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2016(平成28)年度決算
2.事業報告書
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2.事業報告書 |
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最新の予算・決算は
財務状況トップよりご覧下さい |
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(1)学園全体の視点から
学校法人親和学園は、明治20年に創立された親和女学校を創始として、2017年に創立130周年を迎えました。校祖友国晴子先生の建学の理念を継承し、現在、幼稚園、中学校、高等学校、大学まで、約4000名を擁する総合学園にまで発展して参りました。
しかしながら、学園をめぐるというよりも、教育界をめぐる環境はますます厳しさを増しています。その一方で、この厳しさを克服し乗り越えていく効果的な施策を講じることが容易でないことを認識する年でもありました。
それでも、大学及び中高において、将来に向けてそれぞれ飛躍していくための「足場づくり」の年にすべく、短期的な処方箋を講じた年でもありました。大学においては、一貫して教育の質的向上を目指してさまざまな教育プログラムの考案と実施に努め、着実な成果をあげました。また、2017年度の入試においては、昨年比ほぼ2割増の学生確保という実績をあげることもできました。
中高においても、S入試に続き、今年度、神戸大学附属中等教育学校が実施している「適性検査」入試を兵庫県の私立中学校の中で率先して導入し、多くの成績優秀な生徒が受験し、全体としては志願者増につながりました。次年度に向けてさらなる改善・改革が求められています。
経営の観点から16年度の事業と予算について総括しますと、学園の発展と生き残りのための「差別化戦略」と「コスト戦略」、さらに「集中戦略」という3つの戦略の調整のむずかしさを痛感した年でもありました。厳しい競争的環境に打ち勝つためにはどうしても競合校との教育研究・施設面での「差別化」を図ることが必要となりますが、「差別化」にはどうしてもコストがかかります。しかも、「差別化」を集中して行う場合は、とくに「コスト削減」という目標と両立しない場合が多々ありました。資金の積み立ての無い本学園にとって、難しい選択を強いられることも少なくありませんでした。引き続きこうした課題の解決に努めていきます。
さて、昨年度の事業報告書で述べましたように、「長期的なビジョンのもとに短期的な処方箋を連続的・多面的に講じる」ことが、今後もさらに求められていますが、それは、いわば、「終わりのない過程」であるということを認識しながら、以下、各設置学校からの事業報告を行います。
(2)神戸親和女子大学の事業報告
神戸親和女子大学は、2016年で創立50周年を迎えました。本学はオンキャンパス教育とオフキャンパス教育の融合による教育の展開を図っています。創立50周年事業で建設したラーニングコモンズを活用して、アクティブラーニングの展開、英語学習の支援など、学生が主体的に学ぶ力を育成する学習環境の創出を図るとともに、ボランティア活動の支援など学外での活動にも取り組みました。さらに、中央教育審議会の答申などを受け教育改革に取り組みました。「ディプロマポリシー」「カリキュラムポリシー」「アドミッションポリシー」の3つのポリシーの再構築を行うととともに、大学教育の質的転換を図り、教育の質及び精度の向上、学生の福利厚生の充実、施設設備の充実に努めました。
同じく50周年記念事業として三田市に開設しました附属親和幼稚園は、地域の皆さんのご支援をいただき順調に運営を開始いたしました。入園者も多く園児数は261名となっています。
2016年10月には創立50周年記念式典並びに記念講演会、祝賀会を開催し、多くの方から祝福をいただきました。記念講演会ではノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授から若者の生き方へ多くの示唆に富む感動的なご講演をいただきました。
入学者の確保については、定員を上回る480名の学生を迎え入れることとなりました。しかしながら、児童教育学科とジュニアスポーツ教育学科は定員を上回ったものの、他の3学科は定員を満たすことができませんでした。入試の結果については、今後さらに分析、検証し、適切な対応をする必要があります。
一方、就職状況は5月1日現在で、就職率は99.1%となっており、本年度も高い水準にあります。特に、教員・保育士の採用実績は、幼稚園教員採用者数は西日本大学中1位(全国第4位)、保育士採用者数西日本女子大学中1位、小学校教員採用者数西日本女子大学中3位(いずれも大学通信調べ)と今年も高実績を残しました。こうした高い実績は教員やキャリアセンターによる支援や各種の対策講座の成果と言えます。
本学は、グローバル社会に対応すべく、多様な海外研修プログラムを実施するとともに、留学生の受け入れや、学生及び教員の交流にも力を入れています。本年度は13プログラムに106名の学生が参加。新規にアジア文化研修(ベトナム)も開設しました。海外大学との連携については、ノルウエーのスタヴァンゲル大学、大連外国語大学等と新たに連携協定を結ぶなど、留学生の受け入れや学生、研究者の交流を推進しています。
本学は2014年度に大学基準協会から基準に適合するとの評価をいただきましたが、さらなる教育研究改善のため、計画的に改善に努めるとともに、自己点検評価に努めています。IR推進室はこうした自己点検評価活動や教学をはじめ経営財務についてもデータ面からの支援を行っています。
本年度において、特筆すべきは私立大学改革総合支援事業において、昨年度に引き続き教育の質的転換(タイプ1)と地域発展(タイプ2)で採択され、補助金を受けることができたことです。本学のこれら分野における取組が評価を受けました。今後とも改革改善に取り組んでまいります。
また、将来展望を拓くべく、新学部新学科案の策定・検討に精力的に取り組み、平成31年度を目処に設置を目指すことになりました。
(3)親和女子高等学校・親和中学校の事業報告
親和女子高等学校・親和中学校では、(1)確かな学力、(2)主体的な学び、(3)コミュニケーション力という3つの親和教育のキー概念のもとに、今年も、「Sクラス」と「総合進学」の2つのコースの充実に努めてまいりました。ICT教育の推進のために中学棟の普通教室、英語教室と多目的教室に電子黒板を設置するとともに、2教室にタブレット端末を配備し、双方向的授業にも対応できる環境整備に努めてまいりました。2016年4月からは、さらなるICT教育の充実・支援のために情報専門の事務職員を配置し、活用を推進する体制づくりも整えました。
グローバル教育の推進にも注力し、カナダのフィールドストーン校と交流協定を結び、2016年より、生徒の海外留学(1年間)が可能になりました。2016年度は、2名の生徒を派遣しました。また、中学3年生を対象にしたニュージーランドホームステイ研修を実施し、59名が参加しました。他のオックスフォードでの語学研修、オーストラリアのメルボルンの高校との交換留学も、充実したプログラムとして実績を重ねています。また、2016年度から、さらなる充実を図るために海外研修参加者への奨学金(碁盤弘子奨学金、対象者120名、7,010,000円)の給付を行いました。
2017年度の入試(2017年1月及び2月実施)については、中学入試において、新たに前期U(適性検査型)入試を導入し、少子化かつ共学志向が強まる中、総志願者数は、826名で72名増加しました。しかし、入学者数では、11名減の166名という厳しい結果となりました。高校募集については、3年目を迎え、志願者32名、入学者12名という結果で、昨年度の入学者8名と比較すれば増加はしましたが、募集定員の30名には程遠い状況が続いています。また、今年度から採用した「学習奨励奨学金制度」については、中学入試で授業料半額免除者2名を確保したものの、全額免除者及び残りの半額免除者2枠についての入学はなく、他校への入学となりました。高校入試では、対象者5名とも併願により、他校に進学を許す結果となり、効果があったとは言えない状況にあります。ただし、前期U入試の受験者の成績が想定以上に高いレベルあることもわかり、今後、この制度の活用次第では、更なる入学促進及び6年後の進学実績確保に結び付けていく布石となったと考えています。
教育内容の改善については、2017年度から中学Sコースの高校進学にあたり、中高一貫教育の強みを生かしたカリキュラム改訂を行いました。今後、来るべく新しい大学入試に備え、英語4技能強化対策や海外留学のプログラムの充実をベースとした展開を企画していきます。
2017年度の大学進学実績については、別表にあるように、京都大学1名、大阪大学5名を含む国公立大学への合格者数が44名、関関同立への合格者数が196名となっています。昨年度と同程度の結果でした。今後も、進学校にふさわしい進路目標を掲げ、進路実現のための進路指導に努めてまいります。
