国際教育研究センター紀要を発刊した。さらに国際教育研究センター開設記念として以下のプロジェクトを実施した他、4つの研究ユニットを立ち上げた。
-
6月27日(土)
児童教育学科との共催で国際教育フォーラムを開催した。テーマは「これからの一貫教育を考える〜子どもの発達の連続・非連続〜」。アキ・ムラタ氏他、外国人研究者を講師として迎え、多数が参加した。
- 9月26日(土)
福祉臨床学科との共催で講演会を開催した。テーマは「本当の豊かさとは何か」。講師は斉藤とも子氏
- 11月11日(水)
総合文化学科との共催でシンポジウムを開催した。テーマは「海外における日本文化の受容と展開」。講師はソウル女子大学教授(本学客員教授)の成恵卿氏とシドニー大学准教授の安本成子氏。
- 3月6日(日)
児童教育学科と心理学科との共催でシンポジウムを開催した。テーマは「就活生の心理と サポート-保護者と考える就職支援のあり方-」。本学生とその保護者、またハローワーク職員など33名が参加。
-
「神戸親和女子大学 研究論叢 第49号」
-
「神戸親和女子大学大学院研究紀要 第12号」
-
「児童教育学研究 第35号」
- 「言語文化研究 第10号」
- 「福祉臨床学科紀要 第13号」
- 「ジュニアスポーツ教育学科紀要 第4号」
- 「心理相談研究紀要 第13号」
- 「国際教育研究センター紀要 第2号」
- 出版助成
「ポライトネス理論再考 −発語媒介行為・ジェンダー・ナラティブ」(笹川教授)
「漂流する自主避難者たち」(戸田教授)
「森有正の人間形成論」(廣岡教授)
(1)2016年度の入試結果
インターネット出願の導入初年度となった2016(平成28)年度の学部入試における志願者数は、延べ志願者で1,668名となり、昨年度から121名減少し、前年比93.2%となった。入学者数は405名で昨年度から55名減少し、前年比88.0%にとどまった。大学全体の定員に対しての充足率は97.6%であった。
学科別にみると、総合文化学科の入学者が定員60名に対し39名、児童教育学科の入学者が定員195名に対して233名、心理学科の入学者が定員60名に対して43名、福祉臨床学科の入学者が定員40名に対して26名、ジュニアスポーツ教育学科の入学者は定員60名に対して64名と、3学科で定員を下回る結果となった。
入試区分ごとにみるとAO方式、推薦入試の入学者が27名減少し、一般・センター利用入試で27名減少した。結果的には、推薦入学者の比率は66.9%となり2.1ポイント上昇する結果となった。
志願者では、AO・推薦入試において志願者が前年比112.9%と増加したのに対し、一般入試、センター利用入試において志願者の減少が目立ち、前年比85.0%という結果であった。
大学院入試では、心理臨床学専攻が、志願者21名・入学者9名、教育学専攻が、志願者5名・入学者4名という結果であった。
編入学による入学者は、全学科で募集を行ったこともあり児童教育学科で1名、ジュニアスポーツ教育学科で1名であった。
(2) オープンキャンパス
受験生に実際の大学の雰囲気を肌で感じてもらう機会としてオープンキャンパスを実施している。オープンキャンパスでは、ミニ講義や在学生との相談ブースもあり入学前に本学のことをよく知ってもらう機会として重要な役割を果たしている。
4月に1回、6月に1回、7月に1回、8月に2回、9月に1回、11月に1回、12月に1回、年間8回実施した。11月に実施した大学授業公開DAY、事前登録した希望者に限り実際の講義を在学生と一緒に受講するといった取組みも初めて行った。生徒の来場者数は、1,651名で、保護者の903名をあわせると2,554名で前年度から328名増加する結果となった。
-
教職課程・実習支援センターでは、教職をめざす学生への実習指導や、キャリアセンターと協力し教員採用対策セミナーや講座を行い、教職への就職を支援している。公立教員採用試験合格者数は小学校53名、中学校(国語)1名、中学校(保健体育)1名、特別支援学校教員4名であった。公立幼稚園教員・保育士採用試験合格者数は24名であり、私立を含む幼稚園・保育園・認定こども園・児童福祉施設を希望する学生は100%就職先が決定した。
- キャリアセンターでは、ガイダンスや多くの行事・講座において学生の就職活動をサポートしているが、個人面談等、きめ細かいサポートに特に力を注いでいる。
- 厚生労働省と文部科学省の共同調査(2016年2月1日現在)による2015年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」では、私立大学女子学生における就職内定率は88.1%であり前年度同期より1.1ポイント上昇している。本学の2015年度の全体の就職内定率は98.2%となっている(2016年5月1日現在)