今後も、生徒の学力向上を目指して、電子黒板やタブレット端末を活用したICT教育の本格的導入を推進するとともに、グローバル教育の推進により幅広い国際的な視野を身に付けた人材の育成をめざし、質の高い多様な人間教育を展開していく所存です。
ただ、一方で、中学への入学者の減少に歯止めがかからない状況で、決算に見られるように、財政的にまことに厳しい状況に追い込まれています。中高は、財政的に正念場を迎えているというのが現実です。今、必要なことは、教職員がこの状況を受け入れ、それと正面から対峙して、知恵を絞り汗を流し、全力で未来を創造していくことです。校内では、校長のもとに将来構想検討委員会を立ち上げ、「親和ブランド」の再構築、今後の進むべき行程の設計等、積極的な議論が始まっています。この機運を130周年の節目とし、新たな出発点とする所存です。
(4)次年度に向けて
2016年には大学創立50周年を迎え、お蔭さまで、いくつかの記念事業も成功裡に終えることができました。今年度は、先にも述べましたように、学園創立130周年を迎えて、記念式典をはじめ記念音楽会、記念祝賀会、記念作文コンクールや、汲温会とのコラボによる展示会等が企画されていますが、こうした記念事業を成功裏に実施することによって、本学園の新たな飛躍の機縁にしたいと念じています。
いずれにしても、目指すところは、教育研究面での改善と発展にあり、そのために、「差別化戦略」と「コスト戦略」、「集中戦略」にもとづく施策を講じ、さらなる経営の安定化を図っていかなければならないと考えています。
2017年5月19日
学校法人親和学園
理事長 山根耕平
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建学の理念 |
広い世界観と社会的行動力を持つ新しい女性の育成 |
校訓 |
・誠実を旨とし、言行に表裏なからむことを期すべし
・堅忍不抜の精神を持し、以て婦人の天職を尽くすべし
・温和従順の徳を本とし、忠恕の道を完うすべし |
校章の由来 |
校訓の
「誠実」を表すものとして中心に鏡 を象し
「堅忍不抜」を表すものとして縁辺に菊 を
「温和」を象徴する葵 を縁辺に置いた |
○神戸親和女子大学の教育目標
(1) 大学設立目的
本学は、社会の発展方向を広く視野におき、学芸に関する多様な教育研究を通して豊かな教養を培い、専攻に係る学識を深めることによって、総合的判断力をもち主体的に社会に対応できる人間を育成することを目的とする。
(2) 学部・学科の目的
学部・学科 |
学科の目的 |
文学部 |
総合文化学科 |
日本語運用能力・英語コミュニケーション能力を高め、異文化間の双方向的な交流・活動を行うことができる人材を育成する。 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
子どもの教育と発達に関する専門的知識と技能をもった実践力のある人材を育成する。 |
心理学科 |
多様な現代社会において、心理学の専門知識に基づき、自己及び人々の心の健康と生産的な人間関係の構築に貢献できる人材を育成する。 |
福祉臨床学科 |
社会福祉に関する専門知識と技能をもった人材、とりわけ、人々と共生の福祉の心をもった人材を育成する。 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
子どもの抱える発達と教育の諸問題に対応できる専門知識と技能を有し、学校や地域社会においてスポーツ教育を担う人材を育成する。 |
大学院 |
心理臨床学専攻 |
臨床心理学及びその基礎となる心理学分野での専門的研究を深めることを通して、心の発達を支え、心のケアを必要としている人々を支援する高度専門的職業人を養成する。 |
教育学専攻 |
教育に関する深く広い知見を培うとともに、教育現場において指導的役割を担う高度な専門的知識、課題解決能力と実践力をもった人材を育成する。 |
○親和女子高等学校・親和中学校の教育目標
現代の開かれたグローバル社会で活躍する人材を育成するため、確かな学力を基盤として、知識活用能力を養うとともに自ら問題を発見し解決する能力を養う。
「知」「徳」「体」のいずれも偏ることなくバランスの取れた人間形成を目指すため以下の教育目標を設定する。
- 校訓「誠実・堅忍不抜・忠恕温和」を体現し豊かな人間性を育む。
- 広い視野と知識を持ち社会において主体的に活躍できる女性を育成する。
- 他者を理解し、他者と協働して社会の課題解決に取り組む女性を育成する。
上記の理念に基づき、以下のように教育目標を設定した。
- 確かな学力を身につけさせ、高い語学力、数理的理解力及び情報活用能力を養成する。
- 自ら主体的に学び、問題発見と問題解決能力を養成する。
- コミュニケーション能力を育成し、他者と協力して物事を達成する態度と能力を養成する。
(2016年5月1日現在)
学校区分 |
学部 |
学科・専攻 |
設置認可年月日 |
設置年月日 |
神戸親和
女子大学 |
文学部 |
総合文化学科 |
平成14年5月29日 |
平成15年4月1日 |
発達教育学部 |
児童教育学科 |
平成16年11月17日
(届出受理) |
平成17年4月1日 |
心理学科 |
福祉臨床学科 |
ジュニアスポーツ教育学科 |
平成19年6月25日
(届出受理) |
平成20年4月1日 |
通信教育部 児童教育学科 |
平成18年1月31日 |
平成18年4月1日 |
通信教育部 福祉臨床学科 |
大学院
文学研究科 |
心理臨床学専攻 |
平成13年12月20日 |
平成14年4月1日 |
教育学専攻 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置者変更 認可年月日 |
設置年月日 |
神戸親和
女子大学附属
親和幼稚園 |
― |
― |
平成28年4月1日 |
平成28年4月1日 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和女子
高等学校 |
全日制課程 |
普通科 |
(新制)
昭和23年7月21日 |
(私立親和女学校)
明治20年10月5日 |
学校区分 |
課程名 |
学科 |
設置認可年月日 |
創設年月日 |
親和中学校 |
― |
― |
昭和22年4月1日 |
昭和22年4月1日 |
4 設置する学校・学部等の入学定員、収容定員、在籍学生・生徒数 (2016年5月1日現在) |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
収容定員 |
在籍学生数 |
文学部 |
60 |
39 |
240 |
199 |
発達教育学部 |
355 |
366 |
1,420 |
1,640 |
大学院文学研究科 |
35 |
13 |
70 |
29 |
計 |
450 |
418 |
1,730 |
1,868 |
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
55 |
1,200 |
216 |
編入学 |
600 |
118 |
1,200 |
446 |
(注)通信教育部の入学者数は、2015年10月入学生(入学15名、編入学44名)を含む
○神戸親和女子大学附属親和幼稚園
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入園者数 |
園児定員 |
在籍園児数 |
― |
― |
261 |
260 |
261 |
○親和女子高等学校・親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
生徒定員 |
在籍生徒数 |
中学校 |
240 |
177 |
960 |
537 |
高等学校 全日制課程 普通科 |
270
内、外部募集30 |
194 |
960 |
679 |
計 |
― |
371 |
1,920 |
1,216 |
5 設置する学校・学部等の2017年度入学者数・入園者数 |
○神戸親和女子大学
(単位:人)
学部等 |
入学定員 |
入学者数 |
摘要 |
文学部 |
60 |
56 |
|
発達教育学部 |
355 |
424 |
|
大学院文学研究科 |
35 |
14 |
|
計 |
450 |
494 |
|
発達教育学部
(通信教育部) |
入学 |
300 |
19* |
*4月入学1〜2期入学許可者数。
(4月入学生の募集(最終4期)は 4月30日まで行っているため、確定は5月下旬になる。) |
編入学 |
600 |
35* |
○神戸親和女子大学附属親和幼稚園
(単位:人)
課程・学科 |
総定員 |
入園者数 |
摘要 |
― |
260 |
82(268) |
2歳児3名除く、( )は在籍園児数 |
○親和女子高等学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
全日制課程 普通科 |
270 |
180 |
内、外部募集定員30名 |
○親和中学校
(単位:人)
課程・学科 |
募集定員 |
入学者数 |
摘要 |
― |
240 |
166 |
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6 役員・評議員に関すること (2017年5月1日現在) |
理 事 |
定員 |
現員 |
氏名 |
理事長 |
1名 |
1名 |
山根 耕平 |
常務理事 |
1名 |
1名 |
安藤 直哉 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
山本 裕之 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
向田 茂 |
評議員会選任 |
7名 |
7名 |
近藤 要司、m尾 哲哉、尾熊 克巳、竹内 弘明
井坂 かおる、米津 佳子、大利 慶子 |
理事会選任学識経験者 |
3名 |
3名 |
鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎 |
総 数 |
14名 |
14名 |
|
評議員 |
定員 |
現員 |
氏名 |
神戸親和女子大学長 |
1名 |
1名 |
山本 裕之 |
親和女子高等学校長 |
1名 |
1名 |
向田 茂 |
神戸親和女子大学副学長 |
1名 |
1名 |
近藤 要司 |
親和女子高等学校副校長 |
1名 |
1名 |
竹内弘明 |
親和中学校教頭 |
1名 |
1名 |
井坂 かおる |
神戸親和女子大学事務局長 |
1名 |
1名 |
尾熊 克巳 |
理事会推薦教職員で
評議員会選任 |
13名 |
11名 |
坂本 供美、m尾 哲哉、戸江 茂博
三井 知代、毛利 淳一、大村誠一郎、善住 芳枝
仁木 薫、橋本 秀則、松井 淳、中藤 広 |
設置学校卒業生で
理事会選任 |
10名 |
10名 |
米津 佳子、阿部 由佳、有本 三春、山添 恵子
日下 裕子、大利 慶子、中村佳子、福地 典子
星加 悦子、荘林 淳子 |
理事会選任学識経験者 |
10名 |
10名 |
山根 耕平、 安藤 直哉、鞍本 昌男、古家 清子、
村元 四郎、伊良子 序、岩崎 拓治、西野 正矩、
国広 輝代、村上 博子 |
総 数 |
39名 |
37名 |
|
7 教職員数等に関すること(2016年5月1日現在) |
(単位:人)
区分 |
神戸親和女子大学 |
親和女子高等学校 |
親和中学校 |
法人事務局 |
合計 |
教 員 |
本 務 |
97(17) |
36 |
31 |
- |
164 |
兼 務 |
211(1) |
19 |
9 |
- |
239 |
計 |
308(18) |
55 |
40 |
- |
403 |
職 員 |
本 務 |
68 |
10 |
9 |
5 |
92 |
兼 務 |
20 |
10 |
8 |
0 |
38 |
計 |
88 |
20 |
17 |
5 |
130 |
( )内は大学附属幼稚園教員で内数
年 月 日 |
学校法人・学校・学部・学科等の変遷 |
【1887年〜1899年】 |
1887(明治20)年 |
10月5日 |
佐々木祐誓を中心に神戸市内元町善照寺内に私立親和女学校創立 |
1892(明治25)年 |
11月2日 |
友國晴子独力にて校名だけを継承して、神戸市下山手通6丁目に民家一戸を借り、自ら校長兼教員として学校経営に尽力 |
1895(明治28)年 |
12月 |
神戸市下山手通7丁目に校舎竣工 |
1899(明治32)年 |
8月 |
親和女学校認可 |
【1900年〜1959年】 |
1908(明治41)年 |
2月26日 |
私立親和高等女学校設立認可 |
9月12日 |
学則・校章制定、校訓改定 |
1910(明治43)年 |
7月6日 |
財団法人親和高等女学校を設立 |
1917(大正6) 年 |
5月 |
親和高等女学校 校歌を制定 |
1925(大正14)年 |
10月26日 |
校祖友國晴子逝去(68歳) |
1937(昭和12)年 |
10月25日 |
親和学園創立50周年記念式典挙行 |
1947(昭和22)年 |
4月1日 |
学制改革により、新制親和中学校を併置 |
1948(昭和23)年 |
7月21日 |
親和女子高等学校設置認可 |
1951(昭和26)年 |
2月23日 |
私立学校法による組織変更が認可され、学校法人親和学園と改称 |
【1960年〜1999年】 |
1966(昭和41)年 |
4月1日 |
親和女子大学 (文学部=国文学科、英文学科)開学 |
1972(昭和47)年 |
4月1日 |
大学 文学部「児童教育学科」開設 |
1977(昭和52)年 |
4月10日 |
大学附属図書館竣工 |
1987(昭和62)年 |
10月25日 |
親和学園創立100周年記念式典挙行 |
1987(昭和62)年 |
11月22日 |
大学学生会館竣工 |
1989(平成元)年 |
3月29日 |
親和女子高等学校、親和中学校、法人本部が六甲(神戸市灘区)へ移転(神戸市中央区下山手通から) |
1994(平成 6)年 |
4月1日 |
大学名を神戸親和女子大学に改称、「教育専攻科」設置 |
1995(平成 7)年 |
1月17日 |
阪神・淡路大震災発生 中学棟被災し使用不能となる |
1997(平成 9)年 |
4月5日 |
中学棟、新運動場竣工 |
【2000年〜】 |
2000(平成12)年 |
11月27日 |
大学 厚生省「保育士を養成する学校その他の施設」の指定
(児童教育学科) |
2002(平成14)年 |
4月1日 |
大学院文学研究科(修士課程「心理臨床学専攻」「教育学専攻」)開設 |
2003(平成15)年 |
4月1日 |
大学 文学部「総合文化学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」開設 |
2004(平成16)年 |
4月1日 |
大学 教育研究センターを開設 |
2005(平成17)年 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「児童教育学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」)の開設 |
2006(平成18)年 |
4月1日 |
大学 通信教育部(発達教育学部「児童教育学科」「福祉臨床学科」)開設 |
2007(平成19)年 |
7月1日 |
大学 三宮サテライトキャンパス「センタープラザ教室」開設 |
10月20日 |
学園 親和女子高等学校・親和中学校創立120周年記念式典挙行 |
2008(平成20)年 |
3月12日 |
大学 神戸市北区と地域連携協定を締結 |
4月1日 |
大学 発達教育学部(「ジュニアスポーツ教育学科」)を開設 |
4月1日 |
大学 「子育て支援センター」新設 |
2009(平成21)年 |
7月24日 |
法人 常任理事会を設置 |
9月20日 |
大学 6号館(スポーツ教育健康センター)竣工 |
2011(平成23)年 |
9月20日 |
大学 新2号館竣工 |
2012(平成24)年 |
11月9日 |
学園 創立125周年記念講演会開催 |
2014(平成26)年 |
4月1日 |
中学 「Sコース」「総合進学コース」2コース制実施 |
2016(平成28)年 |
3月18日 |
大学 ラーニングコモンズ竣工 |
2016(平成28)年 |
4月1日 |
大学 附属親和幼稚園開設 |
2016(平成28)年 |
10月8日 |
大学 創立50周年記念式典・講演会・祝賀会挙行 |
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1)神戸親和女子大学
- カリキュラムの見直し(科目の新設、名称変更及び廃止)
- 英語の授業におけるE-learningの実施
- キャップ制実施
- GPAを利用した学生指導の実施
- 教員採用試験対策セミナーの実施
- 保育士採用試験対策セミナーの実施
- 教員免許状更新講習の実施
- 大学院における教員養成システムの実施
【大学間連携共同教育推進事業(2012年度大学改革推進等補助金採択事業)】
(1)海外の大学、他教育機関との交流
-
東北師範大学(中国)から2名、蘇州大学(中国)から1名、ソウル女子大学(韓国)から2名の計5名の交換留学生を受入れ。
2016年8月にスタヴァンゲル大学(ノルウェー)、2017年2月に大連外国語大学、吉林華僑外国語学院、華東師範大学と友好校締結に関する協定を締結。
(2)海外研修・留学
-
海外研修13種 学部生103名、大学院生3名参加
海外英語研修(9名)、特別派遣留学(4名)、海外日本語教育実習(9名)、海外教育実地研究(21名)、海外スポーツ教育・文化研修(8名)、シドニー大学海外語学研修(12名)、海外心理学研修(7名)、海外インターンシップ「ローマの学校」(2名)、海外インターンシップ「ミラノの幼稚園」(2名)、米国教育研修(9名)、海外教育実習(1名)、アジア文化研修(10名)、海外福祉研修(12名)
- 海外研修・留学助成