(1)本学独自の奨学金制度を設けており、2015年度の実績は下表のとおりである。
(金額単位:千円)
奨学金制度の種類等 |
対象人数 |
給付・貸与金額 |
一般学生を対象 |
授業料免除 |
6 |
3,975 |
貸与奨学金・臨時貸与奨学金
福祉特別貸与奨学金 |
12 |
(注1) 7,000 |
植田奨学金 |
0 |
0 |
学習奨励・スポーツ奨励 |
30 |
17,485 |
奨励奨学金、学長賞 |
27 |
2,750 |
姉妹免除、沖縄奨学金 |
14 |
1,590 |
小計 |
89 |
32,800 |
留学生を対象 |
所定の学習要件を充足した留学生に対する
授業料減免
給付奨学金 |
19 |
3,315 |
16 |
4,920 |
住宅補助金 |
3 |
720 |
小計 |
38 |
8,955 |
合計 |
127 |
41,755 |
(注1)2016年3月31日現在の貸与残高は47,543千円
(2)日本学生支援機構の奨学金については、無利子244名、有利子759名(延べ人数)が受給した。
(3)上記(1)、(2)と合わせて1,092人(延べ人数)、学生の57.7%が奨学金を活用した。
(1)定期健康診断
- 受診者数 学生 1,868名 教職員 159名
- 受 診 率 学生 98.6% 教職員 91.9%
(2)学生相談
-
精神科校医、カウンセラー4名が心理相談に対応
- 学生相談室のピーアールを目的に、年2回(5月・12月)イベントの実施
- 学生相談室便りの発行
- 教職員向け講演会の実施
(3)保健室における応急対応
(4)教職員対象にインフルエンザ予防接種の集団接種実施
-
文化・学術・体育・ボランティア活動や大学祭など、多岐にわたる学生の自主的活動については、学生生活における自立性・社会性の育成、学生相互の啓発等、人格形成上の教育効果を 期待し、振興している。
- 音楽ゼミで活動しているオペレッタボランティア公演グループは、保育園・幼稚園・小学校等を中心に出張公演を行い高い評価を得ている。
- 放送局は、第32回NHK全国大学放送コンテストの朗読部門において本戦まで進出となった。
朗読部門は、全国120大学、157団体221人の参加者で、本戦進出は8団体の選出となり、高い評価を得ている。
- 課外活動団体競技では、バレーボール部は、関西大学1部リーグ戦、関西大学選手権において3位入賞の活躍であった。バレーボール部4年次生の村永奈央さんが第28回ユニバーシアード競技大会(韓国・光州開催)に日本代表選手として出場し、見事3位入賞、銅メダル受賞となった。また、その活躍が認められ第35回こうべユース賞も受賞した。サッカー部が関西1部リーグ戦で4位入賞し、全日本インカレに2回目の出場となった。その他、ソフトボール部、バスケットボール部も1部との入れ替え戦に出場するなど関西で活躍している。
(1)入学者数及び科目等履修生在籍者数
- 2015年度入学者数
|
4月入学 |
10月入学 |
児童教育学科 |
104 |
31 |
福祉臨床学科 |
59 |
30 |
計 |
163 |
61 |
- 科目等履修生在籍者数 719人
(協定25大学266名、本学通学部165名、一般4月入学177
名、10月入学111名)
(2)スクーリングの開講
- 期間 2015年4月〜2016年2月
- 開講日数 105日
- 開講科目数 148科目、受講者数 延べ3,448名
(3)科目修了試験の実施
- 期間 2015年4月〜2016年2月
- 実施回数12回、受験者数 延べ8,597名
大学基準協会による2014年度認証評価について、大学基準に適合しているとの認定を受け、2015年度は、第3期認証評価に向けての点検評価の進め方について、大学評価委員会で方向性を議論し、PDCAサイクルに基づく点検評価の体制を固めた。
また、学生による教員の授業評価アンケートを実施し、教員にはその結果をもとに、授業改善計画及び研究改善計画の提出を義務付けている。教員によるPDCAサイクルによる自己評価・点検を実践することと、その達成度等の情報の可視化を通して、自律的な改革サイクル(内部質保証)の充実に努めた。
2015年4月、客観的データに基づく高等教育の質保証の推進、及び大学の戦略的な意思決定や業務改善等の大学運営に必要な支援情報の収集、分析、評価、活用、提供を行うことを目的として、学長のもとにIR(Institutional Research)推進室を置いた。IR推進室は、2015年度は主に、アンケートによる学生意識調査(満足度調査、入学生実態調査、学生生活・学修行動調査等)に関する調査の実施と分析を行った。今後は、教職員への情報提供はもとより、大学のデータを累積することでデータベース化に努め、経年比較や大学IRコンソーシアムとも連携し他学との状況比較等、多角的な分析に努めていく。