・海外研修助成金(3万円)を上記研修参加者に支給。「ローマの学校」、「ミラノの幼稚園」については、1万円を支給。
・神戸親和女子大学・すずらん会海外研修臨時貸与奨学金を9名に貸与。
・シドニー大学海外語学研修参加者には国際交流基金より、一人につき25万円を上限として助成。
・費用が40万円以上の研修参加者には国際交流基金より、一人につき5万円を上限として助成。
- 海外研修報告書を発行
(3)外国人留学生
-
新入学の留学生に学生生活指導実施(4月)
-
交換留学生歓迎会実施(4月・9月)
- 大学コンソーシアムひょうご神戸留学生イベント参加(3名)
(1)公開講座
-
鈴蘭台キャンパスで文化教養系を16講座、健康スポーツ系4講座、ジュニアスポーツ系3講座、親子で学ぶ環境教育「動物教室」を王子動物園で、日本気候療法士リーダー資格講習会を本学と森林植物園を会場に開催、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で文化教養系を3講座開講した。
今年度は、新たに「プレママ・プレパパ教室」を実施した。
- 心理系講座として、「心理検査のテストバッテリー講座」、「音楽療法講座(入門編)」、「音楽療法講座入門編(2)」、「アートセラピーの応用と実践」、「アートセラピーの入門」、を開講した。
- 保育専門職のための赤ちゃん学講座を、三宮サテライトキャンパス・センタープラザ教室で 開講。一般52名、学生37名、合計89名が受講した。
- 6号館スポーツ教育健康センターを利用した講座「親子ふれあい身体活動」(就園前の子どもとその保護者対象)を開講。15組の親子合計30名が受講した。
(2)地域交流
- 地域交流プログラム
・「キッズオープンキャンパス2016」は今年で10年目を迎え、従来の体験ブースを今年は30店出店し、また10周年特別イベントとして「ミニSL乗車会」も合わせて実施。1,000名を 超える入場者があり、また約300名の学生ボランティアが参加した。
・「ものづくりフェスティバル2016」を行い、参加者164名とその保護者の方々が会場に集まり、また121名のボランティア学生もサポートに入り交流を図った。
- KSスポーツクラブ
KIDSスポーツ教室では、各クラブ生が小・中学生または高校生を対象に、スポーツ指導を通じて交流を深めた。
- 神戸市北区との協力プログラム
「きたきたまつり」・「北区一斉クリーンキャンペーン」・「きてきてカーニバル」・「きたキッズ」・「すずらんサークル」・「ふれあい綱引き大会」・「北区ロードレース大会」に協力した。
- ふれあい喫茶
高齢者の閉じこもり予防として、社会福祉法人神戸市社会福祉協議会と連携して、毎月第1 水曜日に「ふれあい喫茶」を開催。ゴールデンウィーク中の5月と年明けの1月は実施できなかったが、毎回10から20名程度の高齢者の参加があった。学生もボランティアで参加し、本学ならではの内容で地域貢献に寄与している。
- 補完教育講座
ピアノの技術向上、また、教育・保育実習対策や採用試験対策として、補完講座「ピアノレッスン」を開講した。
- 大学コンソーシアムひょうご神戸主催「キッズフェスティバル2016」
大学コンソーシアムひょうご神戸の学生交流委員会ユニットリーダー校として、「キッズフェスティバル2016」をこべっこランドを会場に開催した。大学コンソーシアムひょうご神戸に加盟する大学から7大学20団体が参加、約200名の学生たちが運営し、子どもたちや保護者等700名を超える参加があった。
(3)学生ボランティア
- ボランティア登録数888名、ボランティア活動者数(延べ数)2,169名であった。
- 主なボランティア活動先
淡河八幡神社「村祭り・子どもみこしまつり」、森林植物園「とんどまつり」、六條八幡宮「福娘厄除け祭」、「中里町夏まつり」、「エンジョイ!OJK」、「神戸マラソン」、「神戸ルミナリエ」、「コーラス部、箏曲部ボランティア公演」ほか。
- 東北被災者支援ボランティア
ユネスコクラブを中心に年2回(8月と3月)に宮城県仙台を拠点にボランティア活動を続けている。今年度も大学がサポートし、学生36名と教職員が現地でのボランティア活動を行った。 熊本へもゼミとしてや大学コンソーシアムひょうご神戸・神戸市社会福祉協議会・ひょうごボランタリープラザ共催の春休みボランティアバスに本学の学生、教員が参加して活動を行った。
(4)子育て支援センター『すくすく』
- デイリープログラム
午前の部 9時45分〜12時15分 (月曜日〜木曜日)
午後の部 13時00分〜15時30分(月曜日〜金曜日)
に、年間2458名(延べ数)の親子が参加。学生ボランティアは、274名が活動を行った。
- ウィークリープログラム
10時30分〜12時(金曜日)に、年間939名(延べ数)の親子が参加。
学生ボランティアは、508名が活動を行った。
- スペシャルプログラム
「わくわくクッキング」、「わくわくパパクッキング」、「すくすくワーキング」、「すくすく絵本ライブラリー」等に、年間218名(延べ数)の親子が参加した。
- 講演会
子育て支援センター『すくすく』主催の「新沢としひこさんの保育講座」を12月4日(日)に開催した。今回は、保育関係者を中心に本学学生、そして地域の皆様の200名を超える入場者があった。
- 図書館年間開館日数は、日曜・祝日のスクーリング開館も含め294日であった。2016年度より学内にラーニングコモンズやカフェなどの学生の居場所が増加したこともあり、年間入館者数は昨年度比約26%減の65,924人となり、減少が顕著に現れた。図書館利用を促進するため、館内での各種企画展示、ホームページでの情報発信などの広報活動を、以前にも増して行った。
- 入館者数が減少する中、貸出冊数・貸出人数は昨年度よりむしろ微増の13,324冊・6,894人であった。学生の居場所が増えたことにより、図書館という空間が自習等のために利用される機会は減少したものの、図書館資料は、変わらず必要とされてきたと考えられる。
- 他館との相互利用の件数については、当館から他館への資料利用依頼件数(複写・照会・閲覧・貸借)は前年度より約6%増の185件、また他館からの受付件数は前年度比約21%増の720件であった。
- 利用者教育においては、全1年次生に対し、必修科目「基礎演習」の1コマとして図書館ツアーを行った。主に3、4年次生を対象とした「文献情報検索講座」については、受講者は合計151名となり、委託初年度のため講座の開催についてあまり広報できなかった影響もあって、前年度比約21%減となった。
- 情報処理教育センターの利用学生数は、平均479.5人/日、最多数728人/日(延べ数ではなく、利用学生数。同じ学生が1日に何度利用しても1人とする。)
-
講座
利用講習会:大学院生対象1回、編入生対象1回、留学生対象2回、新任教員1回、新任職員1回
-
資格対策講座
MOS「Word」1講座と「Excel」2講座を実施。
検定試験合格者:「Word」28名(合格率100%)
「Excel」64名(合格率95.5%)
ITパスポート1講座を実施。検定試験合格者:2名(合格率15.4%)。
-
ICT活用を継続・推進するための情報環境整備
・パソコン教室等(4教室、マルチメディア室、院生研究室)の更改(10月)
・教材作成環境の更新(資料、画像、ビデオ取込みと編集)(10月)
・2015年度末に学生メールとして導入したOffice365を、教育環境として整備する。
2016年度は、一部授業および、FDで利用。
- より安全・快適な学内ネットワークの構築と運営
・公開サーバ(ホームページ、学生ポータル、学園内グループウェアなど)の冗長化(9月)
・セキュリティ機器の更新(次世代型FW)(9月)
- LMS運用支援
・学内LMSの運用
・教務担当主導の外部LMS、カランメソッド等の運用支援
2015年度より、従来設置されていた「教育研究センター」の諸研究所を統合するとともに、これにグローバルな視点から教育や文化の諸分野における研究や交流を推進していくための発展的な機能をもたせて、「国際教育研究センター」として新たにスタートした。このセンターでは、海外の優れた教育実践や研究から学ぶとともに、海外の大学・学校園の教員及び研究者と協力して、新たな提案を世界に発信していく。また、今年度も国際教育研究センター紀要を発行した。
- 6月25日(土)
児童教育学科との共催で国際教育フォーラムを開催した。テーマは「創造性を育む幼児教育を考える」。汐見稔幸氏他、外国人研究者を講師として迎え、多数が参加した。
- 9月24日(土)
福祉臨床学科との共催で講演会を開催した。テーマは「福祉を教育・保育の現場から考える!」。講師は森田雄三氏ほか。
- 11月26日(土)
総合文化学科との共催でシンポジウムを開催した。テーマは「韓国女性の歴史的変化-韓流の原点としての茨木のり子」。講師はソウル女子大学教授(本学客員教授)の成恵卿氏。
- 12月11日(日)
心理学科との共催でシンポジウムを開催した。テーマは「震災と子どもたちのこころ」。講師は、本間博彰氏。
- 12月17日(土)
ジュニアスポーツ教育学科との共催でシンポジウムを開催した。テーマは「女性スポーツ リーダー・指導者の役割と課題」。講師は、本学客員教授の大林素子氏とヴィクトリーナ姫路監督の竹下佳江氏。
- 「神戸親和女子大学 研究論叢 第50号」
-
「神戸親和女子大学大学院研究紀要 第13号」
-
「児童教育学研究 第36号」
- 「言語文化研究 第11号」
- 「福祉臨床学科紀要 第14号」
- 「ジュニアスポーツ教育学科紀要 第4号」
- 「心理相談研究紀要 第14号」
- 「国際教育研究センター紀要 第3号」
(1)2017年度の入試結果
2016年度の定員割れの結果を受け2017年度入試では、学長のもと学生募集プロジェクトを立ち上げ学生募集を強化した。具体的には兵庫県立高等学校を中心に協定校を増やし高等学校との関係を強化、一般前期入試において3教科型の入学試験を新設、検定料割引制度の充実などである。これらの結果、2017(平成29)年度の学部入試における志願者数は、延べ志願者で2,089名となり、昨年度から421名増加し、前年比125.2%となった。入学者数は480名で昨年度から75名増加し、前年比118.5%にとなった。大学全体の定員に対しての充足率は115.7%であった。
学科別にみると、総合文化学科の入学者が定員60名に対し56(+17)名、児童教育学科の入学者が定員195名に対して267(+34)名、心理学科の入学者が定員60名に対して46(+3)名、福祉臨床学科の入学者が定員40名に対して28(+2)名、ジュニアスポーツ教育学科の入学者は定員60名に対して83(+19)名と、全て学科で昨年の入学者数を上回る結果ではあったが、3学科で定員を下回る結果となっている。
入試区分ごとにみるとAO方式、推薦入試の入学者が39名増加し、一般・センター利用入試で37名増加した。この結果からも協定校の増加や一般前期入試で3教科型の新設の効果があったと推察できる。推薦入学者の比率は64.6%となり2.3ポイント減少する結果となった。
志願者では、AO・推薦入試において志願者が前年比100.3%と微増したのに対し、一般入試、センター利用入試においては志願者が大幅に増加し、前年比139.2%という結果であった。
大学院入試では、心理臨床学専攻が、志願者20名・入学者5名、教育学専攻が、志願者11名・入学者9名という結果であった。
編入学による入学者は、ジュニアスポーツ教育学科5名であった。
(2) オープンキャンパス
受験生に実際の大学の雰囲気を肌で感じてもらう機会としてオープンキャンパスを実施している。オープンキャンパスでは、ミニ講義や在学生との相談ブースもあり入学前に本学のことをよく知ってもらう機会として重要な役割を果たしている。
4月に1回、6月に1回、7月に1回、8月に2回、9月に1回、11月に1回、12月に1回、年間8回実施した。10月に実施した大学授業公開DAY、事前登録した希望者に限り実際の講義を在学生と一緒に受講するといった取組みも初めて行った。生徒の来場者数は、1,440(-211)名で、保護者の789(-114)名をあわせると2,229(2,554)名で前年度から325名減少した。
- 教職課程・実習支援センターでは、教職をめざす学生への実習指導や、キャリアセンターと協力し教員採用対策セミナーや講座を行い、教職への就職を支援している。公立教員採用試験合格者数は小学校59名、中学校(国語)2名、中学校(英語)1名、高等学校(保健体育)1名、特別支援学校教員5名であった。公立幼稚園教員・保育教諭・保育士採用試験合格者数は26名であり、私立を含む幼稚園・保育園・認定こども園・児童福祉施設を希望する学生は144名で100%就職先が決定した。
- キャリアセンターでは、ガイダンスや多くの行事・講座において学生の就職活動をサポートしているが、個人面談等、きめ細かいサポートに特に力を注いでいる。
- 厚生労働省と文部科学省の共同調査(2017年2月1日現在)による2016年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」では、私立大学女子学生における就職内定率は93.6%であり前年度同期より5.5ポイント上昇している。本学の2016年度の全体の就職率は99.1%となっている(2017年5月1日現在)。
(1)本学独自の奨学金制度を設けており、2016年度の実績は下表のとおりである。
(金額単位:千円)
奨学金制度の種類等 |
対象人数 |
給付・貸与金額 |
一般学生を対象 |
授業料免除 |
7 |
4,250 |
貸与奨学金・臨時貸与奨学金
福祉特別貸与奨学金 |
15 |
(注1) 7,750 |
植田奨学金 |
0 |
0 |
学習奨励・スポーツ奨励 |
35 |
20,610 |
奨励奨学金、学長賞 |
22 |
2,150 |
姉妹免除、沖縄奨学金 |
12 |
1,120 |
小計 |
91 |
35,880 |
留学生を対象 |
所定の学習要件を充足した留学生に対する
授業料減免
給付奨学金 |
15 |
2,475 |
11 |
3,360 |
住宅補助金 |
2 |
440 |
小計 |
28 |
6,275 |
合計 |
119 |
42,155 |
(注1)2017年3月31日現在の貸与残高は42,927千円
(2)日本学生支援機構の奨学金については、無利子334名、有利子591名(延べ人数)が受給した。
(3)上記(1)、(2)と合わせて1,135人(延べ人数)、学生の61.7%が奨学金を活用した。
(1)定期健康診断
- 受診者数 学生 1,805名 教職員 168名
- 受 診 率 学生 98.6% 教職員 93.9%
(2)学生相談
- 精神科校医、カウンセラー4名が心理相談に対応
- 学生相談室のピーアールを目的に、年2回(5月・12月)イベントの実施
- 学生相談室便りの発行
- 教職員向け講演会の実施
(3)保健室における応急対応
(4)教職員対象にインフルエンザ予防接種の集団接種実施
- 文化・学術・体育・ボランティア活動や大学祭など、多岐にわたる学生の自主的活動については、学生生活における自立性・社会性の育成、学生相互の啓発等、人格形成上の教育効果を期待し、振興している。
- 音楽ゼミで活動しているオペレッタボランティア公演グループは、保育園・幼稚園・小学校等を中心に出張公演を行い高い評価を得ている。
- 課外活動団体競技では、
・ソフトボール部、バレーボール部が、全日本大学選手権大会、西日本大学選手権大会に出場し、バレーボール部は両大会においてベスト8の成績を収めた。また、2017年3月末には初めて海外遠征を行い、PSLスーパーリーガinvitational 2017(フィリピン)で見事優勝を収めた。
・サッカー部、バスケットボール部は関西学生リーグ戦2部において優勝し、サッカー部は1部昇格を成し遂げた。
・テニス部は関西学生チャレンジテニストーナメントにおいて大谷茉莉子(ジュニアスポーツ教育学科3年次生)が準優勝、神戸オープンテニス2016ダブルスで丹野里佳子、下寶由依(ジュニアスポーツ教育学科3年次生、1年次生)が準優勝を収めた。ソフトテニス部では関西学生ソフトテニスシングルス選手権大会で山野美沙季(ジュニアスポーツ教育学科4年次生)が準優勝を収めた。
・剣道部が2016年度より強化クラブとなった。
(1)入学者数及び科目等履修生在籍者数
- 2016年度入学者数
|
4月入学 |
10月入学 |
児童教育学科 |
67 |
20 |
福祉臨床学科 |
39 |
17 |
計 |
106 |
37 |
- 科目等履修生在籍者数 583人
(協定26大学205名、本学通学部159名、一般4月入学137
名、一般10月入学82名)
(2)スクーリングの開講
- 期間 2016年4月〜2017年2月
- 開講日数 104日
- 開講科目数 延べ131科目
- 受講者数 延べ2,812名
(3)科目修了試験の実施
- 期間 2016年4月〜2017年2月
- 実施回数12回
- 受験者数 延べ7,089名
2014年度、大学基準協会による認証評価で、大学基準に適合しているとの認定を受けた(認定期間は、2021年度まで)。2016年度は、評価結果を受け、各評価項目について、計画に則り第3期認証評価に向けての点検評価を進めた。
また、学生による教員の授業評価アンケートを実施し、その結果を各教員にフィードバックした。各教員には、その結果をもとに、授業改善計画及び研究改善計画の提出を義務付け、PDCAサイクルによる自己評価・点検を実践し、その達成度等の情報の可視化を通して、自律的な改革サイクル(内部質保証)の充実に努めた。
さらに、2015年4月に学長のもとに設置したIR推進室では、アンケートによる学生意識調査(満足度調査、入学生実態調査、学生生活・学修行動調査等)に関する調査の実施と分析を行った。今後は、教職員への情報提供はもとより、大学のデータを累積することでデータベース化に努め、経年比較や大学IRコンソーシアムとも連携し他学との状況比較等、多角的な分析に努めている。
大学創立50周年記念事業の一環として、慈愛学園が運営していた「三田慈愛幼稚園」を、設置者変更により、「神戸親和女子大学附属親和幼稚園」として、2016年4月に開設した。