|
2)親和女子高等学校・親和中学校
(1)学力の充実強化
-
中学校で英語・数学の習熟度別授業実施を継続している。
- 高校2年で文T文U理T理U、高校3年で文T文U文V理T理Uコース制を継続した。
- 生徒の進路希望に合わせて、学力向上を目指して講習を実施した。長期休業中の講習期間は午前中を講習時間、午後を部活動とし、全員が講習を受講できるようにした。
- 基礎学力強化のための指名補習を実施した。(主に定期考査後の放課後)
- 外部の各種模擬試験を実施した。(放課後と土曜日にかけて実施。高3:マーク模試・記述模
試・センタープレテスト等、中1〜高2:実力考査)
(2)国際理解教育の充実
- オックスフォード大学英語文化研修 8月4日〜17日 ・高校2年生 64名参加
- メルボルン短期交換ホームステイ
派遣: 7月31日〜8月20日 ・高校1年生 9名参加
オーストラリアの家庭生活を送り、Mac.Rob.校に通学。
受け容れ: (短期)11月20日〜12月8日 7名
(長期)11月20日〜1月21日 1名
本校から留学した生徒の家庭がMac.Rob.生を受け入れ、留学生が本校に通学。
- Yale大学アカペラコンサート及び交流会
受け容れ:5月29日 14名
(3)研修旅行の実施
- 高2研修旅行 シンガポール方面 3泊5日 A:10月5日〜9日、B:10月6日〜10日
- 中3宿泊旅行 九州方面 3泊4日 10月7日〜10日
- 中1オリエンテーション合宿 1泊2日 5月24日〜5月25日
- 高1スキー訓練 信州志賀高原 一ノ瀬スキー場 3泊4日 3月13日〜16日
(4)クラブ活動(文化クラブ 体育クラブ)
全校生の約55%が文化クラブ、約25%が体育クラブに所属し、中学生と高校生が一緒になって、クラブ活動に取り組んだ。以下は主な活動成果である。
生物部 |
関西大会サイエンスキャッスルポスター発表
神戸大学発達科学部 高校生「私の科学研究発表会」2015ポスター発表 |
器楽部 |
第40回兵庫県高等学校総合文化祭器楽管弦楽部門優秀賞 第61回阪神私立高等学校親善音楽連盟主催親善音楽会出演
第42回兵庫県交響楽祭・第27回兵庫ふれあいの祭典 第26回兵庫県高等学校オーケストラ交歓会出演 神戸市民文化振興財団主催第2回バレンタインオーケストラコンサート出演 第14回定期演奏会(自主開催) *中高生オーケストラとしては県で唯一、関西屈指の規模と内容 |
ギター部 |
全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクール努力賞
兵庫県高等学校総合文化祭器楽管弦楽部門優秀賞 |
コーラス部 |
第82回NHK全国学校音楽コンクール銅賞 兵庫県合唱コンクール銀賞
第61回MBSこども音楽コンクール西日本大会優秀賞 兵庫ヴォーカルアンサンブルコンテスト2015銀賞 第82回NHK全国学校音楽コンクール高校の部出場 全国総合文化祭 合唱の部 文化連盟賞 兵庫ヴォーカルアンサンブルコンテスト高校の部2015金賞 |
演劇部 |
第46回神戸市高等学校演劇発表会 音響・効果賞、優秀賞 |
理化部 |
日本化学会近畿支部主催第32回高等学校中学校化学研究発表大会奨励賞 |
書道部 |
第38回県総合文化祭書道展近畿総合文化祭推薦賞
第48回私学の書展特選 芦屋市書道展協会特別賞、奨励賞 伊丹市展 新人賞 第50回高野山競書大会高野山書道協会賞 特選 第31回みなぎの書道展 みなぎの賞、錬心賞、奨励賞 第2回飛雲学生書展 飛雲会賞 特選 第16回宇野雪村賞 全国書道展 奎星賞 新温泉町長賞 第34回国際高校生選抜書展団体賞 近畿地区優秀校賞、秀作賞、入選 |
水泳部 |
神戸市春季水泳競技大会 50m自由形2位、50mバタフライ3位、平泳ぎ2位
400mリレー3位 神戸市総合体育大会水泳競技(みなとの大会) 100mバタフライ 2位 兵庫県高校ジュニア選手権水泳競技 400mリレーB決勝 3位 神戸市競技力向上水泳競技記録会女子1部高校7位 神戸市高等学校水泳競技会 女子総合6位 神戸市中学水泳競技大会中3総合5位 |
テニス部 |
神戸市高等学校総合体育大会 団体2位
兵庫県私学大会 団体3位、個人3位 神戸市高等学校総合体育大会 ソフトテニス大会 個人5位 ソフトテニス近畿大会出場 ソフトテニス全国高校総体出場 県総体シングルス優勝、ダブルス2位 近畿中学総体ダブルス2位 兵庫県ウィンタージュニア選手権U15 シングルス 優勝 関西ジュニア選手権U16シングルス 全日本ジュニア選手権U16 シングルスベスト16 ITFジュニア選手権(イラン大会)シングルス優勝、ダブルス2位 ITFジュニア選手権(韓国大会)シングルス2位、ダブルス2位 |