学園の理念を継承した幼児教育を展開するとともに、大学と幼稚園が連携し、三田市における幼児教育研究推進の拠点となるべく、地域に根差した幼児教育に取り組んでいる。
なお、開設記念行事として、名誉園長であるエリザベス・モーレイ(大学客員研究員)氏より開設記念講演会を実施するとともに記念式典を開催した。
|
2)親和女子高等学校・親和中学校
(1)学力の充実強化
-
中学校で英語・数学の習熟度別授業実施を継続している。
- 高校2年で文I文II理I理II、高校3年で文I文II文III理I理IIコース制を継続した。
- 生徒の進路希望に合わせて、学力向上を目指して講習を実施した。長期休業中の講習期間は午前中を講習時間、午後を部活動とし、全員が講習を受講できるようにした。
- 基礎学力強化のための指名補習を実施した。(主に定期考査後の放課後)
- 外部の各種模擬試験を実施した。(放課後と土曜日にかけて実施。高3:マーク模試・記述模試・センタープレテスト等、中1〜高2:実力考査)
(2)国際理解教育の充実
- オックスフォード大学英語文化研修 8月4日〜17日 ・高校2年生 49名参加
- メルボルン短期交換ホームステイ
派遣: 7月29日〜8月19日 ・高校1年生 10名参加
オーストラリアの家庭生活を送り、Mac.Rob.校に通学。
受け容れ: (短期)11月23日〜12月12日 4名
(長期)11月23日〜1月21日 5名
本校から留学した生徒の家庭がMac.Rob.生を受け入れ、留学生が本校に通学。
- Yale大学アカペラコンサート及び交流会
受け容れ:6月6日 14名
(3)研修旅行の実施
- 高2研修旅行 沖縄方面 4泊5日 台風により時期を変更 2月7日〜11日
- 中3宿泊旅行 九州方面 3泊4日 10月4日〜7日
- 中1オリエンテーション合宿 1泊2日 5月20日〜21日
- 高1スキー訓練 信州志賀高原 一ノ瀬スキー場 3泊4日 3月12日〜15日
(4)クラブ活動(文化クラブ 体育クラブ)
全校生の約55%が文化クラブ、約25%が体育クラブに所属し、中学生と高校生が一緒になって、クラブ活動に取り組んだ。以下は主な活動成果である。
器楽部 |
ノイブランデンブルグ国際ユースオーケストラの集い招待参加
第15回定期演奏会(自主開催)
*中高生オーケストラとしては県で唯一、関西屈指の規模と内容 |
ギター部 |
全国高等学校ギターマンドリン音楽コンクール努力賞
兵庫県高等学校総合文化祭器楽・管弦楽部門朝日新聞社賞 |
コーラス部 |
第83回NHK全国学校音楽コンクール兵庫県大会銅賞
兵庫県合唱コンクール銅賞
第83回NHK全国学校音楽コンクール高校の部兵庫県大会銅賞
兵庫県高等学校合唱コンクール金賞
関西高等学校合唱コンクール銀賞
兵庫県高等学校総合文化祭出場
兵庫ヴォーカルアンサンブルコンテスト高校の部2015金賞 |
書道部 |
第39回県総合文化祭書道展近畿総合文化祭推薦賞
第49回私学の書展 兵庫県知事賞、特選
芦屋市書道展 協会特別賞、奨励賞
伊丹市展 奨励賞
第51回高野山競書大会 特選、推薦賞
第32回みなぎの書道展 兵庫県教育長賞
第17回宇野雪村賞 全国書道展 奎星賞
第35回国際高校生選抜書展団体賞 近畿地区優秀校賞、入選 |
水泳部 |
神戸市春季水泳競技大会 100mバタフライ2位
兵庫県高校ジュニア選手権水泳競技 400mリレーB決勝 4位
神戸市競技力向上水泳競技記録会女子1部高校7位
神戸市高等学校水泳競技会 女子総合9位
神戸市中学水泳競技大会中3総合3位、400mリレー1位 |
テニス部 |
神戸市高等学校総合体育大会 団体2位
兵庫県私学大会 団体3位
神戸市高等学校総合体育大会 ソフトテニス大会 個人5位
全国高校総合体育大会出場 2回戦敗退
日本ジュニア強化選手としてプラハ遠征 その他海外遠征多数 |
卓球部 |
灘区カデット シングルス準優勝 |
バドミントン部 |
神戸市新人高校バドミントン大会 団体3位、シングルベスト8
県高校バドミントン大会団体ベスト8 |
バレーボール部 |
神戸市私立中学校大会3位
神戸市私立高校大会3位
近畿私立高校大会選出場 |
ハンドボール部 |
県民大会ベスト8
神戸市高校秋季リーグ戦2部1位
近畿私学大会出場 |
陸上競技部 |
神戸市中学校陸上競技新人大会走り高跳び3位 |
(5)ボランティア
高校中学で希望者が登録 青少年赤十字加盟
-
献血ピーアール 5月3日文化祭で献血アピールの教室設置
- 青少年赤十字加盟式参加午後研修会
- 文化祭での募金活動 5月3日 熊本救援募金、スマイルプリーズへの募金
- 神戸市ワークキャンプ参加 7月〜8月
- 青少年赤十字夏季トレーニングセンター参加 (生徒会役員)
- 青少年赤十字2学期生徒例会
- NHK海外助け合い街頭募金
- 中学2年生保育所体験学習 中学2年生全員
- アイマスク、ブラインドウォーク体験 中学3年生全員
- 保育体験 3月 高校生の希望者参加
- 青少年赤十字3学期生徒例会参加 兵庫安全の日参加
- 中学3年生介護講座 3月 中学3年生全員 クラスごと受講
(6)公開学校行事の実施
- 文化祭(5月3日) 4,416名
- 体育祭(9月29日) 919名
- 音楽会(11月12日) 約1,000名
(7)その他
-
英語検定 6月10、11日 高中約450名受験
準1級で最もスコアが高い生徒に贈られるブリティッシュカウンシル駐日代表賞を受賞
英語キャンプ 12月15〜17日 中3 51名
レシテーションコンテスト 2月17日 中1〜中3 32名
-
演劇鑑賞 (高1生) 宝塚歌劇 10月27日
- 文楽鑑賞 (高2生) 6月10日
- 演劇鑑賞(中学生) 6月17日
(1)2016年度大学合格実績(含既卒者)
|
大 学 名 |
合格者数 |
|
|
大 学 名 |
合格者数 |
国立大学 |
三重大学 |
1 |
私立大学 |
神戸親和女子大学 |
31 |
京都大学 |
1 |
同志社大学 |
36 |
京都工芸繊維大学 |
3 |
立命館大学 |
46 |
大阪大学 |
5 |
関西大学 |
41 |
大阪教育大学 |
2 |
関西学院大学 |
73 |
神戸大学 |
3 |
国際基督教大学 |
1 |
兵庫教育大学 |
1 |
早稲田大学 |
1 |
奈良教育大学 |
1 |
立教大学 |
3 |
奈良女子大学 |
1 |
明治大学 |
1 |
鳥取大学 |
4 |
大阪医大 |
2 |
徳島大学 |
2 |
大阪薬科大学 |
2 |
長崎大学 |
1 |
京都薬科大学 |
4 |
宮崎大学 |
1 |
神戸薬科大学 |
9 |
鹿児島大学 |
1 |
京都産業大学 |
2 |
国立大学計 |
27 |
近畿大学 |
54 |
公立大学 |
京都市立芸術大学 |
3 |
甲南大学 |
44 |
京都府立大学 |
2 |
龍谷大学 |
6 |
京都府立医科大学 |
1 |
同志社女子大学 |
18 |
大阪市立大学 |
2 |
神戸女学院大学 |
49 |
大阪府立大学 |
1 |
甲南女子大学 |
18 |
神戸市看護大学 |
1 |
武庫川女子大学 |
26 |
兵庫県立大学 |
7 |
兵庫医科大学 |
3 |
公立大学計 |
17 |
その他 |
172 |
国公立大学合計 |
44 |
私立大学等合計 |
642 |
(2)進路説明会等
-
高3進路説明会 4月14日
- 高2進路説明会 5月31日
- 社会人講演会
7月15日(金) JAXA 廣瀬 史子氏
1月24日(火)新潮社編集長 中瀬 ゆかり氏
- キャンパスツアー(高校1年、2年)大阪大学 7月19日
- 大学説明会 国公立:神戸、岡山、奈良女子、大阪市立、大阪府立、兵庫県立
私立:神戸親和、同志社、立命館、関西、関西学院、同志社女子、京都女子、 武庫川女子、国際基督教、上智、青山学院、明治、立教
- 進路通信「くすのき2016」通年複数回発行
- 外部講師による進路講演会 駿台、教育コンサルタントによる講演会
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生徒健康診断 4月〜6月 全校生徒対象 身体測定、聴力、X線、検尿、心電図、内科、眼科、耳鼻科
- 保健調査を実施し、各学年一覧表 4月 全校生徒対象 健康管理、緊急時対応
- 性に関する講演会 7月、1月、2月 中学生対象
- 職員研修(ハラスメント防止)3月
- 宿泊旅行前健康調査 各学年旅行前 全校生徒対象
- 相談活動 ゆうルームで、カウンセラー3名、相談員2名(神戸親和女子大学大学院卒業生) が交替で常駐し、生徒・保護者との相談活動を行った。
- 図書購入
資料図書は1,329冊、軽図書(文庫など)497冊、雑誌780冊、AV資料13点
以上は、教科配分予算購入分を除き、図書・研究部選書会議を経て購入
- 親和図書館報 年2回発行(印刷会社製本の小冊子)
- 新着図書案内(3回)、生徒向け図書館通信(3回)発行 B用紙印刷
- 図書館での授業
・オリエンテーション 中1:1×3クラス 図書館主催
・LHR・特別活動 なし
・授業 中3 :(総合・S) 1h×5クラス 国語
中2、3:(総合・S) ネイティブによる少人数クラス 英語
- 図書館内展示活動 定期展示8回のほか、授業や旅行行事に即した展示を12回程度
- 文化祭とオープンスクールで、一般来訪者に施設案内(図書館主催)
2016兵庫学校図書館スタンプラリーに参加し、図書館見学の機会を設けた。
- 各種図書委員会活動
- 読書感想文コンクール
・校内読書感想文コンクールは国語科主体
・兵庫県私学SLA読書感想文コンクールは図書館主体
兵庫県私学SLA読書感想文コンクールで、入選4名、佳作2名。県大会出品なし
・兵庫県私学SLA読書感想文コンクールの当番校として、応募・採点・評価・表彰式等の世話を行った。
- 書架購入
書庫内および生徒研究室内にスチール製の書架を購入。
- 書籍の分類・配架の見直しと整理・再配置を進めた。(整理は次年度も継続)
- 中学入試説明会を実施した。
本校主催 塾対象 校外 1回 参加塾数 のべ61組(73名)塾
保護者対象 校内 3回 参加者数 計1,050名
保護者対象 校外 3回 参加者数 計38名
- 高校入試説明会を実施した。
本校主催 塾対象 校外 2回 参加塾数 のべ78組(94名)塾
保護者対象 校内 2回 参加者数 計40名
- 学校見学会を実施した。(中高共通)
本校主催 保護者対象 校内 1回 参加者数 計69名(61組)
- サマーオープンスクール2016を7月31日に開催した。 参加組数 231組(524名)
- プレテストを11月3日に実施した。 参加者数851名
- 中学入試
募 集 Sコース約60名 総合進学コース
約180名
志願者 前期I Sコース 81名 総合進学コース
61名 計142名
前期II Sコース 167名
総合進学コース 60名 計227名
後期I Sコース 131名
総合進学コース 110名 計241名
後期U
Sコース 160名 総合進学コース 56名 計216名
入学者 Sコース 66名 総合進学コース 100名 計166名
- 高校入試
募 集 特別進学コース30名
志願者 1次 専願9名 併願18名 計27名
1.5次 専願1名 併願 3名 計4名
2次 専願1名 併願募集なし 計1名
入学者 特別進学コース12名
- 汲温会主催の茶道・華道教室を実施(毎週水曜日 汲温会館茶室)
- 汲温会総会を実施(5月29日)
- 汲温会会員の指導による茶道教室を実施
中学1年生対象 1学期3回、2学期4回、3学期2回
中学2年生対象 2学期2回、3学期2回
中学3年生対象 3学期2回
- メルボルン交換留学生対象の茶道教室を開催。
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3)施設等の状況
(1)主な施設の取得関係
【神戸親和女子大学】
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小児保健実習室改修及びAV設備工事 (金額:30,110千円)
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事務室合理化に伴う改修工事 (金額:34,449千円)
- 学生寮内装改修及び空調更新工事 (金額: 6,782千円)
- 学生会館食堂厨房機器更新工事 (金額: 7,020千円)
- 大学周辺フェンス改修工事 (金額: 5,929千円)
- 5号館及び体育館トイレ改修工事 (金額: 2,673千円)
- 大教室マルチメディア整備工事 (金額:13,342千円)
- 附属親和幼稚園園庭遊具の取替工事 (金額: 5,548千円)
【親和女子高等学校・親和中学校】
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外壁改修2期工事(高校棟) (金額:29,592千円)
- 中学棟教室等無線LAN及び電子黒板設置工事 (金額:25,186千円)
- 高校棟1階下足ロッカー更新 (金額: 8,342千円)
- 5階書道教室系統空調機更新工事 (金額: 6,480千円)
- 小体育館及び図書室LED化改修工事 (金額: 6,221千円)
(2)主な施設の処分関係
【神戸親和女子大学】
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小児保健実習室改修工事に伴う除却処分
・資産番号19722006-000の内一部の除却 取得額:1,472千円
・資産番号20022002-000の内一部の除却 取得額:1,976千円
- 事務室合理化改修工事に伴う除却処分
・資産番号16622001-000の内一部の除却 取得額: 28千円
・資産番号18722001-000の内一部の除却 取得額: 507千円
・資産番号20222001-000の内一部の除却 取得額:1,259千円
・資産番号16622002-000の内内装関係(一部)の除却 取得額: 572千円
- 学生寮内装改修及び空調更新工事に伴う除却処分
・資産番号18522001-000の内一部の除却 取得額:1,327千円
- 学生会館食堂厨房機器更新工事に伴う除却処分
・資産番号18722001-000の内一部の除却 取得額:2,216千円
- 大学周辺フェンス改修工事に伴う除却処分
・資産番号16623002-000の内一部の除却 取得額:2,182千円
- 5号館及び体育館トイレ改修工事に伴う除却処分
・資産番号19930999-000の内一部の除却 取得額: 45千円
・資産番号20122005-000の内一部の除却 取得額: 184千円
【親和女子高等学校・親和中学校】
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書道教室空調設備更新に伴う除却処分
・資産番号 18832004-000の内空気調和設備(一部)の除却 取得額:4,322千円
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4)対処すべき課題
【学園(法人)】
- 財政の健全化と組織・人事・給与制度の改革
本学園が教育研究機関として社会の負託に応え発展していくためには、財政基盤の強化を図るとともに組織を強化していくことが求められている。極めて厳しい経営環境に直面しているなかで、解決すべき課題として、今後も継続的に(1)財政の健全化、(2)組織の活性化、(3)人事・研修の改革に取組む。
- 学園全体・各設置学校の諸課題の解決と戦略的アプローチ
これらの課題については、各設置学校別の経営会議及び学園経営会議において常に全体的・長期的観点のもとに協議を重ね解決をめざすが、とくに、「差別化戦略」、「コスト戦略」、そして「集中戦略」に基づいて事業の精選・実施に努め、さらなる経営的安定を図る。
- さらなる生徒・学生にとって安全・安心な学習環境の整備に努める。
- 学園創立130周年記念事業の実施
2017年に、学園が創立130周年を迎えた。法人・中高・大学が連携して種々の各種の記念事業を実施する。とくに記念音楽会では中高生・教職員・同窓生・学校関係者、一般人等々、多くの方々が参加される。万全を期して実施する。
各設置学校の個別の課題は以下の通りです。
【神戸親和女子大学】
- 入試関係
- 2017年度入試を踏まえ、学長のもとでの「学生募集プロジェクト」は継続し、昨年同様全学体制で学生募集に取り組む。特に、総合文化学科、心理学科、福祉臨床学科の3学科の募集について、さらなる学生募集の強化策を検討する。
- 中長期的な対応として、アドミッションポリシーを再構築するとともに、高等教育の入試動向を視野に、新たな入試制度の構築を検討する。
- 就職関係
- 学生個々人の希望する就職支援のために、キャリア教育及びキャリア形成支援の体系的取り組みを検証する。
- 学生へのさらなる就職意識・志向を向上させるために、関連講座の充実、就職ガイダンスの内容精査、きめ細かい個人面談の徹底を図る。
- 指導教員(ゼミ)との連携を図り、学生の就職活動状況の把握に努め、その状況(活動停滞等)に応じた適切な就職指導を行うために、システムの活用を促進する。
- 教職関係においては、キャリアセンターが採用動向に係る情報収集に努め、教職課程・実習支援センターと密に連携し、委託講座等も活用するなど、学生をトータルで支援し、合格率アップを目指す。
- 施設関係
- 学内の環境面や安全面の保全を総合的に判断し改善に努め、教育研究ニーズの緊急性や中長期性の課題に取り組み施設計画を策定する必要がある。また、長期的には老朽化した施設・設備の建て替えや更新を将来計画に含める必要がある。
- 学習環境の向上を図るため、講義室のマルチメディア整備や机・椅子、照明設備等の更新を行う必要がある。
- 海外留学・研修関係
- 地政学的なリスクに備え、迅速な対応を旨とした危機管理体制の検証、再構築を行う。
- 多くの学生が海外研修へ参加できるよう、経済的なバックアップを行う。
- 学事日程の関係から、特定の研修に参加できない学生がおり、今後その解消が必要である。
- 教員の研究関係