卓球部 |
神戸市高校総体 団体戦ベスト8、シングルス ベスト16ダブルスベスト6 ベスト12 灘区カデット シングルス準優勝 ダブルス優勝、準優勝 全日本卓球選手権カデット神戸市予選会 ダブルス ベスト8 灘区新人戦 団体優勝 シングルス準優勝 |
バドミントン部 |
神戸市中学校バドミントン大会 団体3位
神戸市新人高校バドミントン大会 団体5位 |
バレーボール部 |
全日本バレーボール高等学校選手権大会県予選出場 |
ハンドボール部 |
高校 県総体シード権争奪戦兼神戸市春季リーグ戦1部1位
高校 県民大会予選リーグ1位決勝トーナメントベスト8 高校 県新人戦神戸市予選兼神戸市秋季リーグ戦1部2位 中学 神戸市中学総体3位、県大会出場 中学 神戸市総体4位 神戸市新人戦4位 |
陸上競技部 |
神戸市中学校陸上競技新人大会走り高跳び4位
神戸市中学校陸上競技選手権大会走り幅跳び4位 神戸市民大会一般高校走り高跳び4位 神戸市高校陸上対抗選手権400m準決勝進出 インターハイ神戸予選 走り高跳び3位 |
(5)ボランティア
登録生徒 高校中学で67名の登録者 青少年赤十字加盟
-
献血ピーアール 5月3日文化祭で献血アピールの教室設置
- 青少年赤十字加盟式参加午後研修会
- 文化祭での募金活動 5月3日 ネパール地震救援募金、スマイルプリーズへの募金
- 神戸市ワークキャンプ参加 7月〜8月 高校15名 中学47名
- 青少年赤十字夏季トレーニングセンター参加 8月6日〜8日
- 青少年赤十字2学期生徒例会
- 日本赤十字社より銀色有功賞受賞 11月24日
- NHK海外助け合い街頭募金
- 中学2年生保育所体験学習12月17日〜18日 中学2年生全員
- アイマスク、ブラインドウォーク体験 6月 中学3年生全員
- 保育体験 3月14日、15日 高校8名
- 青少年赤十字3学期生徒例会 1・17参加 兵庫安全の日参加 中学高校12名
- 中学3年生介護講座 3月 中学3年生全員 クラスごと受講
(6)公開学校行事の実施
- 文化祭(5月3日) 4,594名
- 体育祭(9月29日) 1,242名
- 音楽会(11月15日)1,198名
(7)その他
-
英語検定 6月6、7日 高中4級136名、3級73名、準2級156名、2級69名
英語キャンプ 12月17、18日 中3 51名
レシテーションコンテスト 2月23日 中1〜中3 32名
- 演劇鑑賞 (高1生) ライオンキング 10月1日
- 文楽鑑賞 (高2生) 6月8日
(1)2015年度大学合格実績(含既卒者)
|
大 学 名 |
合格者数 |
|
|
大 学 名 |
合格者数 |
国立大学 |
山形大学 |
1 |
私立大学 |
神戸親和女子大学 |
17 |
横浜国立大学 |
1 |
同志社大学 |
48 |
金沢大学 |
1 |
立命館大学 |
33 |
京都工芸繊維大学 |
1 |
関西大学 |
64 |
大阪大学 |
5 |
関西学院大学 |
75 |
大阪教育大学 |
1 |
防衛医科大学校 |
1 |
神戸大学 |
6 |
早稲田大学 |
3 |
兵庫教育大学 |
1 |
立教大学 |
2 |
奈良女子大学 |
4 |
明治大学 |
2 |
鳥取大学 |
3 |
獨協医科大学 |
1 |
岡山大学 |
4 |
埼玉医科大学 |
1 |
徳島大学 |
2 |
東京女子医科大学 |
1 |
九州大学 |
3 |
愛知医科大学 |
1 |
国立大学計 |
33 |
大阪医大 |
1 |
公立大学 |
兵庫県立大学 |
10 |
大阪薬科大学 |
5 |
大阪府立大学 |
1 |
京都薬科大学 |
6 |
大阪市立大学 |
5 |
近畿大学 |
47 |
神戸市外国語大学 |
2 |
甲南大学 |
37 |
岡山県立大学 |
1 |
同志社女子大学 |
9 |
札幌医科大学 |
1 |
神戸女学院大学 |
46 |
京都府立大学 |
1 |
武庫川女子大学 |
29 |
神戸市看護大学 |
2 |
兵庫医科大学 |
1 |
公立大学計 |
23 |
その他 |
186 |
国公立大学合計 |
56 |
私立大学等合計 |
616 |
(2)進路説明会等
-
高3進路説明会 4月14日
- 高2進路説明会 6月2日
- 社会人講演会
7月16日(木) 参議院議員 蓮舫氏
「社会で輝く女性による講演〜輝ける未来を目指して〜」
1月26日(火) 一般財団法人グローバル教育推進プロジェクト事務局長 辰野まどか氏