- 改組および教職免許課程認定・再課程認定申請へ対応し、研究の奨励と支援を行う。
- 教員の科研費申請を促進する。
- 創立50周年記念事業の募金活動を引き続き行う。
- 第2次10年構想5か年計画の十全な履行
第2次10年構想5か年計画の十全な履行とともに、その過程と結果の検証及び評価を行う。
- 平成31年度開設をめざして、新学部・新学科の設置申請業務に準備室を設けて取組む。
【親和女子高等学校・親和中学校】
- 志願者と入学者の確保
- 中学入試については、前期T・後期T・後期Uに加え、2016年度から前期U(適性検査型)入試を実施した。志願者の増加には功を奏した形となったが、本校を第1希望とする前期T入試の受験者減少が響き、入学者の減少につながった。前期Tの志願者増加と、前期Uの歩留まりを高める、対応策を講じる。
- 高校入試については、再開3年目の今年も、30名募集のところ12名の入学(昨年は8名入学)であった。併願者を囲い込むための対応策を検討する必要がある。
- 1と2の両方に関係することであるが、教学と広報の両面から根本的な対応策が求められている。他校との差異化、優位性をうち出すこと、入試制度についても、英語入試の導入等、積極的な展開を考える必要がある。
- 学力の向上策の強化
- 補習・講習を学校全体の組織的取り組みとして捉え、より効果的に実施する。
- 難関大学合格者実績を高めるために、生徒の進学意識を高める外部講師による説明会、難関大学見学会の実施や教師の進学指導意識と進学指導技術の向上のため難関大学の入試問題分析を進路指導部と各教科が連携して行う。
- 教師の授業力を高めるために、受益者である生徒による授業評価と評価の高い教師の授業公開を行い、全教員の授業改善計画に生かす。同時に今後の教育の方向性を見据え、アクティブラーニング研究委員会を設置し、授業の活性化に取り組む。
- 教員のICT機器活用能力を高め、日常の授業をより魅力あるものにし、生徒の学習意欲を高める。
- グローバル教育の推進
- 生徒の海外留学・研修を推進し、グローバル人材の育成に努める。
- そのために、生徒の海外留学・研修の助成制度の充実を図る。
- 総合的・多様な人間教育の推進
- 親和教育の基本理念を確認し、総合的で多様な人間教育を推進する。
- 生徒の個性や多様な教育ニーズに応える教育を研究し推進する。
- 施設整備
- 校内の安全面や環境面の教育環境整備に努め、中長期の施設設備計画に基づきながら、ICT活用など緊急的な教育課題に対応した環境整備にも柔軟に対応していく。
- 老朽化した施設・設備の改修や更新を長期計画に組み入れる。
- 創立130周年事業について、学園と連携して記念事業の準備・実施を行う。
- 今後の方向
- 学園創立130周年を契機として、地域や社会の信頼と期待に応え続け、継続して発展するためには、建学の理念・目的を再確認するとともに、社会の発展動向を視野に不断に進化し続けなければならない。
- そのためには以下の取り組みを進める必要がある。
・教育内容・方法の絶えざる改善
・生徒の多様な教育ニーズに応える多様な教育の展開
・生徒の全人的な成長を促す人間教育の展開
・教員一人ひとりの自身のミッションの自覚と日々の教育活動の推進
- 第2次10年構想5か年計画の再検討
- 経営会議及び常任理事会を中心に財政上の課題を再検討し、中長期計画を修正する。
- 人件費比率の健全化に取り組む。
- 適正な生徒の確保の方策を検討する。
- 7の今後の方向を踏まえ、教学の抜本的改革に取組む。
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3)その他
借入先 |
借入金残高(円) |
利率(%) |
返済期限 |
資金使途 |
【長期借入金】 |
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日本私立学校振興・共済事業団 |
143,250,000 |
3.0 |
2020年9月 |
校地校舎改修等 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
90,000,000 |
3.0 |
2021年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
156,420,000 |
1.9 |
2029年3月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
43,940,000 |
1.9 |
2030年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
161,000,000 |
1.6 |
2031年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
165,280,000 |
0.5 |
2033年9月 |
校舎耐震補強 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
86,100,000 |
0.4 |
2035年9月 |
校舎建築 |
日本私立学校振興・共済事業団 |
35,900,000 |
0.7 |
2035年9月 |
校舎建築 |
【短期借入金】 |
109,680,000 |
(返済期限が1年以内の長期借入金) |
合 計 |
991,570,000 |
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寄付金の種類 |
寄付者 |
金額(円) |
適用 |
特別寄付金 |
教職員、卒業生、父母等 |
29,985,000 |
(大学)50周年募金 |
特別寄付金 |
育友会、業者等 |
677,881 |
(高中)中高緑化、図書 |
現物寄付金 |
学校法人慈愛学園 |
347,593,975 |
(大学)幼稚園 |
現物寄付金 |
卒業生、父母の会、教員等 |
3,622,230 |
(大学)AED、パソコン、図書、草花類等 |
現物寄付金 |
卒業生、教員等 |
875,494 |
(高中)中庭時計、図書等 |
(単位:千円)
補助金の種類 |
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大学 |
高等学校 |
中学校 |
合計 |
国庫補助 |
私立大学経常費補助金 |
229,761 |
0 |
0 |
229,761 |
施設整備費補助金
(私立大学教育研究装置施設整備費) |
11,988 |
0 |
0 |
11,988 |
教育研究活性化設備整備費補助金
(タイプT:教育の質的転換) |
3,355 |
0 |
0 |
3,355 |
兵庫教育大学とのGP |
200 |
0 |
0 |
200 |
私立学校施設高度化推進事業費補助金 |
686 |
0 |
0 |
686 |
私立高等学校等IT教育推進補助金 |
0 |
4,530 |
4,529 |
9,059 |
計 |
245,990 |
4,530 |
4,529 |
255,049 |
地方公共団体補助 |
神戸市地域子育て支援拠点事業
「ひろば型」事業費補助金 |
4,952 |
0 |
0 |
4,952 |
結核予防費補助金 |
141 |
195 |
0 |
336 |
神戸市私学振興助成金 |
0 |
2,834 |
0 |
2,834 |
私立学校経常費補助金 |
0 |
228,806 |
161,226 |
390,032 |
私立学校経常費特別補助金 |
0 |
1,200 |
1,200 |
2,400 |
計 |
5,093 |
233,035 |
162,426 |
400,554 |
その他 |
兵庫県私学連合会人権教育推進費分配金 |
0 |
30 |
30 |
60 |
私学振興協会入学資金貸付金利子補給 |
0 |
1 |
0 |
1 |
神戸市こども家庭センター発達検査業務 |
3,017 |
0 |
0 |
3,017 |
神戸市北区被保護母子世帯
個別カウンセリング業務 |
12 |
0 |
0 |
12 |
兵庫県内大学就活支援事業 |
400 |
0 |
0 |
400 |
計 |
3,429 |
31 |
30 |
3,490 |
合 計 |
254,512 |
237,596 |
166,985 |
659,093 |
属性 |
役員名 |
取引の内容 |
理事 |
山根耕平 |
借入金および車両リースの連帯保証 |
(注) |
当法人の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金991,570,000円および未経過リース料1,022,910円に対して、当法人理事長山根耕平が連帯保証人になっている。なお、保証料の支払は行っていない。 |
5 学園創立120周年 校祖友國晴子先生記念奨学金 |
2016年3月31日現在での給付累計額は6,000千円で給付枠残高は44,000千円です。 |
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