「社会で輝く女性による講演〜新たなグローバルリーダーを目指して〜」
- キャンパスツアー(高校1年、2年)京都大学・神戸大学 8月20日
- 中3キャリアナビ:卒業生による講話 11月17日
- 大学説明会 国公立:神戸、岡山、奈良女子、大阪市立、大阪府立、兵庫県立
私立:神戸親和、同志社、立命館、関西、関西学院、同志社女子、京都女子、武庫川女子、国際基督教、上智、青山学院、明治、立教
- 2016センター試験同日体験受験(高校1年、2年) 1月19日
- 進路通信「くすのき2015」通年複数回発行
- 外部講師による進路講演会 駿台、ハイスクール、教育コンサルタントによる講演会
-
生徒健康診断 4月〜6月 全校生徒対象 身体測定、聴力、X線、検尿、心電図、内科、眼科、耳鼻科
- 保健調査を実施し、各学年一覧表 4月 全校生徒対象 健康管理、緊急時対応
- 性に関する講演会 7月、1月、2月 中学生対象
- 職員研修 (救急対応、アレルギー疾患対応、感染症発生時の対応)1月
- 宿泊旅行前健康調査 各学年旅行前 全校生徒対象
- 相談活動 ゆうルームで、カウンセラー3名、相談員2名(神戸親和女子大学大学院卒業生)が交替で常駐し、生徒・保護者との相談活動を行った。
- 図書購入
資料図書は1,167冊、軽図書(文庫など)449冊、雑誌816冊、AV資料11点
以上は、教科配分予算分を除き、図書・研究部選書会議を経て購入
-
親和図書館報 年3回発行(印刷会社製本の小冊子)
- 新着図書案内(9回)、生徒向け図書館通信(3回)発行 B用紙印刷
- 図書館での授業
・オリエンテーション 中1:1×5クラス 図書館主催
・LHR・特別活動 高2:1×6クラス
・授業 中1:Sコース 3h×1クラス 探究
中2:Sコース 1h×1クラス 国語
中2:Sコース 2h×1クラス 探究
中2:(総合・S) 1h×5クラス 国語
中2:(総合・S) 2h×4クラス、1h×1クラス 国語
- 図書館内展示活動 定期展示10回のほか、授業や旅行行事に即した展示を10回程度
- 文化祭とオープンスクールで、一般来訪者に施設案内(図書館主催)
2015兵庫学校図書館スタンプラリーに参加し、図書館見学を行った。
- 各種図書委員会活動
- 読書感想文コンクール
・校内読書感想文コンクールは国語科主体
・兵庫県私学SLA読書感想文コンクールは図書館主体
兵庫県私学SLA読書感想文コンクールで、入選2名、佳作2名。県大会出品なし
・兵庫県私学SLA読書感想文コンクールの当番校として、応募・採点・評価・表彰式等の世話を行った。
- 書架購入
写真集用の大型書架を1台購入
- 兵庫県学校図書館協議会(SLA)の「研究紀要」に大村部長が論文を執筆。県からの依頼。
(依頼は2014年度)
- 中学入試説明会を実施した。
本校主催 塾対象 校外 1回 参加塾数 のべ57組(74名)塾
保護者対象 校内 3回 参加者数 計1,236名
保護者対象 校外 3回 参加者数 計30名
- 高校入試説明会を実施した。
本校主催 塾対象 校外 2回 参加塾数 のべ89組(108名)塾
保護者対象 校内 2回 参加者数 計40名
- 学校見学会を実施した。(中高共通)
本校主催 保護者対象 校内 1回 参加者数 計43名(37組)
- サマーオープンスクール2015を8月3日に開催した。 参加組数 270組(613名)
- プレテストを11月2日に実施した。 参加者数453名
- 中学入試
募 集 Sコース約60名 総合進学コース
約180名 志願者 前期 Sコース 72名 総合進学コース
75名 計147名 後期T Sコース 192名
総合進学コース 160名 計352名 後期U
Sコース 223名 総合進学コース 66名 計289名
入学者 Sコース 54名 総合進学コース 123名 計177名
- 高校入試
募 集 特別進学コース30名
志願者 1次 専願6名 併願10名 計16名
1.5次 専願1名 併願募集なし 計 1名
入学者 特別進学コース8名
- 汲温会主催の茶道・華道教室を実施(毎週水曜日 汲温会館茶室)
- 汲温会総会を実施(5月31日)
- 汲温会会員の指導による茶道教室を実施
中学1年生対象 1学期3回、2学期4回、3学期2回
中学2年生対象 2学期2回、3学期2回
中学3年生対象 3学期2回
- メルボルン交換留学生対象の茶道教室を開催。(11月27日 汲温会館)
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3)施設等の状況
(1)主な施設の取得関係
【神戸親和女子大学】
-
ラーニングコモンズ新築工事 (工事金額:243,000千円)
- ラーニングコモンズカフェ設置工事 (工事金額: 11,140千円)
- ラーニングコモンズ(南側)庭園整備 (工事金額: 17,182千円)
- 守衛室改修工事 (工事金額: 9,300千円)
- 学生会館食堂改修工事 (工事金額: 8,424千円)
- 学生会館記念講堂AV設備整備工事【2期工事】 (工事金額: 6,561千円)
【親和女子高等学校・親和中学校】
-
外壁改修第1期工事(管理棟) (工事金額:35,282千円)
- 講堂空調機更新工事 (工事金額:33,480千円)
- 校長室系統空調機更新工事 (工事金額: 6,696千円)
- 管理棟3階小会議室系統及び3階講師室系統空調機更新工事 (工事金額: 9,493千円)
- タブレット端末・電子黒板施設整備工事 (工事金額:11,664千円)
(2)主な施設の処分関係
【神戸親和女子大学】
- ラーニングコモンズ新築工事及び庭園整備に伴う除却処分
・資産番号20323001-000の内庭園関係(一部)の除却 取得額:5,904千円
・資産番号21020036-000全て除却 取得額:1,385千円
- 守衛室改修工事に伴う除却処分
・資産番号16622002-000の内内装関係(一部)の除却 取得額:572千円
- 学生会館食堂改修に伴う除却処分
・資産番号18722001-000の内電気設備関係(一部)の除却 取得額:548千円
- 学生会館記念講堂AV設備整備に伴う除却処分
・資産番号18722001-000の内電気設備関係(一部)の除却 取得額:5,113千円
【親和女子高等学校・親和中学校】
報告すべき施設の処分はありません。
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4)対処すべき課題
【学園(法人)】
- 財政の健全化と組織・人事・給与制度の改革
本学園が教育研究機関として社会の負託に応え発展していくためには、財政基盤の強化を図るとともに組織を強化していくことが求められている。極めて厳しい経営環境に直面しているなかで、解決すべき課題として(1)財政の健全化、(2)組織の活性化、(3)人事・研修の改革に取組む。
今後、理事長のもとにプロジェクトを編成して、着実にこれらの課題解決に取り組んでいく。
- 学園全体・各設置学校の諸課題の解決
これらの課題については、各設置学校別の経営会議及び学園経営会議において常に全体的・長期的観点のもとに協議を重ね、解決をめざす。とくに、現在は、いずれの課題においても、抜本的な対策が求められているという認識を共有する必要がある。
- 親和教育研究所の開設と運営
学園創立130周年記念事業の1つとして、学園に教育研究所を設置することになったが、その開設と円満な運営を図る。
- 大学創立50周年記念事業の実施
2016年に大学が創立50周年を迎え記念事業が行われるが、大学と連携して準備し成功裏に実施されるように努める。
- 学園創立130周年記念事業の準備
2017年には、学園が創立130周年を迎える。中高と連携して記念事業を特定し、その準備を行う。
各設置学校の個別の課題は以下の通りです。
【神戸親和女子大学】
- 入試関係
- 2016年度入試を踏まえ、早急に分析・検証を行い、次年度に向けた対応策を講じる。学長のもとに「学生募集プロジェクト」を編成し、具体的に取組む。
- 中長期的な対応として、アドミッションポリシーを再構築するとともに、高等教育の入試動向を視野に、新たな入試制度の構築を検討する。
- 就職関係
- 学生個々人の希望する就職支援のために、キャリア教育及びキャリア形成支援の体系的取り組みを検討する。
- 学生へのさらなる就職意識・志向を向上させるために、関連講座の充実、就職ガイダンスの内容精査、きめ細かい個人面談の徹底を図る。
- 指導教員(ゼミ)との連携を図り、学生の就職活動状況の把握に努め、その状況(活動停滞等)に応じた適切な就職指導を行うために、システムの活用を促進する。
- 教職関係においては、キャリアセンターが採用動向に係る情報収集に努め、教職課程・実習支援センターと密に連携し、委託講座等も活用するなど、学生をトータルで支援し、合格率アップを目指す。
- 施設関係
- 今後も、安全安心の教育環境の整備に努めるが、中長期の施設計画に基づきながら、ICTなど、緊急的な教育課題に対応した環境整備にも柔軟に対応していく。
- 老朽化した施設・設備の建て替えや更新を長期計画に組み入れる。
- 海外留学・研修関係
- 参加者が増加傾向にある中、危機管理の体制を不断に確認・整備していく。
- 学生の経費負担への対応策を中長期的に講じる。
- 教員の研究関係
- 一部の教員に研究業績が不足している現実があり、学部・学科の設置申請のときの障害になることが危惧される。研究の奨励と支援を行う。
- 教員の科研費申請を促進する。
- 創立50周年記念事業を成功裏に実施するよう努める。とくに、式典・講演会・祝賀パーティを開催すること、募金活動を行うことに注力する。
- 第2次10年構想5か年計画の十全な履行
第2次10年構想5か年計画の十全な履行とともに、その過程と結果の検証及び評価を行う。
【親和女子高等学校・親和中学校】
- 志願者と入学者の確保
- 中学入試については、前期・後期T・後期Uを実施しているが、本校を第1希望とする前期入試の受験者が減少している。その理由を分析・検証し、対応策を講じる。
- 高校入試につては、再開2年目の今年も、30名募集のところ8名の入学(昨年は4名入学)であった。ここでも、厳格な分析・検証を行い、教学の再検討と奨学金制度の拡充も含め、対応策を講じる。
- 1と2の両方に関係することであるが、教学と広報の両面から根本的な対応策が求められている。入試制度についても社会・世界の動向を視野に再構築する。
- 学力の向上策の強化
- 補習・講習を学校全体の組織的取り組みとして捉え、より効果的に実施する。
- 難関大学合格者実績を高めるために、生徒の進学意識を高める外部講師による説明会、難関大学見学会の実施や教師の進学指導意識と進学指導技術の向上のため難関大学の入試問題分析を進路指導部と各教科が連携して行う。
- 教師の授業力を高めるために、受益者である生徒による授業評価と評価の高い教師の授業公開を行い、全教員の授業改善計画に生かす。同時に今後の教育の方向性を見据え、アクティブラーニング研究委員会を設置し、授業の活性化に取り組む。
- 教員のICT機器活用能力を高め、日常の授業をより魅力あるものにし、生徒の学習意欲を高める。
- グローバル教育の推進
- 生徒の海外留学・研修を推進し、グローバル人材の育成に努める。
- そのために、生徒の海外留学・研修の助成制度の充実を図る。
- 総合的・多様な人間教育の推進
- 親和教育の基本理念を確認し、総合的で多様な人間教育を推進する。
- 生徒の個性や多様な教育ニーズに応える教育を研究し推進する。
- 施設整備
- 中長期計画のもとに校舎壁面の改修工事を行う。
- 老朽化したエアコン設備の修理・改修を行う。
- ICT活用、教室利用等、生徒の学習環境のいっそうの整備を図る。
- 2017年の創立130周年に向け、学園と連携して、記念事業の特定とその準備を行う。
- 今後の方向
- 学園創立130周年を契機として、地域や社会の信頼と期待に応え続け、継続して発展するためには、建学の理念・目的を再確認するとともに、社会の発展動向を視野に不断に進化し続けなければならない。
- そのためには、教育内容・方法の絶えざる改善に努める必要がある。
- そのためには、生徒の多様な教育にニーズに応える多様な教育を展開する必要がある。
- そのためには、生徒の全人的な成長を促す人間教育を展開する必要がある。
- そのためには、教員一人ひとりが自分のミッションを自覚し、日々、教育活動に専心する必要がある。
- 第2次10年構想5か年計画の再検討
- 経営会議及び常任理事会を中心に財政上の課題を再検討し、中長期計画を修正する。
- 人件費比率の健全化に取り組む。
- 適正な生徒の確保の方策を検討する。
- 7の今後の方向を踏まえ、教学の抜本的改革に取組む。
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3)その他
借入先 |
借入金残高(円) |
利率(%) |
返済期限 |
資金使途 |
【長期借入金】 |
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日本私立学校振興・共済事業団 |
191,000,000 |
3.0 |
2020年9月 |
校地校舎改修等 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
112,500,000 |
3.0 |
2021年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
170,640,000 |
1.9 |
2029年3月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
47,320,000 |
1.9 |
2030年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
172,500,000 |
1.6 |
2031年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
175,610,000 |
0.5 |
2033年9月 |
校舎耐震補強 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
86,100,000 |
0.4 |
2035年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
35,900,000 |
0.7 |
2035年9月 |
校舎建築 |
【短期借入金】 |
109,740,000 |
(返済期限が1年以内の長期借入金) |
合 計 |
1,101,310,000 |
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寄付金の種類 |
寄付者 |
金額 |
適用 |
特別寄付金 |
教職員、卒業生、父母等 |
1,270,000 |
(大学)50周年募金 |
特別寄付金 |
育友会、業者等 |
594,042 |
(高中)中高緑化、図書 |
一般寄付金 |
卒業生(元教員) |
311,509,083 |
(法人) |
一般寄付金 |
汲温会 |
200,000 |
(高中) |
現物寄付金 |
卒業生、父母の会、教員等 |
3,884,868 |
(大学)AED、パソコン、図書、植栽等 |
現物寄付金 |
卒業生、教員等 |
805,148 |
(高中)テント、電子レンジ、図書等 |
(単位:千円)
補助金の種類 |
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大学 |
高等学校 |
中学校 |
合計 |
国庫補助 |
私立大学経常費補助金 |
213,434 |
0 |
0 |
213,434 |
施設整備費補助金
(私立大学教育研究装置施設整備費) |
86,184 |
0 |
0 |
86,184 |
教育研究活性化設備整備費補助金
(タイプT:教育の質的転換) |
10,122 |
0 |
0 |
10,122 |
兵庫教育大学とのGP |
2,000 |
0 |
0 |
2,000 |
私立学校施設高度化推進事業費補助金 |
733 |
0 |
0 |
733 |
教員講習開設事業費等補助金 |
72 |
0 |
0 |
72 |
私立高等学校IT教育推進補助金 |
0 |
4,840 |
0 |
4,840 |
理科教育設備整備費等補助金 |
0 |
137 |
137 |
274 |
計 |
312,545 |
4,977 |
137 |
317,659 |
地方公共団体補助 |
神戸市地域子育て支援拠点事業
「ひろば型」事業費補助金 |
5,000 |
0 |
0 |
5,000 |
結核予防費補助金 |
157 |
116 |
116 |
389 |
神戸市私学振興助成金 |
0 |
2,928 |
0 |
2,928 |
私立学校経常費補助金 |
0 |
233,993 |
157,177 |
391,170 |
私立学校経常費特別補助金 |
0 |
1,170 |
1,170 |
2,340 |
計 |
5,157 |
238,207 |
158,463 |
401,827 |
その他 |
兵庫県私学連合会人権教育推進費分配金 |
0 |
30 |
30 |
60 |
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私学振興協会入学資金貸付金利子補給 |
0 |
1 |
0 |
1 |
神戸市こども家庭センター発達検査業務 |
3,017 |
0 |
0 |
3,017 |
地域再生応援事業
※三田市商工会(兵庫県商工会連合) |
650 |
0 |
0 |
650 |
神戸市北区被保護母子世帯
個別カウンセリング業務 |
10 |
0 |
0 |
10 |
計 |
3,677 |
31 |
30 |
3,738 |
合 計 |
321,379 |
243,215 |
158,630 |
723,224 |
属性 |
役員名 |
取引の内容 |
理事 |
山根耕平 |
借入金および車両リースの連帯保証 |
(注) |
当法人の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金1,101,310,000円および未経過リース料2,766,750円に対して、当法人理事長山根耕平が連帯保証人になっている。なお、保証料の支払は行っていない。 |
5 学園創立120周年 校祖友國晴子先生記念奨学金 |
2015年3月31日現在での給付累計額は4,800千円で給付枠残高は45,200千円です。 |
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